曲パロハマっちゃった
なんか投稿頻度すごいね
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曲パロ続き
tykg
考察サイトを元に作成しています
前と書き方違います
2番から
曲知らない人は本家聴いた方がいいかも
kgm 「」
knmt 『』
曲:トピアリー / 楽園市街 様
いってらっしゃいませ
やってしまった
もう
正気に戻ったときには
遅かったんだ
貴女のことがバレたら
私が世に見つかってしまうのなら
世界中の人の見世物に成り果てるなら
一層の事、贋物になろう。
贋物だったっていい。
私も 貴方も
贋物だったとしても一緒にいてくれるはず
いつもは暖かくて私を温めてくれたのに
もう冷たくなってしまった貴方の手
「それなら私が温めてあげますよ
貴方の為なら」
そう言い私は貴方の花奢な指先に触れた
違う…
こんなの
間違っているはず
頭では理解しているのに心がそれを受け入れてくれない
私はもう既に気づいているんだろう?
なら
なんでこんなに無駄に足掻いているんだ
後悔とも呼べないような
この喪失感だけが私に襲いかかる
喪失感に溺れていく
貴女を諦めきれなかった
意味もない
そんなことは分かっているのに
── 無為に縋っている 。
最低な日々を送ろう。
誰にだって邪魔出来ない。させるはずがない。
もう
二人きりで逃げよう
頭の中が
私を必死に止めてきた
邪魔をしてきた
けど
そんなもの
いらない。
これは私と剣持さんだけの
二人きりの逃避行だ
それ以外何もいらないんだ
貴女を拐って𦦙げているだけ
『死にたいなんて云う洗脳を
僕が取り払えるように。』
前、剣持さんがこんなことを言っていた
懐かしい
懐かしいな…
「…ふふ、笑
もうとっくに取り払えられてるのに、笑」
剣持さんはこんなことをずっと言い続けて
私の為に動いてくれた
『僕、社長の為ならなんでもできます
社長の役に立てて凄く嬉しいです』
…あ…昨日の剣持さんだ…
『僕、今凄く幸せですよ。 』
『なにがあったとしても僕はずっと社長と
一緒にいてみせます。
なにがあったとしても。絶対に。』
「、!」
剣持さん…?
その声で現実に引き戻された
最後だけが
最後の言葉だけが
すぐ横で剣持さんが喋ったように感じた
「、はい。
私も
なにがあってもずうっと一緒にいますよ」
私は冷蔵庫に閉まっておいた大量の 薬剤と
C₂H₅OHを取り出し、
誰かに貰った度数の高い酒に混ぜた。
『さあ、飲み干して?』
「、(ぐびっ…
縦横無尽にきらめくライト
鳴り響く巡回車 、
警笛
『じゃあ、逃げよう?』
気がつけば目の前に私の手を握っている
彼がいた
「…剣持…さん……?」
『んふ、笑
はい、剣持刀也ですよ。』
「…っ、!(泣」
私は無意識に剣持さんに抱きついていた
「会いたかった…です…、!」
「ぅ、っ…、~」
『はい…、笑』
『僕も会いたかったです
ずっと待ってましたよ。 』
──凡てを振り切って。
『灼熱の炎焔なんかよりも
三六度五分の方が
ずっと暖かいです。』
『間違っているかな』
「……」
ふたりきりでえいえんにいようね。
はぐれないようにてをつないで
強く握る手を更に強く握り締めた。
『 ( 離 さ な い で い て 。 ) 」
それから暫く私と剣持さんは強く手を握ったまま2人で寄り添っていた。
ようやく気持ちが落ち着いた頃
すぐ横にベッドで眠っている貴方と
貴方の足元で縮こまって倒れ込んでいる私がいることに気がついた。
相当時間が経っているからか
貴方の身体はもう崩れはじめていた
トピアリーも日頃から手入れをしていないと
形を崩してしまう
私のした手入れは本当に正しかったのだろうか
貴方の
白い脂肪も
筋肉組織も
この吐き出しそうな鉄の匂いも
貴方だからこそなのか
鼻腔が遮って愛惜しく感じる。
他はもうほとんどボロボロなのに
私がつけた首の跡だけがくっきりと残っている
神様が私が悪いと言っているのだろうか
「…ごめんなさい
剣持さん」
『…ふふ、
貴方が愛してくれた証だけがくっきりと残っているだけですよ』
『ありがとうございます
こっちに来てくれて』
その瞬間
ぐらん…っ、と 視界が揺れた
気がついたら
目の前には見たことがない程の絶景が広がっていた。
何故か私達は裸足で白い服を着ていた。
…ここは…、、
…あの世…?
『わぁ……
…社長、ちょっと散歩しませんか?』
「…そうですね」
そう言い私と剣持さんは
奥へゝと消えていった
まるで誰でもない誰かがお祝いをしてくれているような
そんな感じがした
私達を囲んで誰か達がしている拍手に包まれるような
盛大なフィナーレが起こっているような感じがした
悲劇的な喜劇の最後は
盛大な拍手とフィナーレ、
まるでドラマみたいですね
手を強く握り締めあっている私達に一筋の光が差し込んだ
『…もう、これで本当にお終いなんですね。』
嗚呼、やっと物語が終わったんだな
私達はこれでやっと本当に幸せになれるのだ
ここまで凄く長かった
ずっと待っていた
眩しくて暖かい光が
抱き合っている私と刀也さんを照らした
『ハヤトさん、
一生 愛してます。
愛します』
「はい、 勿論。
私も一生愛してます、…愛します。」
逃避は大健闘
クローゼットにて。──
End.
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