椿 頼
脱いで。
由良 柊
え、は!?
三上 夏蓮
無理して脱ぐ必要は無い。
椿 頼
いや、怪我隠してるかもしんないじゃん、!
由良 柊
そこまで心配なら脱ぐけど…
とさっ、
三上 夏蓮
うわ、痛そ…
痣まみれじゃん…
痣まみれじゃん…
由良 柊
大丈夫です!慣れてるんで。
三上 夏蓮
でも少しぐらい手当てした方が良くね?
由良 柊
そうですかね…
三上 夏蓮
てか頼から言っといてなんも反応なし?
椿 頼
…ちょ、ごめんトイレ…!
頼は取り乱した様子で部屋を出た。
三上 夏蓮
んだよあいつ…w
でも俺は見てしまった。 頼は顔を真っ赤にしていたことを。
頼side(頼の家)
椿 頼
うわぁぁ…
ヤバい、自分から脱げって言っといて 逃げるとか…
柊の上半身見ただけでめちゃくちゃ ドキドキして心臓破裂しそうだった…
別に割れてたりとかじゃなかったのに… どうしよ、これから幼なじみとして居られるかな…
ある日の放課後(柊side)
由良 柊
分かんな…
ばたばたっ、ガラッ!
教室のドアが勢いよく開いたと思ったら、そこには頼がいた。
椿 頼
あ、柊!!
由良 柊
よ、頼!?なんで…
椿 頼
なんでって…迎え来たよ?
由良 柊
え…やば!そんな時間?ごめん…
椿 頼
全然大丈夫。
由良 柊
ありがと…
由良 柊
あれ、三上先輩は?
椿 頼
あ、夏蓮は今日予定あるって言ってた。
由良 柊
そうなんだ…
椿 頼
…何寂しそうな顔してんの?
由良 柊
いや、普通に…
椿 頼
あ、あああ、!!
なんでもないなんでもない笑笑
なんでもないなんでもない笑笑
由良 柊
そ?
椿 頼
俺だけ見てろよ…
由良 柊
何て?
椿 頼
あ…これも独り言、
やけに独り言が多いのが気になったけど、会話を進める。
由良 柊
あ、そうだこの問題分かる?
由良 柊
俺分かんなくて…
椿 頼
夏蓮に聞…あ。
えっと…
えっと…
由良 柊
大丈夫?苦戦してるみたいだけど…
無理に解かなくていいんだよ!
無理に解かなくていいんだよ!
由良 柊
ありが…
椿 頼
ダメやだ無理絶対解く。
由良 柊
そんな情熱注がなくても…
椿 頼
ん、できた…!
由良 柊
お〜!マジでありがと!
椿 頼
あ、合ってるか本当に分かんない…から、!
由良 柊
いいよいいよ!
解けて良かった!
解けて良かった!
椿 頼
…ふへへ、っ
二人きりだからか、頼の仕草が妙に俺の胸をドキドキさせる。
幸せだな…






