テラーノベル
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omr「あぁ〜…もう無理……。」
俺の家のリビングのソファーでぐた〜と大の字になりながら元貴は目を瞑っている。
まあ、理由は分かる。
今日はいつもよりも忙しく、朝の3時に起きて、夜の10時までは通しで働いていたため、全員がとてつもなく疲れていた。多分過去一。
だから元貴はずっとソファーに寝っ転がりながら、疲れた…と言葉に表してアピールしてくる。そのままシャワーにも入らずに寝てしまいそうだった。
wki「はいはい。そこで寝ないでちゃんと寝室で寝てね。」
流石にソファーで寝られると風邪をひいてしまうかも知れないから、寝室に移動させようと半分寝ている元貴を起こす。
omr「……今謎に動けないから若井連れてって…」
意味の分からないことを言ってまたもや元貴は眠りについてしまう。
(え?そんなことある?)
頭の中が困惑に陥っている俺を横目に、元貴はもう寝息をたててぐっすりと眠ってしまっていた。
心の中で小さなため息をついて、数秒経ってから元貴をおんぶして持ち上げた。
意外に、成人男性とは思えないほど持った感覚が軽かった。
耳の近くで元貴の寝息が聞こえる。
寝室に着いて、ベットに腰をゆっくり降ろし、元貴をそっと寝かせた。
wki「…かわい。」
不意に気持ちが漏れた。言われた当の本人はなんにも気付いていないから良かった。
いつものかっこよくて、可愛い。そんな元貴の寝顔は本当に想像を絶するものだ。
全然2時間でも3時間でも眺められるような、そんな綺麗な顔つきで、ファンのみんなには見せない表情。
その寝顔を見ると自然と心がふわっと温かくなってくる。まるで今日の疲れなんてなくなったように。
明日からも頑張っていけそう。
終わりのない人生という絶望にたくさんの希望を与えてくれた。
それが君だった。
これからも元貴の下で仕事をしていきたい。
そう思えた理由の一つになった。
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