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主
主
主
主
主
主
主
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お前は僕にそう伝えてきた
梅雨の時期、ずぶ濡れの服のまま俺の部屋の真ん中で弱々しく泣いていた
夏は始まったばかりなのに、ぶるぶるとお前はひどく身を震わせていた
そんな話で始まる
あの夏の思い出
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目に涙を浮かべてお前は無理やりのように笑った
そんなお前に俺は言った
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最初は乗り気じゃなかったお前も、だんだん楽しそうに笑い出した
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カバンに詰めて
いらないものは全部壊していこう?
俺とお前の写真も
俺の平凡な人生を書いた日記も
もういらないから壊しちゃおう
人殺しのお前とダメ人間の俺の旅なんだから
こうして俺ら2人は逃げた
この狭い狭い世界から
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人殺しなんてそこらじゅうに湧いてんじゃん
お前は悪くない
何も悪くない
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kk
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親も信じられない
家族も信じられない
友達なんて居ない
そんな俺らが信じ合うには 十分な理由だった
今お前の手を握っても最初のような震えはなくて
誰にも縛らず、 2人並んで線路の上を歩いた
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kk
kk
額の汗も、落ちたメガネも
忘れるくらい
kk
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あてもなく彷徨う蝉の群れに
水もなくなり揺れ出す視界に
迫り狂う鬼たちの怒号に
俺たちははしゃぎあった
するとお前はナイフを取った
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kk
kk
kk
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そしてお前は首を切った
まるで、
まるで映画のワンシーンだ
白昼夢を見ているかのようだった
気づけば俺は捕まっていた
お前だけがどこにも みつからなくて
お前だけがどこにもいなくって
それからただ時だけが過ぎた
暑い暑い日が過ぎていった
家族も
クラスの奴らもいるのに なぜか
お前だけがどこにもいない
あの日の夏を思い出す
俺は今でも歌ってる
お前をずっと探してるんだよ
お前に言いたいことがあるんだ
九月の終わりにくしゃみして
六月の匂いを繰り返してる
お前の笑顔は
お前の
こーくの無邪気さは
今でも俺の頭の中を
飽和する
誰も何も悪くは無い
こーくも何も悪くないから
もういいよ
投げ出してしまおう?
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あの夏が飽和する/カンザキイオリ様
リンちゃん(人殺し)/こーく不透明様
レンくん(ダメ人間)/そらびび様
小説/よくわからん☆
リクエスト/紫音様
そして読んでくださった皆様
ありがとうございました
この話は二次創作、nmmn、フィクションです。
ご理解ください。