オギ
ほい 、 お待たせ ー 。 オギ 特製 、 バカうま ビーフシチュー な !!

木 の テーブル の 上 に 、 いい 匂い を させた ビーフシチュー が 7 人 前 並ぶ 。
藐
めっちゃ ハードル 上げた けど 大丈夫 かよ …

オギ
おう !! 多分 Maybe 、 おそらく 絶対 絶品 だ !!

赮
いや 不安 なんだが … ??

瀣
大丈夫 だよ 、 味 の 保証 だけ は 瀣 が する !!

櫻
瀣 が 言う なら まあ 、 美味しい だろう し … ね 、 食べよ !!

黃
うん っ 、 さっき から ええ 匂い して 待ちきれへん !! ✨

翆
それじゃあ 、 せ ー の …

六奏
いただきます っ !!

6 人 で 声 を 合わせて 言い 、 一斉 に 食べ始めた 。
黃
ん 、 おいひぃ !! ✨

櫻
… 料亭 開けますよ これ !! ✨

オギ
おい ゞ 、 褒めても 何 も 出ねぇぞ ~ ⸝ ( 笑

瀣
先生 、 盗賊 辞めて 料理人 に なれば いいのにね ~

オギ
いや ー 、 もう 罪 犯しまくってっから … 今更 料理人 しても 絶対 捕まるんだよ …

瀣
ああ …

藐
にしても ほんと 美味いな … な 、 赮

赮
ん … っ 、 ( ポロ ゞ

藐 に 声 を 掛けられた 赮 ちゃん の 目 から 、 大粒 の 涙 達 が 溢れていた 。
櫻
え ちょ 、 赮 ちゃん どしたの ?!

オギ
おい ゞ 、 そんな に 美味かったか ~ ?? ( 笑

瀣
先生 、 今 は ふざけないで !!

オギ
はい 、 すみません

怒る 瀣 に 、 オギ さん は 萎縮 してしまう 。
翆
っ … これ 、 誰 か に 教わったんですか … ??

オギ
ぇ ?? ああ 、 だいぶ 昔 に エルフ の ご婦人 から …

赮
これ 、 母さん の 味 が する ッ … ( ポロ ゞ

櫻
… !!

オギ
… そうだったのか 、 あの時 の エルフ が … 味わって 食えよ 、 おかわり 沢山 あっから ( 撫

赮
ん … ッ 、!! ( 微笑

翆
はい っ … !! ( 笑

2人 は 、 まるで 少年 の ような 笑顔 を 浮かべ 、 また 食べ始めた 。
オギ
それ に しても 、 そうか … 魔王 を 倒したのか ……

瀣
何度 言うのさ !! 倒した って 言ってる じゃん !!

オギ
ああ 、 いや … 少し だけ 心配 してるんだよ 、

藐
… ?? 何 を だよ 、

オギ
… 昔 の 俺 ら の ように ならないか 、 だよ ……

黃
… ?? そういえば 、 昔 の お仲間 さん とは 今 も 会ってるんです ??

オギ
… いや 、 実 は 魔王 を 倒した 後 に 仲違い してな …

翆
仲違い …

オギ
原因 は … まあ 、 実 を 言うと …

瀣
先生 が 嫌 な こと しちゃった … ??

オギ
いや ゞ 、 瀣 ?? 何故 真っ先 に 俺 が 原因 だと 思うんだよ ??

瀣
先生 なら やりかねない じゃん 、

オギ
ぐは ッ 、 オギ さん に 1 万 ダメージ … !!

赮
そういうの いい から 、 話せよ

オギ
あ 、 はい …

オギ
… まあ 、 その …… 周り が 原因 だったんだ

櫻
周り … ??

どういうこと か 、 全く 見当 が つかない 。 周り の せい で 仲違い とは … ??
オギ
魔王 を 倒した 後 、 俺ら は 一部 の 奴ら に " バケモノ " と 言われた …

黃
…… !!

オギ
で 、 ある時 パーティ の 1人 が 怪我 を した … 怪我 の 原因 は 石 を 投げられた こと …

オギ
其奴 を 想ってた 仲間 が 、 石 を 投げた 奴 を 殺そう と した のを 俺 が 止めて 、 仲違い … って 感じ だよ ……

黃
そんな 、 酷い …

藐
…… だな 、

オギ
… お前ら は 、 絶対 俺 の ように なるなよ ?? な !! ( 笑

櫻
… はい ッ !!

