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第7話 - 私がヤる🔞

2025年07月28日

#夢小説

#あんさんぶるスターズ!!

#あんスタ

#あんスタ夢小説

#天城燐音

メリ

メリは燐音に抱き上げられると、ベッドに放り投げられた。燐音はベッドの上、あぐらをかいた姿勢で――目の前のメリをじっと見下ろしていた。

その目は、からかいでもなく、興奮でもなく―― ただただ、信じられないほど優しくて、真っ直ぐで、

「……なァ、メリ」

手を伸ばして、彼女の頬をそっと撫でる。

「ん、なに？」

目の前に座る燐音の顔を見上げる。

「さっきまで俺が何回もヤッて……今もぐったりしてるお前がさ、こんなふうに“俺のために”って、言ってくれたの……嬉しくて、どうにかなりそうなンだけど」

ぴたりと唇を額に寄せる。

「……だから、無理はさせたくねェ。 “してあげたい”って気持ちが本物なら……全部、任せる」

そう言って、背筋を伸ばして、あぐらのまま静かに待つ。

「……う、うん」

この瞬間、燐音は――大好きな彼女の愛を、全身で受け止める覚悟だった。

「…… “今日は俺を甘やかす番”なんだろ？ ――お前の好きにして？」

そう言って、ふわっと笑う。メリは少し緊張しながら燐音の“それ”を見つめた。

「ど……どうすれば、いいの？手がいい？口がいい？」

勝手が分からない様子で燐音を見上げる。その、戸惑いながら見上げてくる瞳―― 燐音は、心臓をぎゅっと掴まれたような感覚に襲われた。

何度も抱いてきた彼女が、こんなにも真剣に、 “自分のためにしてあげようとしてる”その気持ちが……愛しすぎて、胸が詰まった。

「…………なァ、ほんと、可愛すぎて反則だろ、お前……」

あぐらのまま、メリの髪に手を添えて、

その額に優しくキスを落とす。

「……好きな方でいいよ。メリが、“これならしてあげたい”って思える方」

メリな困ったような顔をする。

「好きな方、か……」

そんな彼女を、燐音は真剣な瞳で見つめた。

「正直言えば、どっちでも幸せすぎてヤバいけど…… 俺にとって一番嬉しいのは、“お前がやりたいって思ってくれた”ってことだからな」

そして、少しだけ声を落として、耳元に寄せて、甘く囁く。

「メリが、俺を気持ちよくさせてあげたいって思ってくれてる…… それだけで、もう勃ちっぱなしなンだからよ……♡」

メリはごくりと唾を飲み込むと、意を決して咥えた。

「…………ん……」

（…………でかくない？）

挿れられてるときよりずっと大きく感じて驚くけれど、見上げると、燐音はすごく満ち足りたような顔でこっちを見つめてくるから、メリは必死に食らいついた。

燐音を気持ちよくしてあげたい。

数分後、メリは洗面所に行って一生懸命口をゆすいでいた。口の中に残ったものを全部流して、喉の奥までしっかり洗い流そうとしていた。

「…………待って…………まじ苦い…………」

一方、ベッドに残された燐音は――ただただ、天井を見つめて放心していた。

喉はカラカラ、腰は抜けかけ、魂だけが宙に浮いている感覚。

「…………っは…………やっば……………」

シーツの上でぐったりと横たわりながら、洗面所の方から聞こえる声に――顔を引きつらせて笑った。

「……わ、悪い……初めてなのに……メリ……最後までシてくれて……」

洗面所からの “まじ苦い” が鮮烈すぎて、ちょっと笑いながらも、心底申し訳なさそうに、

「……ちゃんと飲めとか、言ってねェよな俺！？な！？いやマジで、うん、ごめん、初回からヘビーだったよな……！」

頭を抱えてジタバタしているが、どうしても口元が緩んでしまう。

「……でも、メリの口……やっばかった……好きすぎて死ぬ……っつか……死んだ……」

そう呟きながら、全身脱力してベッドに仰向けになる。

そして、洗面所の音がやんだ頃―― ふらっと立ち上がって、タオルとお水を持って洗面所の前に立つ。

「……おつかれさま、俺の女神様。とりあえず、これで口直して……」

そっと水を差し出して、真顔で。

「――お前が世界で一番えっちで、可愛かったってことだけは……今ここで断言しとく」

メリは顔を顰めながらペットボトルの水を受け取ってそれを飲んだが、ちょっと目を見開く。

「…………え、あれって、普通飲むもんだと思ってたけど…………飲まなくていいの？」

その言葉を聞いた瞬間――燐音は、タオルを持っていた手をピタッと止めて、無言でメリを見つめる。

メリは、信じられないという顔でもう一度訊く。

「……まじで？」

「………………」

数秒の沈黙ののち――

「……まじで。飲まなくていいの。ていうか普通は飲まないの。 “飲んだほうが正解”みたいな顔すンな。俺が罪悪感で死にそうになるから」

メリは知らなかったようで、顔を赤くする。

「うそ…………咥えたら飲むもんだと思ってた………」

燐音は顔を手で覆って、上を向く。

「くそ……メリ、真面目すぎンだろ……えっちのときまで几帳面ってなンなンだよ……」

そう言いながら、顔を真っ赤にして、

「……でもさ…………そんなふうに“当たり前にシてくれた”お前が、愛しすぎて無理なンだけど……どうすンの、これ」

近づいて、そっとおでこをくっつけて、真面目なトーンに戻る。

