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rfmo
※お話は私が考えたフィクションです ※ご本人様とは一切関係ありません! ※捏造モブ
語り手
シーン……
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静まりかえった空気に、甲斐田は鋭く 突っ込んだ
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異世界人との感覚の違いに、3人は遠い目をする
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"ミーン ミーン"
"ジジジジジー"
太陽光がやけに眩しく、種類の違う蝉が、互いに牽制し合うように五月蝿く鳴いている。そんな日だった
Kくん
Kくん
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Kくんは、ズボンのポケットをまさぐって何かを取り出そうとしていた
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Kくん
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Kくんが手に持って差し出してきたそれは、蝉の抜け殻だった
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Kくん
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Kくん
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夏休みに入って一週間
学校近くの公園に遊びに来ていた
Kくん
Kくん
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Kくんとは大の仲良しで、よく遊んでいた小学生時代の友達
Kくんは活発で楽観的で、すごくポジティブなんだ
そんなところが、僕は大好きだった
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ヒリヒリと日焼けした肌が疼く
猛暑でも関係無しに遊び回る小学生だった僕でも、その日はかなりしんどかった
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汗がどくどくと、頭から顎下まで伝ってきた
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僕は座っていた公園のベンチから、Kくんが入って行った林を歩いた
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小さな口を大きく開き、彼の名前を叫ぶ
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返事は、無かった
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Kくん
彼の声が聞こえた
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僕は反射的に、落としていた肩を起こして顔を上げた
きっとKくんが、蝉の抜け殻を返してきたところなんだ
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けれど、そこにKくんの姿は見当たらなかった
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Kくん
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Kくん
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僕の言葉に応答さえしてくれるが、一向に姿を現してくれない
もしかして、僕をからかっているのか
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僕は少し怒り気味に、Kくんを探した
Kくん
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どこからともなく聞こえる、Kくんが言うには、これは隠れんぼらしい
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遊びとなれば、僕の心にも火が着いた
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Kくん
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何時間経ったのだろうか
あたりはとっくに日が落ちてしまっていた
本当なら、もう家に帰ってもいいくらいの時間だろう
けれど、僕はKくんを見つけなければいけなかった
見つけなければ、家に帰られない
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Kくん
Kくん
Kくん
Kくん
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僕は負けず嫌いだったから、Kくんにはどうしても勝ちたかった
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Kくん
Kくん
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そこからさらに数十分、辺りを駆け回るようにしてKくんの姿を探した
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Kくん
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きっと、ギブアップしなければKくんは出てこない
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Kくん
Kくん
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Kくん
Kくん
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Kくん
Kくん
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Kくんは、突然笑いだしたんだ
何も起こっていないのに
そして
一向に姿を見せなかった
Kくん
Kくん
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僕は少しイラついて、Kくんを置いて帰ろうとした
Kくん
鬼ごっこだね!
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耳元で聞こえたKくんの声に反応して
僕は振り返った
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そうしたらね
そこにKくんは居なかった
じゃなくて、最初から、そいつは
Kくんじゃなかったんだ
Kくん?
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Kくん?
Kくん?
Kくん?
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僕はそいつの話を最後まで聞かずに
その場から逃げ出した
Kくん?
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Kくん?
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Kくん?
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逃げている途中にも、辺りを探したけど
Kくんの姿は無かった
Kくん?
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Kくん?
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泣いてしまいそうだった
Kくん?
Kくん?
Kくん?
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Kくん?
僕は、そいつから1kmは離れた場所まで逃げた
Kくん?
"ビュンッ"
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つかまえた♪
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Kくん?
そいつは満面の笑みで、僕を見下ろす
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そいつは拳を思いっきり振り上げた
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段々と意識が遠のいていった
Kくん
意識が朦朧としていたけど、何故かKくんの姿と、僕を呼ぶ声が聞こえた
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僕は耐えきれず、その場に倒れ込んでしまった
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意識を取り戻した時、僕は病室のベットに横たわっていた
Kくん
医者
横には医者らしき人と、Kくんが座っていた
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Kくん
Kくん
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Kくん
Kくん
Kくん
Kくん
Kくん
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Kくん
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Kくん
Kくん
Kくん
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Kくん
Kくん
Kくん
Kくんによると、僕を殺す寸前だった場面で僕の名前を呼んだことにより
正体不明の化け物は、その場から姿を消したらしい
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Kくん
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僕とKくんが昨日の話題で盛り上がっているところ
ひとつの問いかけが耳に入る
医者
医者
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医者
Kくん
それを聞いた医者は、なにか悟ったように頷いた
Kくんも、なぜか驚いたように固まってしまった
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医者
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Kくん
Kくん
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僕は、その時初めて知ったんだ
僕が入った林は、誰も立ち入りできない危険な領域だった
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Kくん
Kくん
Kくん
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医者
医者
医者は僕に、丁寧に教えてくれた
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医者
医者
医者
僕は今になって、恐怖で泣きそうだった
Kくん
Kくん
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Kくん
そこから数年、僕とKくんが遊んでいた公園は一帯立ち入り禁止となった
公園を取り巻いていた林の木々は、建物の建設によって伐採されたが
東方面に立っていた林は未だに伐採されておらず、重苦しい雰囲気を放っている
一体、どうして化け物は僕を林に誘き寄せたのだろうか
それは未だに分からない