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「うん、よろしく」
その言葉を聞いた俺は嬉しかった。
「連絡先交換しよ!」
そういい身を乗り出してきた彼の要望を拒否するわけにもいかず
スマホを取り出し交換した。
「慎太郎、片耳どうしたの?」
それに答える。
「これ?生まれつき千切れてんだよ
だから片耳だけで音聞き取ってる」
「へー」
「慎太郎、○○さんが裏こいって言ってたよ」
「おっけ、行ってくる」
裏にて
「あんた片耳千切れてるでしょ?気持ち悪っ!」
俺の口から飛び出した言葉は
「…へ…」
という驚きの言葉だけだった。
彼女は左に向かって手を伸ばした。
次の瞬間、残酷な音が聞こえた。
「ビリッ」
俺は激痛に襲われた。
治った頃…
俺は、鳥の囀りやみんなの笑い声が耳に届かなくなっていた。