〜次の日〜
私、花蓮は今日学校で優利那と結衣と咲希に冷たくしないでって言うんだ!
よし今日は早く起きれたぞ!
今日はめっちゃ雨降ってます。
いつも通りご飯を食べた後、ニュースを付けた。
すると、
「ニュース速報です。◯◯市に大雨警報が発表されました。」
「へー。って私の市じゃん!うわっ学校休みだ!よっしゃー!って3人に話せないじゃん。」
するとお母さんが
「休みだけどちゃんと勉強しなさいよー。」
「はーい。」
と返事をしたものの勉強する気はない。
〜3時間後〜
もう雨はやんですっかり晴れている。
本が読みたくなったため、図書館へ行くことにした。
図書館には、歩いて5分くらいだ。
玄関を開けると、隣の家の優利那もちょうど出てきた。
2人は一瞬目が合ったが、優利那はすぐに目をそらした。
そして私は図書館へ向かった。
優利那も後ろから来ていて、ずっと私と同じ方向に来ている。
どうやら優利那も図書館へ行くようだ。
図書館へたどり着くと、なんと結衣と咲希がいた。
3人で合流して、3人は私から離れていった。
私は借りたかった本を借りて、図書館を出た。
出たところで3人が私の方に来た。
すると優利那が言った。
「もうわたしたちに関わらないでね。朝ももう一緒に行かないから。」
「なんで?」
「自分が一番わかってるよね?」
「私は…1回寝坊しただけじゃん。」
「は?寝坊したぐらいでこんなことになると思ってんの?もっと他にあるよね?」
「え…」
「花蓮は咲希の大切なものを盗んだんだよ?」
「私…盗んでないよ。」
「嘘を付くな。」
「嘘じゃないよ。」
「咲希、花蓮に大切なキーホルダーを盗まれたんだよね?」
「…。優利那、ごめん。もう嘘をつき続けれない。だから本当のことを言うよ。キーホルダーは盗まれてない。」
「咲希…。一応言っとくけど、こうするように最初に言ったのは結衣だからね。」
優利那はそう言うと、帰ってしまった。
「結衣…なの?」
私は聞いてみた。
「嘘をつくように言ったのは私だよ。花蓮、本当にごめんね。でも冷たくするように言ったのは優利那だよ。」
「花蓮、私も冷たくしてごめんなさい。」
結衣に続き咲希も謝った。
「私が望んでいるのは、謝ることじゃなくて、冷たくされないことなの。」
「そっか…もう冷たくしないよ。」
「私も。」
結衣と咲希はわかってくれた。
「聞きたいことがあるんだけど、グループから私を抜いたのはだれ?」
「優利那だよ。」
結衣が答えてくれた。
「勘違いしないでほしいんだけど、優利那は花蓮が嫌でしたんじゃなくて、他の人の怒りやストレスが溜まって、爆発しちゃって花蓮にこうしちゃったわけだから、優利那を責めないでね。今度1回優利那と話をしてね。」
咲希が言った。
「わかった。」