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⚠️口調迷子
地雷さん↺
スタート
「にき」『しろ』[りちょ]【きゃめ】
しろせんside
喧嘩のきっかけなんてほんの些細なことだった。
『なんでいってくれへんの?』
俺がそういった時ニキは少しだけ眉をひそめた
「言う必要ある?」
その一言で空気が変わる。
『あるにきまってるやろ!』
俺は即答した。
声は思っていたよりも強くなってしまった。
『俺は知りたいって言ってる』
「全部?」
ニキの声が低い。
これはニキがイラついている時の態度だ。
「全部把握してないと気が済まないわけ?」
俺を責めるような言い方だった。
俺の胸がじわっと痛む。
『そういう訳じゃ、!』
「じゃあどういうこと? 」
引かない声。
「お前重いんだよ」
その一言で何かが切れたような気がした。
俺は
『……そっか』
それ以外何も言わなかった。
言えなかった、の方が正しい。
喉の奥が詰まって何を言ってもみっともなくなりそうで。
『じゃあ、もうええよ』
それだけ残して、彼に背を向ける。
「………ッ」
彼がなにか言おうとした気配はあった。
でも、振り返らなかった。
振り返ったら、きっとまた辛い思いをするだけだから。
ーーーー>>
[え!?せんせーそれで帰ってきたの??]
りぃちょが驚いた様な怒っているような表情をして俺を見た。
俺はソファに沈みながら、ぐったりと天井を見ていた。
『…やって、”重い”って言われたし』
[だからって帰ったらさー]
『じゃあどうすればよかったん』
[それは、、、]
[その場で殴るとか?笑]
『物騒すぎやろ笑笑』
俺が小さく笑うとりぃちょはこちらを睨んできた。
[わらってんじゃねーよ笑]
でもその目は少しだけ柔らかい。
[で?せんせーはこの後どうしたいの? ]
『…戻りたい。』
やっぱりそこに行き着く。
どこまで行っても俺はニキのことが好きなんだと実感させられた。
りぃちょは深くため息を着いた。
[だと思った笑]
『でも俺だめかも』
[だからなんで?]
『どーせまた同じことになってまう』
『怖いんよね。』
[なにが?]
『嫌われるのが』
その言葉にりぃちょは少し黙った。
それからぼそっと言う
[似てるな、、]
『何に?』
[俺に。]
『ぇ、?』
[詳しくは昔の俺にかな]
『りぃちょも昔はこんな感じで誰かと揉めてたん?』
[まぁ、ね]
りぃちょは視線をずらした。
[俺ってば素直じゃないし、すぐに突き放すしでさ]
『うわっ最低やな笑』
[何も言い返せないのがムカつく]
『昔のりぃちょはこんな時どうしてた?』
[俺は殴ったよ]
[まぁビンタだけどね笑笑]
『だからさっきから物騒なんだって笑笑』
思わず笑うとりぃちょは顔をしかめた。
[でもねせんせー]
[結局俺もせんせーと同じだったんだよ]
『おなじ?』
[離れるのが怖いくせに、先に俺から距離をとった。]
[それがお互いいちばん辛い選択だったのにさ]
[俺は気付かずにすぐにその選択を取っちゃったんだよね]
俺は息を呑む。
[だからさせんせいもその選択が正しいのかもう1回考えてみて。]
俺はもう一度自分がした選択に着いて考えてみた。
ニキside
【え?”重い”っで言った!? 】
キャメは静かに聞き返した。
俺は壁にもたれてめんどくさそうに答えた。
「うん。言った」
【へぇ】
それの一言だけなのに妙に圧がある。
【で帰したの?】
「帰したというか帰った?」
【止めなかったの? 】
「止めなかった。」
キャメは手に持っていたコップを置く。
【ニキくん馬鹿だね笑】
キャメはそういった。
「は?」
【いちばんやっちゃ行けないことだよ】
俺は顔をしかめる。
「キャメうるさい」
【あれ?図星だった??】
「……」
否定しない時点で図星だと言っているようなものだ。だけど俺には言い返せる言葉は思いつかなかった。
【で、ニキくんの本音はなんなの?】
「え?」
【なんで”重い”なんて言っちゃったの?】
俺は少し黙る。
それから、低く言う。
「……全部見ようとするから」
【うん】
「逃げられなくなるような気がして、」
【うん】
「ムカついた。」
【それで?】
「…怖かった。」
俺はキャメに何もかも見透かされているような気分になった。
だから俺は観念したみたいに吐き出す
「離れるのが」
キャメは一瞬だけ目を細めた。
【知ってる】
「は?キャメがわかるわけ」
【似てるから】
その一言で空気が変わる。
「誰に?」
【俺の知り合いに】
少しだけ間を開けてまたキャメが口を開く。
【すぐ突き放すやつ】
俺は顔をしかめる。
「……それ、お前だろ」
【さぁどーだろ。】
とぼけるけど否定はしない。
【ニキくん】
キャメは少しだけ俺に近づく。
【ちゃんと引き止めてやりなよ】
「無理だって」
【無理じゃない】
「言えない。」
【言いな 】
短く、強く。
【今言わないと、本当に居なくなるよ】
その言葉だけは俺の心に真っ直ぐにはいってきた。
ーーーーー>>その夜
[せんせー、ニキニキのとこ行きなよ]
ぽつりとりぃちょが言った。
俺は驚いて顔をあげる。
『なんでッ』
[顔]
[やばい]
[終わってる]
[これで伝わった?]
