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あれからあっという間に10年経った。
あの教室に行ってもりょうがは居なかった。
高校の卒業式にも来なかった。
私は大学いって就職して会社員になった。高校の時に大好きだったカフェも未だに通っている。
今日は休みなんだけど仕事溜まっててやらなきゃ行けないからカフェでやろうとカフェに行った。
着いたら見覚えのある顔の男がいた。
『、、りょうが、?』
「ん、え?○○?」
『えなんで?えてか覚えてるの』
「うん、覚えてる○○も○○がよく話してたこのカフェも」
「よーく覚えてる」
『えなんで、あの時どこ行ってたの?』
「あ、ごめん待って」
「すいませんコーヒーひとつ下さい。」
りょうがはコーヒーを手に取ってこっちを向いた。
「あっちに座って話そう」
『ぁ、うん』
「まず、俺今芸能の活動してるんだ。」
「超特急っていうグループで」
『え、?そうなの』
「元々事務所は入ってて大したことじゃないから言ってなかったんだけど、高校の1、2年の最初の方は落ち着いてたんだけどだんだん忙しくなって2年の後半からはあんま学校もちゃんと通える状態じゃなくてね」
『そうだったんだ、、』
『毎日のように通ってたあの教室覚えてる?』
「覚えてる、当たり前に。」
『りょうが来なくなってからあそこ行かなくなったんだ』
「えなんで、俺居なくても行けばいいのに、」
『りょうががいないと楽しくなくて行っても思い出すだけだったから、スッキリしなかった。』
「そうなんだ。ごめんあの時何も言えなくて」
『いいの、言う暇がなかったんだよね』
「あ、超特急。調べてみていつでもいいんだけど息抜きに超特急見てみてよ」
『うん、笑なんかアイドルらしくなったね笑笑』
「なんか笑○○に言われると笑っちゃうわ笑」
『いやなんでよ褒めてる笑』
「ありがとう。」
『えりょうが、今日仕事は?』
「オフ。」
「あとは家に帰ってゲームする」
『さすが変わってないねー』
「じゃ、そろそろ行くわ」
『あ、まって、連絡先、聞いてもいい?』
『あでもダメだよねりょうが芸能人だもんね、笑そんな自由にできないか、』
「はい」
『え、?』
「俺の連絡先」
『えいいの?』
「いいよ。暇な時、あ俺早く返信できないかもだけどそれでもいいなら」
『ありがとう登録できたと思う』
「ん、じゃあな」
と言って背中を向けてりょうがは店を出ていった。
相変わらず、何考えてるか読み取れない人のまんまだった。
また話せたらいいな、多分りょうがに恋してたなんて言えないけど。
end.
これで終わりです!中途半端な終わりになっちゃったと思うんですけど続きも書きません🙇🏻♀️