心音 「暇だな〜」
これはごく普通の家に生まれ、毎日をなんとなく過ごしていた俺の物語
変わらない毎日、それが俺はとても退屈だった。そんなとき、一本の動画が流れてきた
心音 「ゲーム実況?」
俺の頭の中に衝撃が走った
心音 「え、なにこれ、、面白い!!」
ただ知らない人がゲーム実況してるだけの動画なのになんでこんなに面白いんだろ?
そう考えていた。ただ、答えは見つからなかった。
心音 「俺もやってみれば気づけるのかな?」
俺の口からそんな言葉が出た、、
心音 「よし!!」
覚悟を決め、ネットで色々調べて機材を買い揃えた。
心音 「ここからどうすればいいんだろう、、」
ゲーム実況するための機材を揃えたのはいいが、ネットに友達なんているはずもなく
誰にも聞くことができず困っていた。
心音 「とりあえず何のゲームで実況動画撮るか決めないと」
俺は困っていた。ゲーム実況すると決めたが、俺はゲームがそんなに得意ではなく
一般的に見ると下手な方だ。
心音 「どうしよう、、」
俺って何が得意なんだろう?
心音 「あ!そういえば、、」
俺は昔、友達とゲームしたことがあり、その時に
友達A「心音ってマリカ”だけは”強いよな〜」
友達B「え!ほんとそれな〜 マリカ”だけは”強いよな」
心音 「おい!”だけは”ってなんだ!”だけは”って」
友達A+B 「WWWWWWW」
思い出した。友達が言うに俺はマリカがうまいらしい。
俺は当時、マリカを買ってもらった初日から何時間もかけて
やりこんでいたのでその言葉がとても嬉しかった。
心音 「マリカ久々にやるか〜」
俺はすぐマリカをし、編集して投稿した。
心音 「よし!これでオッケーっと」
夜中に爆速で編集したこともあり俺はそのまま目を瞑って寝てしまった
翌朝
心音 「今何時!?」
時計を見るとお昼の12時をまわっていた。
心音 「え、もうこんな時間!?そういや動画は?」
昨日投稿した動画を見てみた
心音 「え、高評価3、、」
編集もとても頑張ったからショックだった
心音 「やっぱ、何やっても俺はだめなんだ、、」
その日は1日中部屋にこもって落ち込んだ
そのとき、、
心音 「ん?」
スマホに一本の動画が流れてきた
心音 「こ、ろん?」
動画を見ると、、
心音 「ふっ、なんだよこれ」
喜怒哀楽が画面越しでも伝わる表現力があるころんさんを尊敬するようになり
俺もいつかこの人みたいに皆に笑顔を届けられるような存在になりたい!って
心から思うようになっていった。
心音 「なるほどなるほど!」
ころんさんの動画を参考にし編集にも力を入れて動画投稿する頻度もあげていった
そうすることで俺の動画はだんだん見てくれる方々が増えていった。
俺は日課になった視聴者さんのコメント読みをしていた
コ:心音さんの声癒やされる
コ:いつも見てます!
コ:心音くんの笑い方めっちゃ好き
心音 「俺の動画でこんなに喜んでくれる人がいるんだ!」
これをモチベに俺はもっと頑張って沢山の人に俺の動画を届けたいなって
更に決意した。
そんなある日、一通のDMが届く
心音「え!?」
そう、そのDMの相手は以前俺が個人的に救われ尊敬してるころんさんからだった
内容は「今度ご飯行こうよ」という誘いだった
俺はすぐに「行きます!」と返事をした。
心音 「ついに憧れのころんさんとご飯に行く日だ!」
そう。今日はころんさんとご飯に行く日だ。
憧れで俺にとって”ヒーロー”みたいなころんさんと直接会って話せるなんて
嬉しすぎる。
ガラガラガラ
ころんさんどこだろう?
ころん「心音くんこっち!」
心音 「!?」
ころん「心音くんだよね?初めまして、ころんです!」
心音 「ころんさん!初めまして!!心音です。」
そこから俺達はいろいろな話をした。
活動の話、プライベートの話、などなど
ころんさんは聞き上手で俺の話をしっかり受け止めて聞いてくれる。
そんな彼を慕うリスナーさんが多いのも頷けるな〜っと思った
俺もその一人だ。この人なら信じられると直感で思った
沢山のお話をしてその日はお開きになった。
ころんさんとお話できてモチベがあがっていた。
ただ、動画編集とかも伸びるにつれて大変になっていき、一人では手が
回らなくなってきたのでスタッフさんを雇うことにした。
この選択がのちに自分を苦しめるということを知らずに、、、
スタッフA「はじめまして!佐藤です。よろしくお願いします。」
心音 「佐藤さん!これからよろしくい願いします。」
それから佐藤さんと協力して動画を作り上げていった。
佐藤 「〜〜〜〜?」
心音 「〜〜〜〜!」
俺は俺と一緒に動画作りをやってくれてとても良い案を考えてくれる佐藤さんを
信頼しきっていた。
あんなことになるとは知らずに、、
プルプルプルプル
心音 「おかしい、、」
佐藤さんと急に連絡がとれなくなった。
佐藤さんには信頼してたこともあり、お金の管理もしてもらっていた。
佐藤さんに預けたお金がないと色々とまずい。
まず今月の支払いができない。
佐藤さんに預けていたお金は全財産ではないけどざっと100万円はあった。
佐藤さんが行方をくらまして大変だった。
まず借金を背負わされた。
100万円の損失はでかい。
弁護士を雇い、借金はなくなったが信頼していた人からの裏切りは
ショックすぎて軽く人間不信に陥った。
俺は本格的にこの活動を続けれそうになく、また裏切られるかもという
恐怖心が心のなかに宿り、活動をやめようと考えていた。
ピロン
心音 「DM?」
DM+1
ころん「心音くん!久しぶりにご飯いかない?」
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