オギ
うん 、 いい 返事 だな … ( 笑

オギ
で 、 お前ら これから どうするんだ ??

と 、 皆 が ビーフシチュー を 食べ終わった 頃 に オギ さん が 訊いてきた 。
櫻
それ が 、 全く 考えてないんです … ( 笑

瀣
約束 通り 、 冒険 しよう !! とは 思ってるんだけどね … ( 笑

オギ
そうか … なら トレジャーハント に 興味 は ねぇか ??

藐
トレジャーハント っすか … ??

オギ
嗚呼 、 これ は 知り合い の 情報屋 から 聞いたんだが …

オギ さん は ニヤゞ して 、 得意気 に ポスター を 見せてきた 。
オギ
今 、 古代 の 王族 が 残した 宝 が 各地 で 埋まっている 可能性 が ある らしい …

オギ
宝 の 中 には 、 宝石 や 装飾 … 更には 武器 まで あるとか …

黃
ほぇえ …

櫻
へぇ 、 次 の 冒険 の 目的 には 丁度 いいかも … !!

オギ
あ 、 そう ゞ … 王族 の 宝 も そうだが …

オギ
なんと 、 悪魔王 の スカーフ や 天王 の グラス … 天使長 ミアル のハープ も 各地 に 埋まってる らしい !!

赮
ミアル … ッ ?!

" ミアル " という 名 に 、 赮 ちゃん が 驚いた ような 声 を 上げた 。
オギ
おう 、 知ってんのか ??

赮
知ってるも 何 も …

赮
ミアル は 、 俺 の 恋人 だから … ⸝⸝

藐
… は ??

翆
ん …… ?

黃
うぇえ 、ミアル って 言ったら 俺 でも 知ってるよ ?!

櫻
その 恋人 が 赮 ちゃん ッ … ?!

赮
とは 、 言っても … 今 は 元 恋人 みたいな もん だけどな …

瀣
… ?? 別れたの ?

赮
ん ー ん 、 俺 が 堕天使 に なっちゃって 、 ミアル に 会えなく なったんだよ … ( 笑

赮
天界 は 、 天使 と 神様 しか 出入り 出来ない から さ …

赮 ちゃん は 悲しそう な 顔 と 声 で 言った 。
櫻
そっかぁ …

オギ
… ?? お前 、 天使 に 戻らないのか ?

黃
ぁえ 、 戻る 方法 が あるの ッ ?!

赮
ある けど … 戻れる か 分からんし …

藐
因みに 方法 って ??

オギ
まあ 、 善い こと を して 悪魔王 に 報告 すんだよ 、 そんで 認めて もらえば 天使 に 戻れる はず だ

櫻
それなら 、 魔王 を 倒したんだし … 戻れるんじゃないの ??

赮
そお … ??

瀣
ってか 、 その ミアル は 地上 には 来れなかったの ??

赮
ああ 、 彼奴 は 天使長 と して 仕事 が 沢山 あるから … そんな 暇 ないんだよ ( 笑

赮
… って 、 行く 前提 みたい に なってる けど 、 地獄 と 天界 に お前ら は 入れねぇ から … 行かないぞ ?? ( 笑

赮 ちゃん は 笑って そう 言う けど 、 俺 には その 顔 は 寂しそう に 見えた 。
櫻
… ねぇ 、 2週間 俺ら 離れない ??

赮
は … ?! 何 言って …

櫻
考えたんだけど 、 俺ら 冒険 ばっか で 帰郷 も できないし … 2 週間 くらい なら いいんじゃない かな ??

黃
俺 は 賛成 !! さっき の 赮 ちゃん と 翆 ー 見てたら 、 俺 も お母さん 達 が 懐かしくなったし … ( 笑

翆
… !! …… 俺 も 、 久々 に 会いたい かな ( 笑

瀣
瀣 も 、 先生 と もう少し 一緒 が いいし … !! ( 笑

藐
あ ー … 俺 も 久々 に 墓参り 行きたいし 、 気分転換 って こと で いいかもな ( 笑

櫻
じゃ 、 決まり !! 明後日 には そうしようか !!

赮
お前ら …

櫻
なぁに ?? ( 笑

赮
… んや 、 その …… ありがとな … ⸝⸝

櫻
… !! ぇへ 、 いいの ゞ !!

翌日 、 俺ら は 1 日 中 この 街 で 、 明日 の 旅立ち に 向けて 準備 を する こと に した 。
早起き な 俺ら に 対し 、 オギ さん は まだ 寝てる ので 、 静か に 話す こと に した 。
櫻
皆 何 か 買いに 行くの ??

藐
俺 は とりあえず 食料 買い込まねぇと 、 両親 共々 居ねぇし …

瀣
瀣 は ここ に 滞在 する から 買い物 は しないな ー 、 赮 裙 は ??

赮
俺 は … ミアル に 、 プレゼント を 用意 しようかと … ⸝⸝

黃
ほぇ 、 絶対 嬉しい と 思う !!

赮
だと いいけど … ⸝ ( 笑

翆
… ゙

櫻
す 、 翆 は 、 親御 さん に 何かしら お土産 あげたら ?? ( 笑

翆
あ ー … お土産 も いい けど 、

そう 呟いて 翆 は オギ さん の 方 を 向く 。
翆
オギ さん に 、 ビーフシチュー の レシピ 聞いて 、 買い出し しよう かな … って

櫻
… !! いいじゃん ! 絶対 喜んでくれるよ !!

赮
いいなぁ …

翆
… !! 赮 ちゃん も 、 余裕 が あったら おいで ??

赮
ん … !! …… ぁ 、 その時 ミアル も 連れてって いい … ??

赮
だめ なら いい 、 けど …

翆
… いいよ 、 連れて おいで ( 微笑

赮
… !! ありがと 、 翆 兄 ( 笑

藐
此奴 が すんなり 許可 する とか …

瀣
絶対 明日 嵐 やん …

櫻
いや それか 魔物 の 残党 が 襲ってきたり …

翆
俺 の こと なんだと 思ってんの …

藐
ブラコン じじい 、

翆
エルフ 年齢 だと まだ じじい じゃないよ ?? ( 笑

黃
気にする の そっち なんや …

赮
じゃ 、 行くわ

藐
俺 も そろ ゞ 行ってくるわ 、

櫻
あ 、 ちょっと 待って !!

扉 を 開けて 出かけよう と する 二人 を 、 大声 を 出して 呼び止めた 。
瀣
どうしたの 、 櫻 裙

櫻
ああ 、 その … 昨日 、 なんか 変 だったんだよね 、 街 の 人達 の 様子 が ……

藐
… 気付いてたのか 、

黃
……

赮
… 黃 、 昨日 それ 聴こえてた ??

黃
… うん 、 結構 聴こえてた ……

黃
あん時 は 、 知らんぷり した けど …

黃
昨日 、 オギ さん が 言ってたやん … ?? " バケモノ " って 言われた って …

黃
… 同じ こと 、 言われてた

黃 ちゃん は 、 俯いて 、 悔しそうな 声 で 震え ながら そう 話してくれた 。
櫻
… それ に ついて なんだけど 、

櫻
もし 、 そういう こと が あっても … 絶対 に 相手 に 手 を 出しちゃ だめ

瀣
なんで っ …

赮
手出し したら 、 更 に 色んな とこ で 化け物 呼ばわり される に 決まってる から だろ …

櫻
うん 、 赮 ちゃん の 言う通り … 更 に 悪評 が 広まっちゃう から さ ??

藐
手 を 出さなきゃ いいんだし 、 避けりゃ 済む … それ に 、 回復 も できるしな

瀣
… ん 、 わかった

櫻
約束 ね … じゃ 、 解散 !!

俺 が そう 言うと 、 俺ら は それぞれ 買い出し へ 出かけたり 、 オギ さん の 家 に 残ったり した 。
雑貨屋 を 見つけた ので 、 ミアル 宛 の プレゼント を 探す こと に した 。
どれ も これ も 彼奴 に 似合いそう で 、 迷ってしまい 、 だいぶ 時間 が 掛かっている 。
赮
んん …

藐
赮 … ??

赮
あ 、 藐 か … 買い物 は 終わったん ??

藐
終わった から オギ の とこ に 帰ろう と … お前 は プレゼント 探し か

赮
そ 、 でも 全部 似合いそう でさ … ( 笑

藐
ふぅん … 、

藐
… ミアル は どんな 奴 なん ??

赮
ん ー 、 口 は 悪いし … 手紙 の 返事 は 遅いし …

藐
今 の ところ 悪い とこ しか ない じゃねぇか …

赮
… でも 、 強くて 頼り甲斐 が あって 、 ちょっと 意地悪 で かっこいい ……

赮
… お前 みたいな ?? ( 笑

藐
ば ッ 、 俺 そんなん じゃ ねぇし …… ⸝⸝

赮
んは 、 まあ とにかく いい奴 だよ ( 笑

藐 の 方 を 向いて そう 言い 、 俺 は また アクセサリー の 方 へ 向き直る 。
赮
… で 、 ど ー しよっかなぁ ……

藐
… 好きな 色 とか は 知らないん ??

赮
確か … こんな 感じ の やつ

俺 が 手 に 取った のは 、 明るい 水色 で 、 まるで 勿忘草 の ような 色 を した ハンカチ 。
藐
へぇ … なら 、 この ブレスレット とか どう ??

藐 が 指した のは 、 先程 俺 が 指した 色 の 宝石 が 、 銀色 の チェーン に 何個か 付いている ブレスレット だ 。
赮
それ いい かも … 彼奴 が 好きそうな 感じ だし … !( 笑

赮
これ に するわ 、 藐 さんきゅ ( 微笑

藐
ん 、 決まった なら 良かった ( 笑

藐
じゃ 、 俺 買い忘れ 思い出した から 行くわ … また 後 で ( 笑

赮
ん 、 また ( 笑

藐 は 軽く 手 を 振って 、 スタ ゞ と 歩いて 行った 。
それ を 見送った 後 、 俺 は 先程 藐 が チョイス した ブレスレット を 持ち 、 会計 へ 向かった 。
赮
ッ …… ?!

俺 を 引っ張って きた のは 見知らぬ 男 5 人 組 。
もぶ
なあ 、 アンタ もしや 魔王 を 倒した 勇者 パーティ の 一員 か ?? ( 笑

赮
… そうだけど 、 だったら 何 ??

おそらく 今朝 櫻 が 言っていた ような 連中 だろう 。
逃げたい が 、 男共 の うち の 一人 に 羽交い締め に されていて 無理 そう だ 。
もぶ
噂 で 聞いた けど … アンタら 、 人間 が 一人 しか 居ない って ほんと か ??

赮
… ( 頷

もぶ
ハハ ッ 、 やっぱ 俺 の 思った 通り の " バケモノ " 集団 じゃん !! ( 笑

もぶ
そんな 奴ら が 此処 に 居たら 、 街 の 奴ら が 怖がって 迷惑 なんだよね ー 、 ( 笑

はぁ … ?? 俺ら 別 なんも 危害 加えてない のに こんな 言われんのかよ …
赮
… で 、 なに 。 要件 ちゃっちゃ と 言ってくれる ??

もぶ
まあ ー … さっさ と 此処 出てけよ 、 って 話 ?? ( 笑

赮
… すまない が 、 明日 の 朝 まで 俺 は 滞在 する つもり だし … パーティ の うち 一人 は 此処 に 残る 、

もぶ
は ァ゙ ?? そんなん 知らねぇ s …

赮
でも … !! 俺も 彼奴ら も 、 街 の 人 に 危害 を 加える つもり は 一切 ない

赮
だから 、 頼む から そんな 風 に 言わないで 欲しい …

赮
…… 頼む 、

俺 は 深々 と お辞儀 を し 、 目 の 前 の 其奴ら へ 頼み 込む 。
もぶ
なぁ 、 別 に 悪い 奴 じゃ ないんじゃ …… ( コソッ

もぶ
お前 こんな の 信じる の かよ ッ ?? まじ 騙されやす 過ぎ ( 笑

もぶ
う ー ん 、 でも …

なんて 一人 が 抗議 していた が 、 他 四人 は 其奴 の 味方 を 一切 しない 。
これ こっそり 帰っても バレない とか ないか … ?? とか 思っていたら
いきなり 抗議 していた 其奴 が 、 目 の 前 で 腹 を 殴られた 。
もぶ
かは ゙ ッ … 、 !!

赮
ちょ 、 お前ら 身内 で ッ … !!

もぶ
此奴 が 急 に 反抗 する から 仕方 ねぇだろ ッ 、 ( 笑

もぶ
てか 、 前 から その 正義感 、 ほんと 迷惑 だったしな ( 笑

もぶ
もう 1発 くらい やっとく ー ?? ( 笑

もぶ
あり ゞ 、 ( 笑

なんて 、 また 其奴 を 思いっきり 殴ろう と する 。
それ が 放っておけず 、 俺 は 勝手 に 身体 が 動き 、 其奴 を 庇っていた 。
赮
げ ほッ 、 ぅ ゙ …

もぶ
あ ゙ ?? 邪魔 すんなよ ッ ゙ !!

矛先 が 完全 に 俺 に 変わり 、 四人 は 俺 を 殴ったり 蹴ったり し始めた 。
頬 は ヒリ ゞ する し 、 服 は 汚れる し で 最悪 だ 。
因みに 俺 が 庇った 奴 は 逃げて 行った 。 それ が 1番 正しい 選択 だろう 。
もぶ
おい 、 この 羽 本物 かよ ?? ( 笑

赮
んぁ ゙ ッ … ??! ♡

羽 を ぐい っ と 引っ張られ 、 手 が 触れ 、 つい 反応 してしまった 。
もぶ
うわ 、 なに 今 の 声 ( 笑

もぶ
もしかしたら 弱点 なんじゃね ー の ?? ( 笑

赮
あ ゙ 、 ぁ っ … ゙♡

赮
ごぇ ゙ 、 なさ ッ … やめ ッ ゙ 、 やめて 、 くださぃ ッ ゙ … ( ポロ ゞ

俺 は 櫻 との 約束 を 守りたくて 、 謝る こと しか 出来なかった 。
買い忘れた 物 を 無事 に 買い終えて 通り に 出ると 、 ゾロゞ と 四人組 の 男 共 が 路地裏 から 出てきた のを 見かけた 。
其奴ら の 先 に 見えた 茶髪 に 見覚え が あった ので 、 路地裏 へ 入った 。
すると 、 見覚え の ある 、 よく 一緒 に 笑い 合った 仲間 が そこ で 倒れていた 。
藐
赮 ゙ ッ … !!

赮
ん … ゙

服 は 汚れていて 、 頬 は 赤く 、 周り には 黒檀 の 綺麗 な 羽 が 散らばっていた 。
藐
赮 、 立てるか … ??

赮
… 支え 、 ある なら

藐
肩 貸す から 、 頑張って 立ってくれ 、 な ??

赮
… ( 頷

藐 ちゃん が ぼろ ゞ の 赮 ちゃん に 肩 を 貸して 帰ってきて 、 吃驚 した 。
何 が あったのか 聞けば 、 路地裏 で 倒れていた らしい 。
オギ さん に 料理 を 習う のを 中断 し 、 今 俺 は 赮 ちゃん の 手当て を している 。
赮 ちゃん は 弱って 自分 で 治癒 が できない らしい から 。
赮
い ゙ ッ … 染みる ……

翆
黃 ちゃん が 帰ってきたら ちゃんと 治して 貰おっか 、

赮
ん …

翆
… 何 が あったの か 、 教えて もらって いい ??

俺 が そう 訊く と 、 赮 ちゃん は ポツ ゞ 話し 始めた 。
急 に 仲間割れ を 始めて 、 それ を 庇ったら 殴られて 、 蹴られた こと 。
何度 も 羽 を 触られて 気持ち悪かった こと 。
翆
… なんで 反抗 しなかったのさ 、

赮
… 櫻 が 言った だろ 、 手出し すんな って

翆
だとしても ッ …

赮
… ただ 俺 が 、 あの 約束 を 守りたかった だけ

赮
だから 、 気にしないでよ … ね ?? ( 微笑

翆
…… 赮 ちゃん が そう 言う なら 、

俺 が オギ さん の ところ へ 帰る と 、 なんだか 空気 が 重かった 。
瀣 と 藐 は どこか 心 あらず な 感じ で 、 オギ さん は 深刻 そう な 顔 、 黃 ちゃん と 翆 の 姿 は 見当たらない 。
櫻
ただいま ー 、 何か あったの ??

瀣
あ 、 あの … 赮 裙 が ね ッ …

翆
櫻 ゞ 、

瀣 が 言葉 を 紡ぐ のを 中断 する よう に 、 奥 の 部屋 から 出てきた 翆 が 俺 を 呼んだ 。
翆
… 夜 、 少し 出かけない ?? 話したい こと あってさ ……

櫻
ぇ 、 ああ … いい けど … ってか 、 瀣 、 赮 ちゃん が どうしたの ??

瀣
その 、 リンチ された らしくて …

櫻
は 、 嘘 っ … 今 どこ 居るの ?!

瀣
今 は 奥 の 部屋 で 休んでて 、 黃 ちゃん が 治療 してるよ

櫻
ちょ 、 様子 見てくる ッ … !!

俺 は 、 バタ ゞ と して 赮 ちゃん の 元 へ 向かった 。
俺 を 睨みつけて 、 怨み の ような 思い を 持った 視線 に 。