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社会人4年目。結婚を前提に付き合おうとしていた彼女に振られた。彼女は新たに好きな男が出来たと言った。何とも身勝手な話だった。彼女には色々たかられた。それを幸せと思い込んでいた私は既に彼女に200万弱を注ぎ込んでいた。つい先週まで彼女を呼んでいた6畳半の賃貸のアパートへ上がり込む。帰ってきたという実感はない。今はただ失ったと言う事実のみが身体を蝕んでいる。ああ、彼女は私に告げるだけ告げて早々と去っていったからか彼女のお気に入りの香水を忘れていたではないか。要らない。窓から放り投げ人通りの少ない路地にガラスの割れる音が響く。次に彼女の歯ブラシだ。一般的にこう言うのは捨てるのに躊躇う男がいると聞く。全くのデマだったようだ。せっかくの機会に洗面台をそれで擦り、二つに折り適当に落ちていたポリ袋に投げ入れる。しかし本当に無駄な数年を過ごした。彼女のために指輪を買う金も貯めていた。十数万の金は今となってはただの資金だ。そうだ、私の好きな酒に注ぎ込んでやろう。何の感情のない能面の様な顔して私は家を出る。鍵は..閉めていないが気にしない。
コンビニでありったけの在庫の酒を買い帰路に着く。と言っても缶の酎ハイなどは私は苦手だ。父も好んでいた焼酎をコップにちびちびと注ぎ飲む。
ほろ酔い期
気分が変に高揚してきた。小さい頃両親に連れて行って貰った遊園地を思い出す。大人になり子供の頃の思い出がふと蘇るのが今とは。次にこんな寂れた部屋に住む私には似合わない様なワインを取り出す。地元から都会に出る際母が記念日に使っていたワイングラスにワインを入れ飲む。芳醇とは正にこの事か。葡萄の甘味と酒の強さが脳に刺激を与える。奴の事なんて忘れて飲む。美味い。酒の肴が欲しいものだが生憎買いそびれていた。
酩酊初期
今の時点でかなり酔ってきた様だ。私はかなり飲む方だと自負していたがまだまだ終わらない。次に手を出したことのなかったブランデーに手を伸ばす。これは先程までの酒と違い度数はかなり高めなのだ。少しずつグラスにつぎ飲む。まだ酒のストックは大量にある。この機会なら止める人間もいないこの時間に飲んでしまおうではないか。
酩酊期
既に10本弱…流石にそこまでは開けていないだろうか。数えるのも面倒だ。少しずつ吐き気が込み上げてくる。既に私の飲んだ酒の量の最高記録は超えた様だ。謎の達成感に浸ってやろうではないか!ハッハッハッハッハッ!ハッハッハッハッハ
泥酔期
わたしはいま何本飲んだろうか?既に許容量を超えた。じぶんが吐きもどしたのかすら記憶が危うい。だがまだよるは明けない。一度立ち上がり体をのばそうとしたがやめた。そもそも立てなかった。酒が少なくなってきただろうか。まだのこっている。呑まないと。呑まれないと。私は一度も手を出したことのないウイスキーボトルを手に持ち、開けて直接飲む。あれ?こういうのは薄めるものだろうか。ウイスキーは直で飲むのが私の憧れだった。おいしい。香ばしい、スモーキーな香りが鼻と喉を突き抜ける。この短時間で私は目が悪くなったのか?前があまりはっきり見えないんだ。おかしい
昏睡期
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