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俺がいると気づいていなかったようで、そいつはビクついた。
「え、ぁ、ぁ、…ゴェッゲホッゲホッ」
喋ることもままならないのか?まぁ今ひどいだけかもしれないけど。
とりあえず俺はベッドを譲った。
「此処、よかったら」
金メッシュの人は返してくれた。
「ありがと…ゴホッ ます」
そう言ってベットに横たわった。
🦁side
おれは田中樹。気管支喘息の持病を持っている中学一年生だ。
授業は普通に受けられるのだが、今日は朝から咳がひどいので保健室へ。
俺の親友の松村北斗が付いてきてくれた。
ガラガラッ
「失礼します…」
「あら、樹くん!」
「あ、どうも…ゴホッ」
「あの、大丈夫ですか?」
ビクッ!
「え、ぁ、ぁ、ゴェッゲホッゲホッ」
後ろを振り返ると、どうやらズル休み野郎と有名の森本慎太郎だった。
「此処、よかったら」
ベットを指差している。俺は譲られてベットに転がる。
数分した頃、古い椅子が軋んだ音がした。
「ごめんね2人とも、私ちょっと授業があって出なきゃいけないの。
2人で待ってて!」
と、だけ言い先生は出て行った。
暇だ。
『ガサガサッ』
「ん、?」
「あの、俺、慎太郎
俺なんかでよかったら仲良くしない?サボってばっかだから友達あんまいなくてさ、」
俺は考える間もなくこう言った。
「うん、よろしく」
続く