またまた出すの忘れてました[完]
甘えん坊ないこさんって可愛くてだな🤩
⚠️注意⚠️
・nmmn注意
・キャラ崩壊注意
・桃愛されあり
・通報しないで欲しいです
・運営さん愛してます
ないこの家のリビング。ソファの上で、メンバーたちは動画チェックをしながらまったりしていた。
画面には、自分たちのベルーナの時の実写映像だった。
顔を隠す前の秘蔵動画。みんなで確認する時間が1番楽しくてライブ後の醍醐味だった。
水「このときりうちゃん、ダンスめっちゃ跳ねてたよね!」
赤「えー? りうらそんな跳ねてた?w」
紫「跳ねすぎて髪ピョンピョンしとったで。」
黒「まぁ元気があってええんちゃう?」
青「あにきは踊らなすぎやけどなww」
笑い声が絶えない。
その端っこで、ないこは少しだけ静かだった。
水「ないちゃん、どしたの? 眠い?」
桃「んー……いや、ちょっとぼーっとしてただけ。」
返事はいつも通り穏やか。
でも、その声はどこか掠れている。
しばらくして、いふが何気なく別のファイルの確認をしていると、
後ろから“ぽすっ”と、何かが当たった。
青「……ん?」
振り返ると、ないこがそのままいふの背中に、ふわっと頭を預けていた。
青「え?」
赤「……ないくん?」
ソファの空気が、一瞬で変わる。
いつも絶対に人にくっついたりしないないこが、今は無言のまま、いふの背に顔を埋めていた。
水「……ないちゃん、どうしたの……?」
紫「珍しいなぁ……どしたん?甘えたい?」
桃「……あったかぃ、。」
その一言で、全員の目が一斉に動いた。
黒「おい、ちょっと待て。ないこ、顔真っ赤やぞ。」
青「……おい、これ熱あるわ。」
赤「え、ほんとに!?りうら、体温計持ってくる!」
水「ブランケット!ブランケット取ってくるね!」
紫「ないちゃんちょ、ソファ座り!」
一瞬で看病出来る体勢に整える。
ないこは、ぼんやりしたまま
桃「みんなやりすぎ……」
と苦笑した。
けれど――
青「……いや、普通に高い。38度はある。」
黒「まったく、何で気づかんねん。」
桃「……ちょっと寒いだけかと思って。」
紫「“思って”で済ますの悪い癖やでないちゃん、」
赤「ないくん、いつから?」
桃「昼くらいかな、ニコッ」
その瞬間、全員の表情が固まった。
⸻
水「ないちゃん、なんで言ってくれなかったの……!」
桃「……みんなで動画見てたのに、邪魔したくなくて。」
青「ったく、ほんまあかんで?無理する癖治しや…」
黒「ええから、横になれ。動くな。」
紫「バカやなぁ。邪魔とか思うわけないやろー?w」
赤「うん、ないくんの方が大事だよ。」
⸻
いむが毛布をかけ、
初兎が氷枕を持ってくる。
いふが手際よく体温計をセットし、
悠佑がタオルを絞る。
りうらはずっと隣でないこの手を握っていた。
桃「……なんか、すごいな。過保護すぎない?」
水「当たり前でしょ!」
青「これくらいせんとないこ何するか分からんもん。」
黒「ほんま、無理ばっかするんやから。」
桃「……ありがと。なんか……甘えたくなったの、久しぶりかも。」
紫「甘えてええねん。たまには。」
赤「うん、りうら、ないくんが甘えてくれたの嬉しい。」
桃「……ふふ、ありがと。」
毛布の中で、ないこは小さく身体を丸めた。
顔はまだ赤いけれど、表情はどこか安心している。
そのまま、りうらの手を握ったまま――
すうっと、眠りに落ちた。
青「……珍しいもん見れたな。」
水「ね……ないちゃん、可愛かった!」
紫「風邪やなかったらからかっとるとこやけどな。」
黒「まぁ、今はそっとしといたろ。」
赤「うん。ないくん、ゆっくり寝てね。」
夜。
家の照明は落とされ、ソファの上ではメンバーたちが毛布にくるまりながら眠っていた。
リビングの奥のベッドには、まだ少し熱の残るないこが静かに寝息を立てている。
