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mmmr短編集

6 - ri→mm→mz→ri

♥

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2023年12月28日

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ri→mm→mzr→ri

殺し屋のようなものがテーマですが特に流血表現等はないです。

カップリング表現だし三角関係。注意してください。




私達はとても相性が良い。 今日だって、一緒に仕事だ。

彼女_mmntmrはこの界隈では名高い人物で、冷徹な表情で淡々と仕事をこなすその姿にうちの上司が一目惚れ。即スカウトしたらしい。

何故そんなすごい人物がうちに居るのか。

それは彼女がうちに入った時に語られた。

『必死にスカウトされて、社員の方達の写真を見せてくれたんですけど、その内の1人にこう‥惹かれたというか。まぁ、前の仕事にマンネリ化していたのもありますけどね。』

だそうだ。

私は彼女の言う惹かれた人物が気になって仕方ない。


「おっと‥rir-さん、この場で考え事は危険ですよ、っと。」

「あっ、ありがとうございますっ!」


私rir-と彼女は師弟のような姉妹のような関係であり、相性が良くてすぐ打ち解けれたし仲良くなった。私は彼女のそのカリスマ性に惹かれたのだ。

今や「師匠」「弟子」と呼び合える関係だが、昔は尖っていたのか合わないこともしばしば。

だけど所謂「一目惚れ」をしてしまったのか、どうも彼女に恋愛的な感情を抱いてしまって、口喧嘩をする度胸が痛んだ。




仕事が終わって、いざ帰ろうとしていた時に話しかけられた。


『あの‥rir-さん。』


彼女は同期のmzrさん。仲の良い人達からは「mzrもん」なんて呼ばれたりしている。

何故話し掛けたのだろうか、私は振り向いて話を聞いた。


『あの‥い、今から一緒に、ご飯でも行きませんか‥?』


落とし物でもしてしまったのだろうかと不思議に思っていた私は想定外の発言に驚く。


『あぁっ、い、嫌なら全然‥!』


そう言った彼女の顔は少し赤らんでいた。

今からご飯、とは少しばかり帰宅が遅くなるが、まぁこれも親交を深める為だ。

二つ返事でおっけーを出し、私はmzrさんの隣に付いた。






視点∶mmntmr



『あの‥rir-さん。』


「‥っ!」


私の一目惚れした彼女が、弟子のあの子に向かってそう放った。

ああ、どうして。

いつもいつも、人に恋愛感情を抱けばその相手が別の人と結ばれる__、きっとこれも同じだ。

神様はどれだけ私が嫌いなんだろうか。


『今から、一緒にご飯でも__』


『_あぁ、良いですよ。どこ行きましょうか。』


「なんで‥っ」


気付けば目からは涙が溢れていた。

嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ!

こんな実りのない、底辺な恋しかできない自分を憎んだ。

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