「…ふ〜ッ………ッ、けほ…」
口から出た煙に、少し噎せ返る。
煙草は何度吸っても、いつまでも慣れない。
「なーんか、かっこつかないな……w」
誰にも届かない声を漏らしながら、真っ黒な空を見つめる。
東京の街には星がないと言うが、どうやら本当らしい。
人工的な星たちが点々と並ぶ中、深夜に1人、マンションで黄昏ている男。
まるでどこぞのドラマかと疑うほど、一般的には理想的な時間を過ごしている。と思う。
「さむっ……もうそんな時期か」
肌に触れた冷たい風は、夏の終わりを促しているかのように感じた。
部屋の中の時計を見ると、3時45分を示していた。
あと数時間もしないうちに夜が明ける。
今物静かなこの街も、後数時間で活気に溢れるのだろうか。
そう考えると、不思議なものだな。
先程まで俺がいた街は、どちらかと言うと夜の方が活気に溢れていて、
俺はいつもそこで、お世話になっている。
ネオンライトで輝いているその街は、とめどないくらいに、聞きたくもない声が聞こえてくる。
叫び声、泣き声、笑い声、そして喘ぎ声。
最近はもう慣れたが、慣れない頃はヘッドホンをしていた。どうも治安の悪い街だ。
煙草の火を消し、部屋に戻る。
外よりも薄暗く静かな部屋がなんとなく嫌だったので、スマホで音楽を流した。
ベッドに勢いよく倒れ込んで、ため息を漏らす。
「明那、元気かな…」
恋人の明那とは、只今遠距離恋愛中。
明那は大学の合宿のため1週間家を空けているらしい。
それに、そもそもお互いの自宅の距離が遠いため、1ヶ月に3回合うか合わないかの頻度だった。
それが重なって、恋人っぽいことを、明那とする機会がなかった。
キスやハグは勿論、夜のことも片手で数えられる程しか出来ていない。
個人的には、もっとしたいな、なんて思っていることは、明那には口が裂けても言えない。
そんなことを考えていたら、いつの間にか俺のズボンにテントが張られていた。
「はぁ…ちんこ雑魚すぎ……」
自身のテント部分をみて、そう呟く。
こんな簡単に興奮してしまうのは、いつもの刺激が足りていないからだろうか。
でも、夜業をしている中で、誘惑してくる女性は、今まで何十人と会ってきた。
それなのにこんな事になってしまうのは、やはり明那の影響だろう。
このまま放っておいてもいいのだが、さっきから布に先端が擦れて痛い。
誘惑に耐える体制はあっても、痛みに耐える体制は流石にないので、処理することにした。
「ん…♡…ふ、ぁ♡」
自分の嬌声が部屋に響く感覚がする。
自分の喘ぎ声なんて誰しも聞きたくないだろう。
だから俺も、イヤホンをつけて、さっきまで流していた音楽を聴きながらシている。
目も瞑って、完全に音楽に集中しているつもりだ。
が、イヤホンの隙から流れてくる自分の声が煩わしい。
限界まで声を抑え、快感だけを受け止める。
「…ッ、〜〜ッ…♡♡♡ 」
体がびくん、と1度大きく弾んで達した。
達した後もビリビリとした感覚が残って少し気持ち悪い。
起こしていた体をベッドに沈め、今日何回目かのため息をつく。
服だけ着て、体が冷えないようにだけはしたが、
シーツを変えるのもめんどくさいし、俺のベッドだしまあ後処理は明日でいいか、
と思いながら、そのまま眠りについた。
ホストのぷわの夜がこんなんだったらいいなという妄想です
絶対ぷわはタバコ吸わないだろうな〜と思いつつ、
ホストの先輩にタバコを勧められてカッコつけで吸ってみるも
噎せ返ってしまって自分には合わないかも…ってなるけど、
結局1箱貰っちゃったしこの分は吸い切ろうってなって全部吸い切った頃にあちなと会って
「ふわっちタバコ吸うようになった?」
って聞かれて「流石に匂うか、wでも、もう吸いたくないね」
ってなってるのもいいですね😊😊😊
以上、文才がないオタクの壊滅的な文でした
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