……はずだった。
赤「……ん。トイレかな?」
薄暗い中でふと気配を感じ、顔を上げる。
そこには、ふらっと歩いてくるないこの姿。
毛布を引きずりながら、寝ぼけたような目。
頬はまだ少し赤い。
赤「……ないくん!? 起きて大丈夫なの!?」
桃「……ねぇ、りうらぁ…」
赤「んー?」
桃「りうら、あったかいね。」
そのままぎゅっと腕を回して抱きつく。
完全に無防備。
りうらは顔を真っ赤にした。
赤「な、ないくん!? ちょっ、寝ないとダメだよっ!」
桃「えー、やだ。みんなのとこ行く。」
赤「“やだ”って……(困)」
そんなやり取りをしているうちに、物音でいむが目を覚ました。
水「ん……りうちゃん? どしたの……?」
赤「ほとけっち! ないくん起きちゃって……!」
水「ないちゃん……? あれ、どうしたの、まだ熱あるのに……」
桃「……いむだぁ…」
水「えっ」
そのまま、ふにゃっと笑っていむの胸に抱きついた。
桃「いむ、あったかい。好き。」
水「!?!?!?!?!?」
その声に反応して、初兎といふも起き上がる。
紫「なんやねん、うるさいで、、」
青「なにしとんの。さっさと寝ろや。」
桃「まろも一緒寝よぉ?」
青「……は?」
赤「あ、これもう完全に甘えモード入ってるやつだ……」
紫「あかん、リーダー壊れた。」
黒「なんや、うるさい思たら……お前ら何してんねん。」
紫「いや見て、リーダーが珍しく可愛いことなっとる。」
桃「……あにき〜。」
黒「おーおー、来い来い。」
慣れた手つきで腕を開きないこを歓迎する悠佑。それに応じるようにないこは悠佑に抱きついた
桃「んー……おっきい。安心する。」
黒「はいはい。もう完全に熱ボケやな。」
水「ないちゃん……いつもより……甘えん坊だね……?」
赤「可愛い……」
青「これ、明日になったら絶対思い出して赤面するやつや。」
みんなで毛布を広げて、ないこを真ん中に寝かせる。
ないこは満足そうに目を細めながら、それぞれの肩や腕に交互に頭を預けていった。
桃「……りうら、こっち。」
桃「……まろ、手。」
桃「……いむ、まだそこにいて。」
全員が照れながらも、誰も拒めなかった。
紫「しゃーないなぁ……。今日は特別や。」
青「この人数で一緒寝とか、もう合宿か。」
黒「まぁ、ええやろ。たまにはこういう日も。」
ないこは、みんなの真ん中で小さく呟いた。
桃「……みんなと一緒、安心する。」
そのまま、穏やかな寝息を立て始める。
赤「…いつも無理してるもんね。」
水「うん。たまには、こうやって甘えてくれて嬉しい。」
青「明日、これ覚えてたらどう反応すんねやろな。」
紫「絶対全力でいじったる。」
黒「いや、まず熱下げる方が先やから。」
みんな笑いながら、ないこの頭をそっと撫でた。
その夜、事務所には優しい寝息と、毛布の中のぬくもりだけが残っていた。
朝。
事務所のリビングには、コーヒーの香りとトーストの焼ける匂いが漂っていた。
悠佑がキッチンで朝食を並べ、いむがカップを配る。
初兎はソファに寝転がりながらスマホをいじり、りうらは鏡を片手に寝癖を治した。
いふは新聞の代わりにスケジュール表を眺めている。
そして――
ソファの向こうから、ないこがふらっと顔を出した。
桃「……おはよう。」
赤「ないくん! 起きたんだ!」
水「おはよう、ないちゃん! 体調どう?」
桃「だいぶ楽になった。もう熱も下がったよ、w昨日はありがとうね」
いつも通りの落ち着いた声。
いつものリーダーの顔。
そう、“何事もなかったかのように”。
⸻
紫「そっか、よかったなぁ。」
青「昨日はえらい甘えたなぁ……いや、よう寝たなぁ、ないこ。」
桃「……え?」
紫「なんでもないで、www」
黒「体温は? まだ少し赤いな。」
桃「もう平気だよ、w熱もなかったし。」
赤「昨日の夜、りうらびっくりしたんだよ〜!
