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バシャンッ…!
mother
illma
今日は婚約のご挨拶をするためにいるまの実家に来ていた
しかし、いるまのお母さんにお茶をかけられてしまう
まあそうだよな…
自分の息子が年下高卒元風俗嬢と婚約なんて、全世界の親が反対するに決まってる
illma
natsu
いるまは焦ってたけど、逆に俺は冷静だった
お茶、熱くなくてよかったな…
なんて呑気なことが頭をよぎる
…そう、思っていたよりも悲しくなかったのだ
きっと、反対されたぐらいでは諦めるつもりがないからなのだろうけど…
もうちょっと普通に、悲しくて泣けるような人間でありたかった
illma
natsu
早く、2人だけの楽な世界へ…
いるまと手をつないで、来た道を戻る
natsu
それが俺の母親からの婚約に対する言葉だった
まるで俺がどうなろうと興味ないといった文面
illma
natsu
natsu
illma
illma
ついには手つなぎを超えて、抱きしめられる
illma
natsu
illma
illma
natsu
いるまとひっついてるところだけはあったかかった
illma
illma
natsu
風呂を上がったなつはようやく元気が戻ったのか笑っていた
illma
natsu
素直に俺の前に座るなつ
その細い髪に触れる
natsu
illma
あの日…それは、俺が初めてなつのことを犯した日
まだ未成年だったなつと身体を重ねてしまった罪悪感に打ちひしがれていたところ、なつがこうやって俺の髪を乾かしてくれたんだっけな…
その優しくて柔らかい手つきに一瞬にして心を溶かされたのだ
natsu
あの頃”は”
natsu
natsu
natsu
natsu
natsu
どうして急にそんなことを言い出すのか、俺には理解できなかった
だって俺にはなつしかいないのにッ…
illma
こっちはなつに散々心をめちゃくちゃにされたんだぞッ…?
illma
illma
とっくの昔に、壊されてんだよッ…
illma
natsu
こうなったらわからせてやるしかない…
カチャッ…
一度差し込んだドライヤーをコンセントから抜き、本体とプラグを片手ずつに持つ
natsu
それをゆっくりなつの首へと巻きつけた
illma
グッ…
ギュゥッ…
natsu
illma
illma
illma
それ…何が何でも外させないから
natsu
illma
だからさ、早く俺だけのものになってよ
俺だけを見て、俺だけを求めて、俺だけを感じてよ…ッ
ッ…さい、てッッ…
illma
illma
ッ…さい、てッッ…
illma
illma
illma
police
police
illma
police
illma
もしかして…!!
illma
police
police
なつが俺のために…!
俺の想いが伝わったんだ
illma
今すぐ会いに行くからな…
コンコンコン…
ガチャッ
illma
natsu
入ってきたいるまは、目にクマができていて、頬も痩せこけていた
一緒にいた時とは全然違うその姿に一瞬動揺する
natsu
illma
illma
illma
natsu
natsu
どうしてこんなことになったんだっけ
毎日毎日後悔ばっかしてるよ
でも、もうそんなこと考えたって手遅れだから
natsu
そして、一生を添い遂げてよ
俺の人生で一番の後悔として
illma
illma
natsu
illma
natsu
illma
natsu
mother
natsu
…もしかして
俺にはもっと他に大切にするべき存在がいたんじゃないか…?
あの言葉は、最後の砦だったんじゃないか?
…だとしたら、本当にごめんなさい
俺はもう、この人から離れられないから
illma
natsu
natsu
illma
illma
illma
どれだけ探したってもう、手遅れだよ
あーあ、どこで間違えたんだっけな…
natsu
illma
natsu
natsu
natsu
illma
illma
illma
natsu
だって、たとえ俺たちは離れていたとしても
police
natsu
illma
お揃いの悪夢で____
illma
…ガチャッ
パタン…
illma
illma
パタン…
natsu
最低最悪な2人の物語_
‐end-
最後までお読みいただきありがとうございました!
前編を公開してから約一か月経ってるんですけど…
本当にすみません(泣)
今日中に連載の方も1つは投稿したいなって思ってるので
よろしければ見ていただけると嬉しいです!
ハートやコメント、フォローもしてくださると大喜びします!!
では、また次のお話でお会いできることを楽しみにしています!
ありがとうございました!