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藤澤side
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そんな素敵すぎる滉斗さんの言葉に、 顔が真っ赤になるのが自分でも分かる。
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恥ずかしくて 嬉しくて 緊張して、 滉斗さんの顔が見れずに視線が荒ぐ。
目の奥がじんわり熱くて、 下唇をきゅっと噛む。
伝わったんだ、僕の気持ち。
言いたくても言えなかった気持ちが、 今日、やっと伝わったんだ…。
じわりと、涙がほっぺを伝う。
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一生懸命に涙を拭いながら へらへらと笑っていると、 滉斗さんに抱き締められた。
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首元に口付けを落とされて、 抱き締める腕に少し力が入る。
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いつも通り、「こちらこそです」なんて 返そうとする口を滉斗さんに塞がれる。
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若干赤くなった顔をした滉斗さんは 少し躊躇いながら
「ご飯、冷める前に食べよ」
と、僕に食べさせてくれた。
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恥ずかしいし、非常に食べづらいけど 幸せいっぱいだから良いの。
今日から正式に、 滉斗さんの「彼女」なんだ…。
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面会終了の音楽が流れる廊下で、 僕達はギリギリまで一緒に居た。
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僕がそう言うと、滉斗さんは 楽しそうに?微笑んでくれた。
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スタスタと階段に向かって歩いてる 滉斗さんの後ろ姿は、 仕事とは少し違って見えた。
なんだか特別な存在になったみたい…
看護師
看護師
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なんとも、まだ退院出来ないのが 億劫だけどね。
数週間後
医者
先生の明るい声と共に、 僕は明日 退院出来るようになった。
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元々 怪我をしていた頭を擦ってみても 全く痛くないし、全然元気。
看護師
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その後も、退院手続きとか、 連絡先がなんとか~とか沢山お話をした
僕、家に帰れるんだ……!
医者
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嬉しさ反面、僕は心配で溜まらなかった
僕、何処に帰るの…?
お家は、彼(元)の所しか無いし…、 お金もすぐには準備できない…
医者
医者
看護師
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看護師
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案内された場所は、 荷物もなく空っぽになった僕が居た病室
若井、、ぃゃ、滉斗さんは ただ、何もない空間を見詰めていた。
ここ数週間。付き合ってから 滉斗さんと会えていなかった僕。
久し振りに会えて高ぶる気持ちを抑え 僕は静かに声をかけた。
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悲しそうに、小さな声から聞こえた 「涼架」という僕の名前。
その声から、何か大きな事を言われると すぐに分かってしまった。
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思いもよらぬ言葉に 間抜けな返事をしてしまう。
でも、さっきの間は何…? なんで今も何も言ってくれないの?
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滉斗さんは一呼吸置いてから 僕の目を見て口を開いた。
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滉斗さん、僕のこと考えててくれたんだ
その事実だけで 少し泣きそうになる。
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良いのかな、こんなに甘えて…。
銀行の口座も、所持金も、 全て元彼に取られてしまった。
そんな一文無しを、 心広く受け止めてくれるのかな…
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柔く抱き締められ、我に返る。
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いつもの微笑みで話していく滉斗さんの 「本当」の微笑みを分かった気がした。
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「結局 無理強いしちゃったね」
と、滉斗さんは恥ずかしそうに呟いた。
看護師
看護師さんの挨拶と共に、 僕は病院を出た。
大きな荷物を抱え、 春の温かい風を受けながら立ち尽くす。
季節は4月下旬。 桜の花が綺麗に散っている。
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聞き覚えのある声の方に振り向くと 大森さんが走ってきた。
走ってきた大森さんは 息を整えながらも、 自然と僕の荷物を持ってくれた。
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「何やってんだよ…」と呟く大森さんは 笑いながら頭を搔いた。
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ちょうど、向かいに見覚えのある車が。
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車から降りてきた滉斗さんが、 大森さんの手から 僕の荷物を受け取る。
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そう言い 嬉しそうに写真を見せてくれた
綺麗なオレンジの髪色な女性。 白のスカートが良く映える。
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惚れ気話が止まらない大森さんの口を 滉斗さんが優しく抑えた。
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言い合いしている2人を見て、 少しだけ、懐かしさを感じた。
こうやって、当たり前が戻ると良いな
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滉斗さん、案外 可愛いところあるんだ…
どうも主です…久しぶり!!
やっと進みましたね~、 ちなみにまだ終わりません((
今回、結構長く書いてみたんですけど… どうですかね、、
元貴の彼女も公表され、 番外編も書きたくなりました(*´艸`)
なんか、、地雷だったらスミマセン…
まぁ、私は書き進めますけど((((
主