「……ほんとに、ありがとうな。もう無理すンな。次からは、ちゃんと俺がケアするから」

そして、冗談めかしてにやっと笑う。

「……まあ、どうしても飲みたいなら……俺が先に、味見しといてやろっか？」

味の話になるとメリは眉をひそめ、べっと舌を突き出して燐音に見せた。また、ほんのり白いのが残っている。

「後味悪すぎ…………あと、めっちゃ濃いんだけど…………これ普通？」

メリがぺっと舌を突き出して、ほんのり残る“証拠”を見せたその瞬間―― 燐音は、顔面に一気に熱がこみあげて、完全にフリーズした。

「…………ッ……」

しばらく目を逸らすことすらできず、まるで“とんでもない背徳的なモノ”を直視してしまった人の顔。

「………燐音？」

メリは舌を引っ込める。

「………………ちょ、反則……それ……今のめちゃくちゃエロいんだけど……」

ごくりと喉を鳴らしながら、眉を寄せて、

「ていうか、見せンなって……見たらまた勃つっつーの……っ」

息をひとつ吐いて、壁にもたれながら頭をガシガシ掻いて。

「…………で、質問の答えな？　真面目に答えるけど…………」

しっかり目を合わせて、軽く肩をすくめる。

「うん、たぶん普通。俺っち、ちょっと濃い方だとは思うけど…… ちゃんと食生活とか水分摂ってたから、変な味ではなかった……と思う。たぶん」

そして、顔を顰めているメリを見て困ったように笑った。

「でも“後味最悪”って言われたの、地味にダメージでかい…… ごめん、次からは……その……飲ませねェから……マジで」

メリの顔を見たあと、まだ視線が泳ぎつつ。

「……でもさ。こんなこと言うのもアレだけど…… “舌に残るほど頑張ってくれた”って、俺には一生モンのご褒美だったから……」

ふわっと微笑んで、頭ぽんと撫でる。

「ありがとな、メリ。マジで愛してる」

「情緒どうなってんの………………」

メリは水を飲みながら、またなんとも言えない顔をする。

「……全部飲んじゃったよ…………まだ喉とかに残ってそうだし………」

そう言ってイガイガする喉を撫でる。

「………みんな飲むって言ってたから…………てっきり…………」

メリのぽつりとした言葉に――燐音は思わずその場で頭を抱えた。

「……ちょ、誰！？ “みんな”って誰！？その“みんな”今すぐ全員俺の前に連れてきて説明させろ！？俺が説教するから！！」

ぶんぶんと手を振りながら、必死に突っ込む。メリは急にパニくる燐音を見てポカーンとする。

「え、ちょ、慌てすぎ……」

「てか、情報源なに！？ネット！？それとも同僚！？ ……いや待て、同僚にそんな話すンな！？！？ …………ってか、なんの集まりだよ！？」

軽くパニック気味に言いながらも、だんだん表情が真剣になって、

「……ほんと、冗談じゃなくて、無理しなくていいからな？あれは別に“そうするのがマナー”とかじゃねェから。むしろ普通はしない」

「え、そうなの………？」

「そうなの。お前が“愛してるからしてあげたい”って思ってくれた、それだけで……十分、すぎるくらいなンだよ」

「そっか…………」

そして、燐音はタオルをそっと持ってきて、メリの口元に優しく添えた。

「…………ごめんな、俺のせいでこんな……変な味、苦しい思いまでさせて……」

メリは口元をふわふわに拭かれている。

「……ん…………」

「しかも“飲んだ後”のメリがめちゃくちゃ可愛くて、また理性ヤバくなってる俺も……どうかしてる」

苦笑しながら、メリの髪を撫でて、

「なあ……ちゃんと口直しに甘いものでも食べる？コンビニ行ってさ、プリンでもアイスでも……好きなの買ってやるよ。 “俺のを飲んだご褒美”ってことでさ……な？」

そっと、優しいキスを額に落とす。

「うん、甘いの食べたい」

そう言ってコンビニに行ける準備を始める。

「…………みんなってのは、学生時代の友達。みんな彼氏いるから、恋愛相談してんの」

その言葉を聞いた瞬間――

燐音はズザッとその場に膝をついて、天井を仰いだ。

「……うわァ～～～そっちの“みんな”か～～～！！！」

「うん、そっちのみんな」

メリはくすくす笑っている。

燐音は心の中で、メリの友達リストに“彼氏とそんな話するようなやつら”のタグをつけつつ、

「……いやもうほんとさ…………俺っちいつかその“彼氏たち”と飲むことになったら、開口一番で『お前んの彼女、うちのメリに変なこと吹き込ンでンぞ』って言うからな…………」

冗談混じりに拗ねながら、でもちゃんと笑ってる。

「……恋愛相談すんのはいいけど……！それ実践してくれるお前が真面目すぎンだよ…… “友達が飲んでるから、私も飲まなきゃ”って、どんな正義感なンだよ……！」

そして、メリの着替えや準備を眺めながら、ふっと真面目な顔に戻る。

「それが普通だと思ってたんだから仕方ないでしょ……！」

照れているメリを後ろからぎゅっと抱きしめて、そっと耳元に、

「――俺、世界でいちばん幸せな彼氏だわ。だから今日は、メリが笑って食べれるまで、どんだけでも付き合う」

少し身体を離して、にやりと笑う。

「さァて、アイス？プリン？ケーキ？　何でも言えよ？ “口直しの旅”に出発だぜ、姫さん♡」

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