一覧ページ

明るい俺とクールな先輩（監禁編）

第1話 - 監禁1日目

311

2024年12月11日

#監禁誘拐

#BL

#悠蒼

悠鵺

柊　悠鵺

…ふぁ…眠いな…

俺は柊　悠鵺高校二年生の17歳趣味は読書とゲーム部活は入ってない委員会は生徒会の会長と図書委員に入ってる

いつものように早く起きて早く登校していつもの通学路を通っていた

もうそろそろ生徒会の仲間の青葉くんと出会う時間だ彼の話を聞いている時はゲームをしている時と同じくらい楽しい今日はどんな話をしてくれるのかと楽しみにしている時だった…

誘拐犯

（バットで）ドガッ

柊　悠鵺

…！？

柊　悠鵺

…な、なに…

急に後ろからバットで殴られたんだこの人に恨みを買うことなんてした記憶がないし分からない俺はギリ倒れずに立ったまま… 後ろの奴の目的を知ろうとした

誘拐犯

ボスに顔いいやつって
言われたから
こいつにしたけど…
1人だけだと怒られる
かもしれねぇな…
もう1人誘拐するか…

誘拐犯

誰か顔いいやつ…
（周りを見渡す）

青葉　蒼空

（近くを歩いてた）

誘拐犯

アイツでいいか…
おい、お前動くなよ
（悠鵺を蹴る）
殺されたくなかったら
黙って気失っとけ

柊　悠鵺

…っ！（蹴りに耐える）
やめ、彼はっ！

青葉　蒼空

今日は先輩と
何話そうかな
喜んでくれる話に
しようかな

誘拐犯

（背後に近づく）

柊　悠鵺

うっ…（フラッ）
そ、蒼空っ！
に、げ…
（バタッ）

青葉　蒼空

…ん？今先輩の声…
（振り向く）

誘拐犯

…(・д・)ﾁｯ
（バットで殴る）

青葉　蒼空

…っ！？
な、誰…うぅ…
（バタッ）

誘拐犯

よし、こいつらを
アジトに連れてくか

誘拐犯

（2人を雑に連れ去る）

結局俺は蒼空を守りきれず一緒に連れ去られてしまったこいつらの目的が何か分からないボスが連れ去れと命じたらしいが… 俺らはただ偶然誘拐犯の前に現れただけの不幸な2人になったどうにか2人で逃げ出せないかと俺は連れ去られている時に考えていた…

数時間後…

柊　悠鵺

…ん？ここは……！
（何も見えない）
（動かせない…）

誘拐犯

お、起きたな
いいか、よく聞け
お前はこれから
大富豪の奴に売られる
それまではここで
大人しくしとけ
逃げようとすんなよ
もし逃げようとしたら…

誘拐犯

（蒼空を指差す）
友達の命がねぇからな

柊　悠鵺

…！なぜ彼まで…
関係ないだろう
俺に用があるなら
俺だけでいいはずだ

誘拐犯

あ？てめぇには関係
ねぇだろうが
買い取り先見つかる
までお友達とここで
一緒に居させてやる
から大人しくしとけ

柊　悠鵺

…俺を売りたいなら
勝手に売ればいい
…だが、彼は関係ない
もし買い取り先が
見つかったら彼を
解放しろ

誘拐犯

…その話を聞くとでも？
お前上の立場は俺だと
理解してねーのか？
それを聞いても俺には
得にならねーだろうが

柊　悠鵺

…そうだな…
だったらこれは
『お願い』だ
俺はお前の言う通り
売られるから…彼を
彼を生かしてほしい

誘拐犯

お前のような
面白いやつ嫌いじゃ
ねーな

誘拐犯

お友達も売るつもり
だったがボスが拒否
して身柄どうするか
悩んでたんだよな…
わかった、叶えてやる
感謝しろよ？
ボスがお友達を売るの
拒否してなかったら
お前らどっちも
売られてたんだからな

柊　悠鵺

…あぁ…助かる

誘拐犯

じゃ、買い取り先が
見つかるでお友達と
仲良くやってろよ
逃げようとしたら
どっちも殺してやる
これは俺からの警告だ
ボスは優しくねーから
逃げたやつは売りも
せずに殺すんだよな
罰すればいいのに