『ストレートに行ってくんなぁ笑』
その後少しだけ間が空く
[行かないなら俺が連れてくよ]
『過保護すぎ笑笑』
[うるさい]
俺は少し笑って、それから立ち上がった。
『行くよ。』
その背中を見ながらりぃちょは小さく息を吐く。
[…~もこんな気持ちだったのかな。]
誰にも聞こえない声だった。
同じ頃
【で?行くの?】
そうキャメが聞いてきた。
俺は舌打ちをした。
「…いく」
【最初からそういえばいいのに笑】
「うるさい」
ドアに手をかけて止まる。
「なぁ」
【んー?】
「キャメだったらどうする」
珍しく弱い声だった。う
キャメは少しだけ目を見開いて、それから笑う。
【とっくに捕まえてるよ】
「こーわっ笑」
【だろ?】
【ほら早く行ってきな】
背中を押されるみたいに俺は部屋を出た。
ニキside
俺が家に帰るとボビーはもうそこにいた。
「帰ってきてたんだ…」
『うん。』
少しの沈黙
でも、今度は逃げなかった。
「俺が悪かったごめん」
「俺の事心配して言ってくれてたのに言い方最悪だった。」
『うん』
「ボビー」
俺は1度言葉を切る。
それからちゃんとボビーをみる
「俺から離れないで」
ボビーは驚いた様な表情をした後少しだけ笑った。
「何笑ってんだよ?!笑」
『やって、俺もそう思ってたから』
『ニキも俺から離れないで欲しい』
『離れてしまわないか怖い…』
『だから』
ボビーは俺をじっと見つめた。
『ニキの全部が知りたくなった』
ボビーの本心をそのまま伝えられた。
逃げずに真っ直ぐと
『でもそれで喧嘩してたら意味ないよな、笑』
ボビーは少しだけ照れたように笑う。
俺はしばらくボビーの顔を見て言う
「じゃあさ半分にしよ」
『半分?』
「相手の全部知ろうとするんじゃなくて半分だけ」
「人間はさ相手を全部知ることなんて難しいように作られてるんだよ。」
「だから無理に全部知ろうとするんじゃない。」
「ゆっくりと知って行けばいいんだよ。」
「とりあえず目標は半分ってことでさ」
「それに喧嘩は相手を知ることに繋がるから意味はあるよ。無意味じゃない。」
『う”ん”泣』
「何泣いてんの?笑笑笑」
『や”ッて”~~』
「あとさボビー」
『??』
「怖い時はちゃんと言って。」
『ニ”キや”って』
「努力するよ」
『それじゃッた”りな”い』
少しだけ強く言い返してきたボビーは可愛らしくて思わず笑ってしまった。
「言うよ。絶対」
その言葉でようやく2人の中にあった何かがほどけた。
少しづつ距離を詰める。
今度はどちらかでもなくお互いに抱きしめあった。
「今度どこか出かけよ。」
俺はそう聞く
『……一緒に、?』
ぼびーはそう返す。
「うん!」
少しだけ間を置いて。
『一緒。一緒かぁ。』
一緒というその言葉が、ちゃんと同じ意味になった気がした。
ここまで読んでくれてありがとうございます‼️
そろそろ物語の方面進めたい、!
また次のお話で.ᐟ.ᐟ⭐️
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