テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タロ
病室――
静かな機械音が、規則的に響いている。
白いベッドの上
そして─────────
動かないままの、
“目黒”─────
♥️「……目黒っ」
かすれた声。
♥️「……うっ…」
何度呼んでも、返事はない。
ガラッ――
扉が開く音。
メンバーたちが、静かに入ってくる。
全員、涙を流していた。
💛「……まだ、目は覚まさないのか」
♥️「……っ」
その言葉に、
宮舘の表情が、更に崩れていく。
🧡「舘……」
向井がそっと近づき、
肩を抱き寄せる。
こんなにも取り乱す宮舘を、
誰も見たことがなかった。
💜「“頭”、強く打ったんだって……?」
♥️「スタジオに向かう途中だったらしい…」
♥️「交通事故に巻き込まれて……」
♥️「それで……っ」
言葉が、続かない。
♥️「うっ……」
堪えていた涙が、
一気にあふれ出す。
♥️「……早く……」
♥️「目、覚まして……」
その願いは、
何度繰り返しても届かない。
それから――
宮舘は、毎日病室に通った。
どんなに忙しくても、
どんなに疲れていても、
必ずここに来た。
目黒が入院して5日目──────
宮舘はまた、病室へと入る。
ベッドの横に座り、
そっと手を取る。
♥️「……目黒」
静かに、呼びかける。
♥️「このまま……」
♥️「俺を置いていくなんて」
♥️「……許さないから」
強く、握る。
その手の甲に、
そっと唇を落とす。
そのとき――
ぴくり、と
指先が、わずかに動いた。
♥️「……え?」
息を止める。
もう一度、
見つめる。
確かに――
動いた気がした。
♥️「……目黒?」
声が震える。
返事は、まだない。
それでも――
消えかけていた“希望”が、
確かに、そこにあった。
♥️「……早く」
その手を、
もう一度、強く握る。
♥️「俺の気持ち…伝えさせてよ」
その瞬間――
目黒は、悪夢から覚めるように
ゆっくりと、目を開けた。
♥️「……っ!?」
🖤「……」
ぼやけた視界。
白い天井。
だけど、その奥に――
あの日の光景が、よぎる。
崩れ落ちる宮舘の身体。
伸ばした手。
届かなかった温もり。
そして――
気づけば、
目黒から一筋の涙がこぼれていた。
ぼやける視界の中、
今度ははっきりと、
目の前の姿が映る。
♥️「……目黒っ!!」
震える声。
現実の、宮舘。
🖤「……舘、さん……?」
かすれた声で、名前を呼ぶ。
その瞬間、
宮舘は、
包み込むように、
目黒を強く抱きしめた。
――終わり。次回アフターストーリー
コメント
7件
よかったぁぁあ!! 2人とも無事で安心ッ!(? アフターストーリー、ワクワク🤩