柊　悠鵺

…わかった
なら目隠しと手錠は
外してくれないか…
何もできない…

誘拐犯

どっちもの目隠しは
外してやるけど
手錠は外せねーな
逃げ出すかも
しれねーだろ？

柊　悠鵺

…わかった

誘拐犯

（目隠しを取る）
ほら、これでいいだろ
飯の時間までご自由に

柊　悠鵺

（顔は見えないな…）
（暗いからか…）

誘拐犯

あぁ、ここトイレは
ねーからしたい時は
牢屋の中でしろよな
漏らしてお前が尿臭く
なっても慣れてるから
気にしねーし笑
ま、じゃーな
（部屋から去る）

柊　悠鵺

…そこだけは
お願いしたかった

俺は売られるそれまでここにいなければいけない青葉くんだけは守ろうと思って彼を逃がすよう頼んだが上手くいってよかった

彼は…売られるべきではないから早く普通の生活に戻してやりたい … 早く俺を買い取る人物が現れるといいんだが …

青葉　蒼空

…うぅ…頭痛い…

柊　悠鵺

…！青葉くん
…大丈夫？

青葉　蒼空

！柊先輩！
はい、大丈夫です
先輩こそ頭の傷
大丈夫ですか？

柊　悠鵺

…ん、大丈夫

青葉　蒼空

ここはどこですか？
こんな暗いとこ…

柊　悠鵺

…誘拐されたみたいだ

青葉　蒼空

ゆ、誘拐！？

青葉　蒼空

あ、あの時の声って
やっぱり柊先輩の声
だったんですね

柊　悠鵺

…あ、うん…
気を失う前に小さく
青葉くんを叫んだけど
聞こえてたんだ

青葉　蒼空

はい、小さくですが
聞こえました

柊　悠鵺

…そっか、それでも
守れなかった…
ごめん…弱い先輩で

青葉　蒼空

…いえいえ
ここから逃げましょう
きっと逃げれるはず

柊　悠鵺

……うん、そうだね
（目をそらす）

青葉　蒼空

柊先輩、手錠…
これ外せないですかね

柊　悠鵺

……無理だな
誘拐犯が持ってる

青葉　蒼空

…そうですよね
困ります…手使えないと

柊　悠鵺

…そうだな…だけど…
我慢するしかない…

青葉　蒼空

…そうですね…

また、数時間後…

何もすることがないと暇だ手も使えないからゲームもできないまぁスマホを連れ去られた時に没収されてるからそもそも無理だ… だからといってこうなると楽しく話す気にもならない

俺が金持ちに早く買われないと… 青葉くんはずっと退屈だろう困ったな…何かできることは…

柊　悠鵺

…青葉くん

青葉　蒼空

はい、なんですか？

柊　悠鵺

…青葉くんから見た…
最初の俺のイメージは
どんな感じだった？

青葉　蒼空

えーと…確か…
（生徒会長のくせに
ゲームばかりだな
仕事もちゃんと
やってくれないし
注意しないとダメか）
って思ってました

青葉　蒼空

実際、注意したら
変わりましたし

青葉　蒼空

…逆になぜ注意される
まであのままで居たん
ですか？柊先輩絶対に
俺に注意されるって
気づいてましたよね？

柊　悠鵺

…うん、気づいてた
でも、誰も困ってない
ならすぐに直さなくて
いいかなって思って…

青葉　蒼空

…困りますよ
視界に入るたびに
軽く怒ってました

柊　悠鵺

…ごめん、あの時は

青葉　蒼空

まぁ、変わったので
今はもういいですよ
真面目になりましたし
話してるの楽しいので

柊　悠鵺

…俺も楽しいよ
青葉くんの話
聞いてるの

青葉　蒼空

ほんとですか？
それなら良かったです

青葉　蒼空

でも、俺は柊先輩の話
聞きたいです

柊　悠鵺

…俺の話？

青葉　蒼空

俺ばかり話してても
楽しくないでしょう
柊先輩の話聞きたい

柊　悠鵺

…聞いてるの楽しいけど

青葉　蒼空

……柊先輩の話が
聞きたいんです
だめですか？
（悠鵺を見つめる）

柊　悠鵺

……もし…話すのが
…これが最後なら…
いいのかもね…
（小さな声で呟く）

青葉　蒼空

…え？

柊　悠鵺

…何が聞きたい？

青葉　蒼空

…！柊先輩話して
くれるんですか！

柊　悠鵺

…うん

青葉　蒼空

それなら、先輩の趣味
聞きたいです

柊　悠鵺

…いや、青葉くん

柊　悠鵺

…わかってるだろ

青葉　蒼空

ゲーム…ですか？

柊　悠鵺

…うん、あと読書

青葉　蒼空

なるほど…

柊　悠鵺

…あとは？
何が聞きたい？

青葉　蒼空

柊先輩の家族構成
気になります

柊　悠鵺

…父母と兄いるよ
兄とは2つ離れてる

青葉　蒼空

俺と同じ構成ですね
俺も父母と兄います

柊　悠鵺

…そう

青葉　蒼空

ここから出たら
お互いの兄に
会いたいですね

柊　悠鵺

…そうだな

青葉　蒼空

…柊先輩…

柊　悠鵺

…

青葉　蒼空

…柊先輩には
好きな人いますか？

柊　悠鵺

…ん？

青葉　蒼空

…好きな人

柊　悠鵺

…さぁ、どうかな

青葉　蒼空

答えてください
俺も教えますから

柊　悠鵺

…いないよ、今は

青葉　蒼空

…そうなんですね

青葉　蒼空

ん？今は？

柊　悠鵺

…気になる人は
まぁ…いるけど

青葉　蒼空

誰ですか！
答えてくれるまで
聞き続けますから

柊　悠鵺

…（蒼空の頭を撫でる）

青葉　蒼空

…！な、なんですか

柊　悠鵺

…なんでもない

青葉　蒼空

…変な柊先輩…

青葉　蒼空

…（少し照れる）

柊　悠鵺

…もしも

青葉　蒼空

…？

柊　悠鵺

…もしも…俺が…
逃げれなかったら
青葉くんだけは
…生き残って…

青葉　蒼空

な、何言ってるんです
2人で絶対逃げますよ！

柊　悠鵺

………うん、そうだな
（軽く微笑む）

自分が居なくなるまでは… どうか青葉くんだけは… …守らないと… そして知られないようにしないと『俺は売られる存在』だってきっと彼は泣いてしまうから … 売られる前にいつか言いたい …

… 一緒に逃げれなくてごめん …

…売られるまで残り…

1週間

明るい俺とクールな先輩（監禁編）

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

311

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

悠鵺

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

明るい俺とクールな先輩（監禁編）

第1話 - 監禁1日目

作者の他の作品すべて見る

#監禁誘拐の新着小説
一覧

関連するタグ

明るい俺とクールな先輩（監禁編）

第1話 - 監禁1日目

作者の他の作品すべて見る

#監禁 誘拐の新着小説一覧

関連するタグ

#監禁誘拐の新着小説
一覧