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──────いえもん視点──────

「それでは、まずどの種族を狙うかですね。」


めめさんは会議においての司会を務めるようでその業務を丁寧にこなす。


「無難に強い種族をやった方がいいんじゃないですか?」

「別にいいですけど、どれくらいの強さのとことかですかね?」

「無難に行くならば魔女、妖精、妖怪獣人吸血鬼…とかですかね…?」


それぞれが思い思いの意見を言い合い、その疑問などを誰かが答える。そうしていると会議が平行線であり、永遠に続いていく。それを見かねためめさんがストップを入れる。


「ちょちょっ!待ってください。これじゃあ一生会議終わりませんよ!?」


そう言われて俺たちはお互いを見合ってから納得したり、呆れたりするなど、様々な反応をしだす。それに見かねためめさんが手を1回叩き自身に注目を集めさせる。


「わかりました!皆さんがそれぞれ戦う種族を私が勝手に決めますので!無理なら無理と言ってくださいね!」


そうすると俺たちは周りを見つつも了承する。めめさんに逆らおうなんてそうそうするわけが無いのだ。


「レイラーさん、希望とかありますか?なければ──────。」

「──────。」


レイラーさんは即答で希望を言う。そこまでは問題ない、問題は無いのだが。俺は耳を疑う。先程レイラーさんが言っていたことを俺が聞き間違えてしまったのかもしれない。そう思い直せば俺よりも先にめめさんが聞き返す。


「あれ?なんて言いましたか?すみません、上手く聞き取れなくて…。もう1回お願いします。」


めめさんは明らかに困惑していて、いつもの微笑が崩れかかっていた。しかし、レイラーさんは目をきらきらとさせ、そして曇りなき眼で堂々と、はっきり同じ事、セリフを言う。


「わかりました。もう1回言いますね。私は魔女を希望します。」

「あ、わかりました。すみません。魔女側につきたいって意味で言ったのかと思いましてw」

「あ、なるほど。違います違いますw魔女を滅ぼさせてください!」

「わかりました。それならレイラーさんは魔女をお願いします。」


すんなりと決まっていくことに俺は驚く。と、言うより驚かない方がおかしいだろう。自身の種族を自身の力でほろぼす。それを目をきらきらとさせながら言うことでは無いだろう。情緒が分からない。が、レイラーさんをお迎えに来た人たちにぶちまけていた過去を聞いた限りではそう思うのは仕方がない…のかもしれない。しかし、この会議内でこの驚きをあらわせば会議での遅延にしかならない。黙っておくのが吉だろう。


「みぞれさんは希望とかありますか?」

「特には無いですけど…。私がこの中で弱い方であることを考慮してくだされば…。」


みぞれさんは遠慮がちにそういう。一種の面談のようでめめさんに指名された人はお互いに個別で話し合っているのか、そう思うほどだ。


「それなら…エルフ、エルフをお願いします。」

「分かりました。単騎でですか?」

「いや、他にも誰か入れようと思いますが一旦仮決定ということで。」

「了解です。」


そう言ってトントン拍子にことが進む。めめさんはそう言いつつも、次に、と言い出している。


「れいまりさん希望は?」

「フリーで。色んな場所のサポートに行きたいです。」


れいまりさんは微笑を浮かべながらスライムゼリーを頬張る。青く透き通っていてる色は周りに見てる全てを見通そうとしているかのようだった。


「…構いませんが、単独で行きたいって人のサポートは頼まれない限り遠慮してくださいね?」

「…わかってますよ。」


れいまりさんはそう寂しげにそう言い放つ。あまり見かけない表情のため、心を針で刺されたかのようにチクリと痛む。それを表情には出さないが、心を読まれているため無意味であることは容易にわかる。


「はぁ…次、ガンマス!」

「なぜ呼び捨て!?」


いつもの恒例の、と言われても納得するほどの流れをまた繰り返す。聞き飽きた会話だが、今は少し安心感を覚えた。


「希望は?」

「非公開でお願いします。後でめめさんにだけ伝えますから。」

「…わかりました。あなたの意見を尊重しますよ。」

「助かります。」


2人は軽く会話を交わす。めめさんとガンマスさんの目があった一瞬に何かを伝えあったかのように、以心伝心したかのようにお互いに納得し、了承する。頭がいい人同士だとこうなるのだろか。そういうものには疎いので俺は理解をすることは出来ないだろう。


「次、茶子さんと菓子さん。」

「私たちは同じところなんですか?」

「はい、あなたたちは連携が得意なので。問題がなければそれで。」

「ないので大丈夫です!」

「私からもないから大丈夫よ。」


2人は姉妹ということもあって息が合う。2人にとってお互いの考えることは手に取るようにわかるのだろう。…少し、羨ましいと思ったのはなぜなのだろうか。


「希望はありますか?」

「人間いけますかね?」「人間で。」


やはりというべきか、2人とも同じところを希望する。


「それなら人間をお願いします。」

「わかりました!」「任せてください」


(この2人によって俺の種族は…。)

それ以上言葉にするのは辞める。俺にとって人間という種族は無いに等しいのだから。俺に関係はもうないのだ。






















ここで切ります!はい!あと1話挟んで戦争ですかね?ちなみに今のところ個別パート書くのは

めめさん、いえもんさん、ガンマスさん、れいまりさんです。

それ以外はリクエストがないはずなので!

それと、今日直ぐに寝るので返信できません。速攻寝ます。これ出したら。シンプルな体調不良です。明日返信すると思います。把握お願いします!

それでは!おつはる〜

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