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大切な人が死ぬのは呆気なかった。
死ぬ前にはあれほど彼に向けて情熱的な感情があったはずが今はもう何も湧いてこなかった。
「こんなもんか」
赤に染ったナイフを手放して彼を横目に彼の匂いを身に纏う。
開いてある窓からは夜風が吹き、煙はくねくねと中を泳ぎ消えていく。
「次は上手くいくよ、そうでしょ?」返答が返ってくる筈もなくただ耳鳴りだけが鳴る。
返事を求めて彼に近付き、それでも答えてくれない彼の隣に寝転がった。
「夢を見たよ、僕と君が一緒に死ねる夢」「神は酷い、皮肉みたいに僕だけ元気なんだ」
寝返りを打って背を向けていたのを向き合う姿勢にする。
「君は目が綺麗だったね、それ目貰ってもいい?いいの?ありがとう」
誰が見ても青年が遺体に話し掛けるというなんとも異質な光景だろう。
「わあい、わあ……グロそう」
ナイフを手に取り目を取り出そうとする。
メキョ グチュ ゴッと音をたてながら無理やり眼を肉体から離そうとして手を止めた。
「ごめん、上手く取り出せない、自分の目で予行練習した方が良かったかも」
次はナイフの刃を自身の眼前に指す。
そして突き刺すと傷口は激しく、燃えるような痛みに襲われる傷口を拡大していけば行くほど、痛みは増えて最終的には痛みが無くなった。
瞼や周りの肉を削ぐと彼にやった時より上手く取り出せた事に喜んだ。
「取れた、取れたよ、中途半端だったからねまた続けるよ」
そう言えば震えた手で彼の眼をほじくり出す。
震えた手で上手くはいかなかったが先程よりは酷く失敗はしなかった。
「1度見てみたかったんだ、」
自身の眼であったソレを彼のぽっかり空いた穴に入れる。
そして反対に彼の眼を自身の穴にはめた。
彼はいつもどこか先が見えていて、全てを見透かした瞳は僕には凄く綺麗に見えたその眼で彼と同じ世界を見てみたかった。
彼の眼から見えた世界は真っ暗で、僕には先が見えなかった。
彼のように見透かすのは無理で、目を交換しようと見えるのは前の自身の目と変わらない。
元の目があるもう片目では視界がグラりと傾くのが見えた。
ただ、最後に唯一見えたのは彼だった。
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こんばんはとあるです。
寝付けずこんな夜更けによく分からない物を書き上げました。
正直何が書きたかったのかイマイチ分かりません。これまた駄作ですね。
しかも何処と無くある文豪アニメのテロリストのを想像させます。(ロシア組)
あくまで二次創作ではありません。ありません(2回目)
無意識でしょうか、恐ろしいですね、、
話が変わるんですが、私クトゥルフ神話TRPGなどその辺ジャンルを良くやっているんですがクトゥルフ以外にも何か面白いTRPGありませんか?
(エモクロアやシノビガミ系の王道は知ってます)
テラーにもTRPGやってる人いるのかからなんですけどね。
居るとしたらその方々とセッションを開始し……
少し話しすぎました、また暇な時に書きますので良ければご愛読ください。おやすみなさい