急に“りうらぁ”って抱きつかれたから!」
桃「ッッ!?」
紫「せやせや、ないちゃん、いむくんにも“好き”言うてたで?」
水「え、えっ!? 僕のも言っちゃうの!?」
桃「ちょ、ちょっと待って!? おま、何言って……!」
青「俺にも“まろも一緒寝よ”言うてきたで、w」
黒「俺にも抱きついてきたな。“おっきい、安心する”って」
赤「ないくん、ふにゃふにゃで可愛かった〜。」
紫「あんなないちゃん初めて見たわぁ〜。“一緒寝よ”やって〜!」
桃「……お前ら、ほんと性格悪いな。」
紫「ちゃうちゃう、事実を述べとるだけや。」
水「かわいかったもん……」
青「ま、たまにはええやん。普段我慢ばっかしとるんやし。」
桃「……俺、ちょっとトイレ。」
言い残して、そのままスタスタと逃げていった。
耳まで真っ赤、背中まで照れてるのがわかる。
赤「……あれ、絶対照れてるでしょ、w」
紫「あんなないちゃん初めて見たな。」
青「まぁ、昨日の可愛さ見たら誰でもニヤけるわ。」
黒「ほんま。せやけど、甘えてくれるの、嬉しかったやろ?」
水「うん。なんか、“あぁ、ないちゃんも人間なんだな”って思った。」
赤「ふふっ。次甘えてくる時も、ちゃんと抱きしめてあげよ。」
トイレの中では――
桃「……もぉ……全員覚えてたんかよ……最悪や…。」
鏡越しに映る自分の顔は、まだほんのり赤い。
だけど、その口元には、少しだけ笑みが浮かんでいた。
桃「……ふぅ。」
まったく。昨日のこと、みんなして……
あんなの、熱のせいに決まってるだろ。
俺があんな甘えるわけ——
赤「——ないくん!」
顔を上げると、りうらがこっちを見て満面の笑み。
桃「……な、なに?」
赤「もう一回、抱きしめて?」
桃「はッ、?」
水「ぎゃはは”wwりうちゃん、やりすぎだって〜!」
紫「ええぞええぞ、ナイスりうら!」
黒「お前らやめたれや、かわいそうやろ、ww」
桃「おまっ……っ、りうらぁぁ!!」
赤「だってぇ〜! 昨日“りうらぁ”って呼んでくれたの嬉しかったんだもん!」
桃「あれは! 熱で! 判断力が鈍ってただけ!!」
紫「はい出た〜言い訳〜」
水「でも嬉しかったのは本当だよ、ないちゃん?」
青「ほとけお前、追撃やめとけ。ないこ今にも溶けるぞwwm」
桃「……もうほんとやめて。俺、真面目に仕事戻る。」
ないこが逃げようとすると、悠佑が後ろから軽く肩を叩いた。
黒「まぁまぁ。そんな焦らんでもええやろ。別に悪いことしたわけちゃうし。」
桃「……恥ずかしいだけだよ。」
黒「照れとるんやな。可愛いな。」
桃「あにきまで……!」
みんな笑い出す。
ないこは両手で顔を覆って、肩まで真っ赤。
赤「……でもさ。」
桃「ん?」
赤「昨日の“ないくん”も、ちゃんとないくんだよ。強いときも、甘えるときも、どっちもないくんだよ。」
水「うん。だから、また甘えたくなったら、僕たちに抱きついてね?」
紫「そん時は俺、ちゃんと受け止めたるわ。」
青「まろがお話聞いたるからねー」
黒「いつでも連絡さえくれれば行くしな。」
桃「……ほんと、みんな優しいな。ありがとう、w」
赤「じゃあ、改めて言うね。ないくん、ぎゅってして?」
桃「……っ……やめろよそれぇ……!」
ないこの顔は耳まで真っ赤。
でもその頬の端には、小さな笑みが浮かんでいた。
明日もこんくらい長いのでます!!
コメント
6件
やばい馬鹿かわいいw
長編嬉しすぎます🥹🫶🏻 甘えたな桃さんも、それを優しく受け止めてあげるメンバーさんも良きだし、桃さんが体調悪いって気づいた瞬間に全員が過保護に近い程の行動力で愛されてて尊し…… 普段かしこまってるけど、ちゃんとメンバーの前では恥ずかしさも出せるのが信頼してる感があって良かったです.ᐟ.ᐟ🧸💞