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皆さんこんにちは。
あらすじ見てくれましたか……?
そう。
「自閉スペクトラム症etc…」について。
前にもお話した事があった気がします。
弟が自閉症を患っている事を。
仕方の無いことなんです。
かかるのか、かからないかなんて
誰にも知れたことではありませんのでね。
私の弟は2歳の頃に
「白血病」
と言う病気になりました。
白血病になった時のお話をこの第1話でお話しようと思います。
説明:白血病とは?
白血病はいわゆる「血液のがん」で、白血球系細胞が無限に増加する病気です。
白血球は主に血液中に存在し、体内に侵入した病原微生物を排除することによって感染症を防いでくれています。
ここで、「増えると感染症防げるんじゃないの
?」とか、「白血球が増えるだけ?」と思った人。
少なからずいると思います。
違うのです。
「無限に」増え続けてしまうのです。
普通の人の白血球の数は
約4500〜11000(1万越え)
ほどで、
白血病の方の白血球の数は、
約30000(3万越え)
と異常に多いのです。
多くなると、逆に体調が悪くなり、
めまい、頭痛、吐き気、発熱
などの症状が起こります。
(働く細胞を見るとより分かりやすく描かれているので是非見てください!)
これは、私の覚えてる記憶。
絶対に忘れない。
赤は、
(2人いるのですが、兄の方は緑、弟の方は赤と名付けます)
1歳くらいの頃から、よく寝る前に部屋を脱走して、捕まえに行くと言う流れを繰り返していました。
私達は、こんな些細なことがこんな大病と関係しているなんて思いもしませんでした。
ただ、この当時。
私は6〜7歳。
そんなこと考えてられませんし、考えられません。
そんなある日。
赤が熱を出して、数日間熱が下がりませんでした。お母さんとお父さんは赤を心配し、近くの小児科へ。
夜はよく泣く。脱走してしまう。熱が下がらない……などを小児科の先生に話す私のお母さん。
赤は3姉弟の末っ子ですから、異変に気づくのは簡単でした。
赤は小児科で検査を受けました。
小児科の先生は「……なのかもしれない」
と、疑い始めました。
「結果が出るまで2週間ほどかかります。結果が出たら、連絡しますから。」
小児科の先生がそう言いました。
「インフルかな……?」
「大きな病気だったらどうしよう……」
この言葉が本当になるなんて思いもしなかった。
2週間後。私の小学校の入学式の日でした。
入学式を終え、自宅に帰る途中。
「ピロン」
1件の通知が……
「至急、〇〇病院へ!!紹介状書きましたから!」
そこは、「大学病院」でした。
とっても大きくて、病室が沢山ありました。
迷路みたいで、ぐるぐるしてました。
病室へ赤が運ばれる。
お母さんとお父さんも……
緑と私はおじいちゃんとキッズスペースで遊んでました。
何時間経ったんだろう。
外はまっくら。
さっきまで明るかったよね……?
赤とお父さんとお母さんは……?
緑は寝ちゃったし……
看護師さんがお父さんとお母さんの元へ案内してくれました。
そこには、沢山のコードで繋がれた赤。
点滴も、凄い機械も……
沢山繋がれてた。
お母さんは泣いているし、お父さんは今にも叫びそうな顔。
「赤……?」
呼んでも返事は無い。
当たり前だ。
だって呼吸器も繋がれてる。
その日は赤を病院に置いて、家に帰ってきた。
家に帰る途中、お母さんは
「ごめんね。ごめんね。」
と泣きながら言う。
私は「赤が死んでしまう」と思い、泣いた。
緑はまだ3歳。
「なんで泣いてるの?」
と言わんばかりに首をかしげてる。
これが赤の自閉症の道に開いたきっかけです。
この話は本当にあった事です。
お母さんにも聞きました。
白血病は2、3歳の男の子になりやすい病気です。
このことだけでも知っているといざと言う時に使えるかもしれません。
お互いに理解しあいましょう。
これが私の願いです。
最後まで見てくれてありがとう!
もっとお話は続くから!
理解し合える世界をめざして。
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