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「拓馬くん。あの約束守ってくれてたんだね」
『あの約束』とは、小さい子どものほんの戯れ。けど、僕達にとっては最後の約束だった。
「たくまくん!」
「ましろちゃん、どうしたの?」
「たくまくんが僕っていうの可愛いから、大きくなっても僕って言ってね!」
「ましろちゃんのお願いならいーよ!」
本当にそれだけ。特に一生を左右するわけでもない、本当に小さな約束。けど、僕はそれを守っていた。真白は、僕が自分のことをいつまでも僕と言っていたから懐かしく感じてたんだろう。あの約束をしたあと、ましろはすぐに運ばれていった。僕は無意識のうちに真白との約束を守っていたんだ…真白のことが