コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
それからしばらくして、ホテル・ハバネロに、チリペッパー警部が来た。チリペッパー警部は、「事件解決の手伝いをしてくれれば、ビネガーパレスに入れるようにする」とか言ったそうだ。どうせそんなこと出来ない癖に。そう、私はかつてビネガーパレスに居た身。奴の手下の大体は把握している。もちろん、チリペッパー警部もその1人。チリペッパー警部と私が会ったとき、何を思ったのか、奴は暗黙を貫いた。私にはまるで初対面であるかのように接してきたのだ。まあ、こっちとしても好都合だったから良かったけれど。それから、彼らは次々に舞い込んでくる事件を解決していった。フィッシュバーガー邸の絵画盗難事件に、ジニーズ殺害事件、マヨネ誘拐事件。私としては、解決までに時間がかかりすぎてる気がしないでもないけど。そしてしばらく平和が続いたあと。チリペッパー警部が、私たちをフィッシュバーガー邸に招待した。怪しい感じしかしなかったけれど、奴がどう動くのかも少し見ておきたかったので、私は彼らに着いて行くことにした。