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恋
えっ。
倒れてる人の正体は、 なんとあの 琉真咲夜だった。 幸いまだ琉真は私だということに 気づいていない。 フード外さないように気おつけよ。 早く帰ろ。
咲夜
あの。
咲夜
すいませんでした。
帰ろうって思ったのに 琉真の酷い怪我を見て放って 置くことは私にはできなかった
恋
それより怪我
恋
消毒したほうがいい
咲夜
あっ。
咲夜
平気です。こんなの
咲夜
はぁ、はぁ
咲夜
慣れてるんで
恋
息すんの苦しいんだろ
恋
ちょっと待ってろ。
恋
今消毒買ってくるから
咲夜
でも
恋
黙って言うこと聞け
咲夜
・・・
コンビニに行って消毒と絆創膏やら 怪我の手当に必要なもの全部買った
恋
逃げなかったんだ。
咲夜
別に。
恋
消毒するからじっとして
恋
なんであんたあんな人数
一人で？
一人で？
咲夜
別に
恋
言いたくないならいいけど
しばらくして手当が終わった。
恋
終わり。
恋
早く帰んな。
咲夜
あざした
よし。帰ろ。 その時風が吹いてきた。
咲夜
えっ。
咲夜
なんで
咲夜
さくら、ぎ？
恋
あっ。
恋
やば。
私は走って逃げた。 やばいやばいやばい、 顔見られたよぉぉぉお！ 最悪。 地味子で通したのに。 ばれたよ。 うっわ。 最悪。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その頃恋の母
母
れんちゃんまだかな？
母
きだぁぁ！！！！！！
恋の母は好きな芸能人がテレビ に出ていたので、興奮しておりました
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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