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コメント
1件
えええ待ってこれめっちゃ良すぎません!?😭💕 雨の裏路地で出会うヤンキー×無垢な子犬系男子の構図がもう鉄板すぎて鼻血出た…!!「こいつ、俺が連れて帰らなきゃ今夜中に死ぬ」からの独占欲全開で抱え上げるところ、心臓掴まれたよ…北斗くんの『あ、う…』って声も可愛すぎて脳破壊された!!続き気になりすぎて夜しか眠れないんだけど!?😇💖
※ご本人様とは関係のない二次創作(nmmn)です。
きょもほくのBLです。
地雷の方はUターンお願いします🫡
京本 「」
松村 『』
雨が激しくアスファルトを叩く、薄暗い放課後。
「チッ、最悪。傘、部室に忘れたわ……」
京本大我は、濡れた学ランの襟元を苛立ちまぎれに引っ張った。
地元でも頭一つ抜けて有名なヤンキー校に通う大我は、鋭い三白眼と、誰も寄せ付けないような冷たいオーラで周囲から恐れられている。
喧嘩を売られれば買うし、負けたこともない。
けれど、その本質はただの不器用で、一度懐に入れた身内にはとことん甘く、独占欲が強いだけの男だった。
水を吸って重くなったローファーを響かせながら、退屈な帰路を急ぐ。
少しでも雨を凌ごうと、普段は通らない薄暗い裏路地へ足を踏み入れた、その時だった。
ゴミ捨て場の横。
潰れた段ボールと、打ち捨てられた粗大ゴミの隙間に「それ」はいた。
「……あ?」
思わず足が止まる。
土砂降りの雨の中、サイズがまったく合っていないボロボロの大きな灰色パーカーに身を包み、小さく膝を抱えてうずくまっている人影。
靴すら履いていない足先は泥で汚れ、酷く血の気が引いている。
ずぶ濡れの黒髪が額にべったりと張り付き、異常なほど白い肌が暗がりに浮かび上がっていた。
まるで、誰かに捨てられて、世界のすべてに怯えている子犬のようだった。
大我が無意識に足音を荒立てて近づくと、その影はビクッと過剰に肩を跳ね上げた。
そして、怯えを剥き出しにしながら、ゆっくりと顔を上げた。
「……ッ、」
大我は息を呑んだ。
吸い込まれそうなほど綺麗で、同時に完全に光を失った、ガラス細工のような瞳。
泥を被ってなお、隠しきれない異質なほどの美貌。
その瞬間、大我の胸の奥がドクンと激しく跳ねた。
今まで感じたことのない、どろりとした強烈な「独占欲」が、全身の血を駆け巡る。
(――こいつ、俺が連れて帰らなきゃ、今夜中に死ぬ)
「おい」
大我が低い声をかけると、少年はビクッと身体を震わせ、さらに身を小さくして頭を抱え込んだ。
叩かれるとでも思っているのか、ぎゅっと目を瞑っている。
『……、あ、う……』
白い唇が微かに震え、声にならない掠れた音が零れ落ちる。
言葉をまともに喋れないのか、あるいは、言葉というものを教えられずに育ったのか。
学校にすら通っていない、世間の何もかもを知らない無垢な存在であることは一目で分かった。
「……怖がんなくていい。何もしねぇから」
大我はゆっくりと、その場にしゃがみ込んだ。
学校の連中が見たら腰を抜かすほど、いつもよりずっと優しく、声音を落とす。
そして、警戒されないように時間をかけながら、そっと手を伸ばした。
少年の、冷え切った頬に触れる。
『ひゃうっ……!』
冷たい手が触れた衝撃に、少年は小さく短い悲鳴を上げて大我を見上げた。
大我は逃げられないように、けれど決して痛くはない絶妙な力加減で、その小さな顔を包み込む。
少年は、大我の端正な顔と、その割に傷だらけの大きな拳を、交互に怯えたように見つめていた。
「俺の名前は大我。た・い・が。……お前、名前は? 分かる?」
少年は、じっと大我の唇の動きを見つめている。
何をされているのか、すぐには理解できないようだったが、大我の瞳にある温かさに気づいたのか、次第に身体の強張りが解けていく。
『な……ま……』
「そう、名前。お前の名前」
大我が何度も根気強く、優しく呼びかけると、少年は小さな口を壊れたおもちゃのように、ゆっくりと動かした。
『ほ……く………』
「ほく?」
『…と……』
「ほくと?」
『……ん』
「北斗、な。いい名前じゃん」
大我がふっと目を細めて笑うと、北斗は生まれて初めて見た生き物を見るような目で、大我の笑顔を見つめた。
世間知らずで、何にも知らないこの少年は、大我のその笑顔だけで、一瞬にして心を掴まれてしまったようだった。
「北斗、俺んち来るか?」
大我の言葉の意味が分からないのか、北斗は首を傾げる。
けれど、大我が自分の着ていた濡れた学ランを脱ぎ、北斗の頭からすっぽりと被せてやると、大我の匂いと残った体温に包まれた北斗は、安心したように小さく吐息を漏らした。
「お前さ、本当になんにも知らねぇのな」
大我の胸の奥が、愛おしさと、異常なほどの支配欲で疼く。
服の上からでも分かるほど細い身体。
大我はそれ以上何も聞かず、北斗の細い身体をひょいと横抱きに抱え上げた。
横抱きにされた北斗は、驚いて『あ、あう……』と小さな声を漏らし、落ちないように必死で大我の首に細い腕を絡めつけてくる。
胸元にすっぽりと収まるその重さは、驚くほど軽かった。
『あ……』
大我の胸に顔を埋め、トクトクと刻まれる心音を聞きながら、北斗の瞳に初めて小さな光が灯る。
大我は、北斗の泥に汚れた小さな手を、自分の片手でぎゅっと力強く握りしめた。
「もう大丈夫。全部忘れていいよ」
雨の降り頻る裏路地から、大我は北斗を抱えたまま歩き出す。
誰も知らない、世間から隔離された、あまりにも綺麗で無垢な北斗。
今日からお前の世界は、俺だけだ。
大我の腕の中で、北斗は生まれて初めての「安心」という感覚に包まれながら、そっと瞳を閉じた。