テラーノベル
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凛月の肌は驚くほど柔らかくて、
暖かくて__
凛月
凛月
耳元で囁かれた声に
真緒の喉がかすかに鳴った。
シャツの中 、 指先がそっと撫でた脇腹が
ぴくんと反応する。
真緒
真緒
凛月
わかってて聞いてる凛月に笑みが
たまらなく挑発的だった。
真緒はつい 、 額をくっつけて
目を閉じる。
理性の輪郭が曖昧になっていく
真緒
真緒
真緒
凛月
凛月
凛月
凛月
真緒
その言葉に、
真緒の中で張り詰めていた糸が
ぷつりと切れた気がした。
気ずけば、凛月の腰に手を回し
そのまま引き寄せていた。
唇が触れる寸前。
凛月が目を伏せ そっと息を吸い込む
凛月
その言葉に真緒はギリギリで止める。
唇は凛月の頬に落ちた。
震えるように、そっと、ひとつだけ。
真緒
真緒
真緒
凛月
凛月
凛月は恥ずかしそうに笑って、それでも逃げなかった。
そして、
午後の静けさは、
だんだんと熱を帯びていく__。
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