最強魔王と4人の冒険者

あの後5人はルーアの手伝いをし

無事道をあける事に成功した。

5人も休み休みだが歩みを続け、

遂にダンジョンの入口へ到達した＿

ここからがchapter4の始まり…

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ｺﾂ､ｺﾂ､と不気味な音と共に、1人の女性が歩いてきた

その姿は、何処か見た事がある姿だった…

愉しい遊戯を。

開始の合図の後、勢いよく動き出したのは翡翠だった。

剣の重なる音が鳴り響き、周りの音を置き去りにする

…まるで、 “ 最強 ” と互角の存在だった。

後ろから回り込もうと走る者は、

綺麗な白髪が靡く間に対応される

考え込んでいる間はなく、

風のような速さで横に入られる

勝つには物理では勝てないであろう、

強き相手に魔法を打ち込むが

代わりに槍の雨が降り注ぐ

〖 fire man 〗 視界に映る者の身体能力を上昇させる 《影》の者以外は副作用として効果終了後 身体が焼けるように痛くなる 《炎》

ｻﾞｼｭｯ

翡翠の腕に傷が付く

布でよく見えない顔は、少し歪めたように見えた

〖 幻想‐色彩 〗 色覚混乱の効果をもたらす、魔力消費が割と低い魔法 《想》

桃色の髪を揺らし、翡翠へと立ち向かおうとする

その姿は、まるでかつての最強のようだった＿

何故Qnが「マオウさま」と呼ばれて自分の事だと 気付いたのかは分からない

無意識下でDzに * 命令 * されたのか、

それとも2人の過去に何かがあったのか…

〖 blue night 〗(通称:碧夜) 周りを暗い青の空に変え、 自分とその瞬間自分が相棒と認識した人にバフを付ける魔法 《闇》

昔からの相棒かのように協力する彼等は、

“ 絆 ” の象徴の様だった。

緑髪の者が動きを止めた。

其れを見兼ねた桃色の髪の者も、動きを止めた。

薄暗い空間に沈黙が流れていく

その沈黙を引き裂いたのは、黒髪の者だった。

ﾀﾀﾀﾀﾀｯ

と走る音を響かせて、翡翠の元へ近付いて行く

そう言い、彼は高く飛び上がった

それを聞き付けた * 最強 * は、

一目散に翡翠の足元へ狙いを定めてナイフを振る。

白髪の者は雪で援護する。

桃色の髪の者はサポートしつつも攻撃を入れる

ﾄﾞｸﾝｯ

緑髪の者は、驚いたような表情をしてから

““ 目の色を変えた ””

他者には見えないモノを使うか、

自分が相手の意識空間に入るか、

〖 幻想 - 眠唄 〗 唱えた瞬間手元に現れる弓で対象を撃ち抜けば 対象は眠りにつく魔法。

ﾊﾟｼｭﾝｯ

ｸﾞｻｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

ﾀﾀﾀﾀﾀｯ

やっぱり、元BOSSにはバレますよね、w