嫉妬と愛と恋心と

『一筋の涙』

岩及(及川視点) ※松川さん登場！ ※泣表現(有)

『嫌われた』

その一言だけで

心に大きな傷を与える

何分経っただろう...

俺は、泣き疲れるまで、

必死に泣いた

顔面が、涙で荒れ果てた事も気にせず

そのまま寝てしまった

ｻﾞｧｧｧ...ｻﾞｧｧ

雨の音が聞こえる

目が覚めると、俺は保健室に居た

耳元で聞き慣れた声がした

優しい低音声

それが、とても心地良かった

...聞こえた方向に目を向けると

松川が居た

松川が身を縮めたと思ったら

優しく抱きついてきた...

松川の暖かい温もり

松川の鼓動

それが瞬間に伝わってきて、

思わず顔を赤くした

『安心して』

その言葉で

俺は、目を見開いた

松川の優しさ全てが詰まった言葉

その言葉を聞いて

いつしか...

一筋の涙を流していた

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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝300