TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

俺から君への贈り物

一覧ページ

「俺から君への贈り物」のメインビジュアル

俺から君への贈り物

1 - 俺から君への贈り物

♥

100

2019年12月05日

シェアするシェアする
報告する

そろそろもうクリスマス

もう街はツリーや ライトアップでキラキラと光り輝いている

...もうすぐクリスマスか

空気が冷たく氷のように肌に触れる

...彼女にもなにかあげなきゃな

でも、金が...なぁ

俺は路上ライブで稼いでおり 貧乏で金がなく、

プレゼントなど買えるかどうか。。

あ、そうだ。

クリスマス当日

外は凍えるような寒さのはずなのに

なぜだか俺は気持ちも体も

ぽかぽかと温まっていた

彼女

...おじゃまします

ガチャリと音がし、 振り向くとそこには

マフラーに手袋ダッフルコートという

とても暖かそうな服装で

顔を少し紅潮させながら

リビングへと近づく

彼女

メリークリスマス...!

彼女は俺を見た瞬間に

先程まで凍りついたような表情が

一瞬にして全て溶けてしまったかのように

ぱぁっと輝く笑顔を見せる

いらっしゃい

それに対し、俺も笑顔で応える

彼女

あら、プレゼントでもあるの?

ニヤリと悪戯っぽく笑う

ご存知の通り

俺には金がない......

だがっ...!

歌がある。

彼女

歌...?

あぁ、

彼女とは路上ライブで出会った

他の俺の前を通る通行人は

冷たい視線をただ送るだけで

俺の声は虚しく 誰の耳にも届いてはいなかった

けれど彼女は俺の前に立ち止まり

最後には拍手をしてくれた。

彼女

素晴らしかったです

たった1人でも俺の声が届き 拍手してくれた事実が嬉しく

通行人の冷たい視線など気に留まらなかった

その日から彼女との 交際が始まった。

俺は、みんなのように

綺麗なネックレスも

指輪も

プレゼント出来ないけれど

君のためだけに『歌』なら作れる

聞いてくれ。

彼女

はい!

彼女は少し涙目になりながら

笑顔で頷いた

???

メリークリスマス

???

素敵な夜になりますように。

???

最高のプレゼントを

この作品はいかがでしたか?

100

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