テラーノベル
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「さむ…」
吐いた息が白く広がる。
隣を歩く悠人は、マフラーに顔をうめたまま、眠そうにこちらを見ていた。
「お前、マフラーは?」
「忘れた」
「まじ?」
「まじ」
「バカじゃん」
「うっせ」
悠人はバカにしながらも、自分のマフラーをこっちに押し付けてくる。
「………ん?」
「え?つけないの?マフラー」
「え、いや、いいの?」
「いーよ」
こういう時に優しくしてくるの、ホントにズルい。
「ん…///」
いつもより悠人との距離が近くなる。心臓の音まで聞こえてしまいそうだ。自分の顔が赤くなっていくのがわかる。ちょっとにやけちゃいそう。ふと悠人を見ると、耳が少し赤くなっているのに気づいた。
「ふふっ」
なんだか僕まで恥ずかしい、だけど、同じ気持ちになれていつも以上に嬉しかった。
コメント
1件
ちあせさん、第1話読んだよ〜!!🥺💕 冬の寒さの中でのマフラー貸し合い、胸がぎゅってなった…!「いーよ」って言いながら渡す悠人くん、口ではバカって言ってるのに優しすぎるでしょ😭💞 お互い耳が赤くなってるの、同じ気持ちの証拠じゃん!!距離が近くなって心臓の音が聞こえそう…ってとこ、めっちゃエモかったです✨ 続きが気になる…!