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ああ〜〜〜〜ッ!!(椅子から立ち上がる勢い) 直哉の最期、ここに来て全部報われた感じがする…ッ😭💔💔 ずっと「硝子の城」に閉じこもって仮面かぶってた直哉が、死ぬ間際に甚爾に「やっとお面が割れた」って言われて、しかもその手で引き上げてもらえるって…。これまで誰にも見せられなかった素顔を、一番見てほしかった人にだけ見てもらえたの、尊すぎるでしょ…!!✨ 「遅いわ…もっと早く壊してや」って泣きながら言うとこ、マジで心臓ギュッてなった。最後に「愛しい太陽」って表現もエモすぎる…!もうこの二人の関係性に全部持ってかれたわ…続きが気になる…!🔥
視界が、真っ赤な血と泥に染まっていく。禪院家の崩壊。自分が頂点に立つと信じて疑わなかった誇り高き城は、一人の少女の手によってあっけなく屠(ほふ)られた。そして直哉自身も、呪力を持たない母親の手によって、背中から刺されて冷たい床に這いつくばっていた。
「なんで……俺が、こんなところで……っ」
口から溢れる血を拭う力すら、もう残されていない。エリートとして生きてきた男の最期としては、あまりにも無様で、惨めな結末だった。体温が急速に奪われ、身体の感覚が遠のいていく。
(ああ、結局……最期まで、誰も俺の本当のツラを見てくれんかったな……)
甚爾が死んでからの数年間、直哉は完璧な傲慢さという「硝子の城」の中に閉じこもり続けてきた。誰もその城の壁を壊してはくれなかったし、仮面の奥にある脆い素顔に気づいてくれる者もいなかった。孤独の檻の中で、ただ一人、心がじわじわと壊死していくような日々だった。
(死ぬ時くらい、この面を……壊してほしかったわ、甚爾くん……)
遠のいていく意識のなか、直哉が心の中でそう呟いた、その時だった。パリン、と。頭の奥で、何かが清々しい音を立てて砕け散った。「おい、直哉。随分と不細工なツラしてんな」幻聴だろうか。耳の奥で、あの低くて気怠げな声が、呆れたように響いた。ハッとして目を開けると、血生臭い屋敷の床ではなく、どこまでも透明な、呪いのない青空が広がっていた。そして直哉のすぐ目の前には、あの頃と全く変わらない、圧倒的な体躯の甚爾が立っていた。甚爾はポケットから手を抜くと、床に倒れ伏す直哉の前で屈み、その頬にそっと手を伸ばした。
「やっと、その安っぽいお面が割れたじゃねぇか」
甚爾の大きな手が、直哉の頬を包み込む。その手の温もりが、直哉がずっと張り付けていた傲慢な仮面を、最後の一片まで完全に消し去っていった。直哉の瞳から、大粒の涙がポロポロと溢れ落ちる。それは悔し涙でも、絶望の涙でもない。数年間、誰にも見せられずに城の奥底へ閉じ込めていた、本当の自分の涙だった。
「……甚爾、くん……。遅い、わ……。もっと早く、壊してや……っ」
「悪かったな。ほら、立つぞ」
甚爾はフッと優しく笑い、直哉の小さな手をしっかりと握りしめた。突き放すことも、あえて気づかない振りをすることもない。現世の呪縛から解き放たれた男の瞳には、真っ直ぐに、ありのままの直哉の姿が映っていた。もう、自分を隠すための硝子の城も、冷たい鎧も必要ない。直哉は甚爾に手を引かれ、ゆっくりと立ち上がった。そして、二度と置き去りにされないように、その大きな背中の隣へとぴったりと並ぶ。誰も入れなかった冷たい城の住人は、最期の瞬間にようやく本当の自由を手に入れ、愛しい太陽と共に、どこまでも広がる光の中へと歩み出していくのだった。
#キャラ崩壊注意
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