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あっ………_(:3」∠)_
荒野と化したこの土地は
大きな音が響く
定期的に地ならしが起こる
俺らは地に這いつくばって
自分の出番を待つ
命のスコープを構えて
前の奴らが吹き飛んでく
血の雨が降った
あぁ、あいつには
まだ3歳の娘がいたな
アイツは来月結婚するんだったな
あいつの姉ちゃん元気にしてっかな
ばらばらに吹き飛んでいく
彼らの体を見て
恐怖は感じない
ただその時を待つだけだ
爆風と共に鉄の玉が飛んでくる
必死に這いつくばって
上に飛ぶ玉を見届ける
さぁ、俺らの番だ
彼女は元気にしてるだろうか
泣いていないだろうか──────────
戦う我らに勲章を
命の裏の命を
守るべきものを
見えないフリした泣き声を。
次に繋がる命の綱を切らぬように
俺は━━━━━━━━━━━━━━
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どうも主こと有栖です
短編集どうしても書きたくなって
書きました
主は意味深?にするのが好きなので
ここではめちゃくちゃ抽象的な
表現となってます
ちなみにこの背負う犠牲は
透明な手と繋がっています
解釈は皆様にお任せします
ここまで読んでいただき
ありがとうございます
また次の話でお会いしましょう