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獣

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1 - 獣

♥

37

2021年01月18日

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はぁはぁ…

ここが…

ガシャン

はっ

彼は言われる

悪魔に取り憑かれたかのように 狂った

"サイコパス"だと

誰だ

少女

(なんでこんな所に女が…)

少女は言われる

過激的な鬱病だと

そして

殺人者の"娘"だと

(相手が少女だろうと知ったことか)

彼は迷わず彼女を刺した

少女

あっ…

え…

彼女も迷わず

彼を刺した

(嘘だろ…なんで)

(この俺が刺されるなんて…)

少女

てめぇも被害者か?

少女

なんとか言ったらどうだよ

少女

ち、違う

あ?

じゃ、帰んな

少女

ここは、 私の

あ?

少女

家だから

は?

2人が出会ったのは

10年前

誰も考えられない殺し方で 数多くの人々を殺害した

殺人者の家だった

だからか

少女

お前は死体を見たことがあるか?

彼は腹部に刺さったナイフを抜き 地面に座り込んだ

少女

うん

彼女が鬱病になったのは

沢山の死体と沢山の罰性をあびせられたからだ

だからかよ…

彼は笑うように言った

少女

あ、ナイフごめんなさい。

だったら刺すな

彼は家から出て行った

彼は言った

あいつには勝てねぇ

彼がそう思う理由

それは…

1回死体を見たことあるやつが2度も3度も見ても変わらねぇよ、驚きもクソもねぇ

寄りによって彼女は鬱だ

ナイフやら包丁やらカッターやら

持ち歩いてるのも異常じゃない

むしろそれが彼女の普通だからだ

彼は深くため息をはいた

なぜなら彼は

彼女を殺せなかったから

私は重度な鬱病だ

鬱になるのも無理はない

逆言えば

鬱にならない方が異常だ

私の父親は殺人者

少女

はぁはぁ

少女

自分で指すより…

少女

痛い

あ、

少女

少女

殺し屋

少女

(人の事言えてない)

昨日の怪我はどうだ

痛むか?

少女

…うん

もっと痛め

少女

少女

あなたは…?

痛くも痒くもねぇよこんなの

お前向いてない

少女

な、何によ

殺し以外ねぇだろ

少女

私は、人なんか殺さない

人"なんか"って

人は殺す価値がねぇってか?

人よりももっと殺したいもんがあんのか?

少女

私は、誰も殺さない

少女

"あの人"と一緒にしないで

"あの人"って

お前の父親かよ

少女

あんな人父親なんかじゃない

少女

あの人はただの"殺人者"

その殺人者とやらに俺は借りがあんだよ

少女

あの人助けるなんてしてたの?

その逆

少女

まさか…

そのまさか

俺の母親はお前の親父に殺された

少女

はぁはぁ

少女は突然過呼吸になった

そしてカバンから包丁を出して

自分の喉に突き刺そうとした

死ぬのか?

冥土の土産だ、最後まで見てやんよ

少女

し…に…

あ?

少女

…死にたくない。

残念だ

彼女は包丁を下ろした

てめぇには死ぬ勇気がねぇんだな

少女

あ、学校

少女

か、帰る

じゃね〜不登校

少女

おい

少女

思ったんだけどさ

お前1人なの?

少女

うん

母親は?

少女

お母さんはあの人に殺された

なるほどな

そこは一緒なんだ

少女

じゃ、なんでお前は死んでないんだ

少女

殺そうとしたけど、怖かったって

気持ちわかるけど、お前を殺さないとかプライド捨てたようなもんだ

少女

お前は悪魔の子なんだよ

少女

違う。

少女

私は普通の子

鬱病のやつが何言ってんだよ

少女

少女

あるの…?

は?

少女

証拠

なんの?

少女

悪魔の…。

父親が殺人者

鬱病

沢山の死体を見てきた

そして、

少女

お前とは違う人格がたまにでる

少女

気づいてねぇのかよ

少女

お前は死ぬ勇気ある

なんならとっくの昔に死んでる

少女

お前が死なないのはお前の悪魔のせいだ

少女

意味不明

お前の父親がお前を殺さなかったのはお前に取り憑いてる悪魔のせいだろうな

少女

どういうこと?

