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司(アンドロイド)said
類「…なんで泣いているんだい?」
司「…え?」
俺が…泣いている?今まではこんなエラーは発生しなかった。それに、このあたたかいというべき心臓部の反応、アンドロイドにそんなプログラムは存在しない。
では一体これはーーーー
司「…なんでなのだ?」
類「もしかしたら、感情が芽生えたのかもしれないね。」
司「かん…じょう…?」
類「人間誰しもが持っている心…気持ちさ。」
司「…心というものは、これほど温かいものなのだな。」
類「そうさ、司くん。君はただの機械なんかじゃない、生きているんだ。これからはもっと自由に生きることが君には許されている。
思いっきり楽しむんだ!」
司「…ありがとう、ーーーー”類”。」
類「……?!」
類said
“類”そう名前で呼ばれた時、涙をこぼした。彼との思い出の日々を思い出してしまったから。
その姿で、その声で呼ばれたら、それはそう思ってしまうじゃないか…本当に君が戻ってきてくれたかのようだよ。本当は違うのだけれど…
司「なぜ泣いているんだ?!あれ、変なこと言ってしまったか?!」
類「その喋り方…ますます本当の司くんのようだね…」
司「…しんでしまったと言っていた類の大切な人のことか?」
類「あぁ…とても君に似ていたからね…」
司「…俺は所詮アンドロイド、本当のその人の気持ちは理解できない。だが、類のために俺は全力でその期待と気持ちに応えてみせる!」
類「司くん…」
司「俺はその人の代わりにはなれないかもしれないが…類のそばにずっと一緒にいると約束する!俺は忘れない。この言葉は、データにインプットしたからな!」
類「…ずっと…一緒に…?」
司「あぁ!ずっと一緒だ!」
類「約束…」
ーー俺はいつまでもお前と
ずっと一緒にいる。
“約束だ”、類ーー。
類「…フフッ」
司「ん?」
本当に夢じゃないのだね、神様。この現実を本当に受け止めていいんだね…
?「もちろんだ、類」
類「…!」
司「どうしたんだ?」
ーありがとう、”司くん”。認めてくれてー
類「…なんでもないよ。それじゃあ気分転換にお店にでも行こうじゃないか!」
司「…あぁ!」
僕はとびっきりの笑顔で笑った。
???said
そうだ類、お前はその笑った顔が一番なんだ。俺はお前のその笑顔に何度も救われたんだ。
忘れるなよ。
それと、もう1人の俺よ、類を頼んだぞ。
どうか俺の代わりに…
ー類を幸せにしてあげてくれー
類、今までありがとう。 大好きだ。
ー司よりー
Fin.