お前を殺したら呪われる

見てみろよ

彼の腕には猫のような犬のような絵が彫られてあった

少女

なにこれ

お前の呪いだよ

少女

違う

じゃ、なんだよ

少女

自分でやったんじゃないの?

こんなだっせぇのにしねぇよ

するなら、蛇とかもっとかっこいいやつあんだろ

少女

少女

だとしても違う

俺は昨日お前を刺した

だから呪われた

少女

違う。

少女

呪いなんてない

お前鬱になった時自分の顔見たことあんのか?

少女

すんげぇ笑ってるんだぜ?

目が充血したように真っ赤で

いや、充血じゃねぇよ

少女

絶対違う

お前に眠ってる悪魔だな

少女

やめて、

少女

違うから。

お前は嫌いな人に何を望む

少女

言え

少女

し、死んで欲しいって。そう。

んじゃ、俺は死ぬな

少女

だからお前の呪いだよ

少女

違う。

お前に頼みがある

過去は変えられん

少女

何よ

俺のボディーガードになれ

少女

俺を死ぬ気で守れ

少女

なんでよ

もっと、殺したいやつがいんだよ

少女

やめて

お前に決定権はない

少女

お父さんが悲しむよ。

親父は俺が小学生の時に自殺したけど?

少女

自殺した理由はお前の親父だよ

少女

はぁはぁ

また少女は過呼吸を起こした

少女

はぁはははは

少女

はぁはぁ笑笑笑笑笑笑笑笑

ほら笑ってんじゃん

鏡見るか?

少女

…、やめて。

こりゃおもれぇよ

少女

少女は倒れてしまった

おねんねですか

んじゃ、俺は行くから誰かに助けて貰えよ

少女

あ、

少女

は!

少女

(なんでここに)

気づいた?

少女

(誰…?)

こりゃ失礼

君のお父さんの友人でね

少女

はぁ…?

嫁さんを殺されたから仕返しをしてやろうと思ったけど…

あいにく死刑になって殺せなかったよ

少女

(この人…)

少女

(イカれてる)

なんと、こんなに可愛い娘さんが居たとはねぇ

なんで君のお父さんは君を殺さなかったんだろうね?

少女

なんか言えよ

男は少女の胸ぐらを掴んだ

おい、なんか言え

少女

は、離して。

あ?

少女

離して…。

悪魔

離せっってんだろ

うわっ!

だ、誰だ

男は死んだ

おいおい

来てみればどういうことだよって

悪魔

てめぇかあいつに取り憑いてるのは

悪魔

お前には溶けない呪いをかけた

悪魔

近々死ぬだろう

そんなことよりあいつから離れろよ

悪魔

悪魔は消え少女が倒れ込んでいた

おい

さっさと立てよ

少女

何が起きて…

少女

嘘…

少女

なんで…どうして、

あ?

少女

なんで、殺したの?

理由言うわけねぇだろ

少女

警察呼ばなきゃ

お前自首するのか?

少女

え、なんで私?

てめぇが殺したんだよ

少女

そんなことしてない

お前と言うよりお前のあくまが殺したな

少女

何度も言わせないで

少女

私は悪魔なんかじゃない

んじゃ、なんでこいつは死んでんだよ

少女

殺してないの…?

見てみろよ

少女

少女

綺麗に魂だけ抜かれとる

さすがの俺でもできねぇよ

少女

あの人が殺したんだ

あ?

少女

あの人の誰も考えられない殺し方知ってる?

知らん

知りたいっちゃ知りてぇけど

お前知ってんの?

少女

もちろん。

言ってみろよ

少女

死体は傷1つないの…

少女

ただ綺麗に眠ってるように死んでるの

それって

少女

あの人が居るんだ

少女

ここに

お前に取り憑いてる悪魔って…

お前の親父?

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