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🍄視点
『一緒に逃げようよ』
その時から俺の人生が変わった
ポケカメンがいなければ俺はどうなっていたのだろう 優しい顔で笑いかけてくる度そう思う
あの日 あの瞬間ポケカメンがあそこにいてくれてそして生きていてくれ本当に毎日感謝している
そんな俺の物語
第1章 中学時代
🍄「やめなよ、生きて欲しい」
ある日クラスメイトが自殺しようとしていた
生徒会長だった俺は先生に止めてくれと頼まれた フェンスをよじ登り そいつに手を差し伸べ理由も知らないのに 生きて欲しいなんて言う
こんなんじゃ気は変わらないと思っていたがそいつはすぐにやめる事を受け入れた
皆俺の事をヒーローだとか言ってたけどそいつが決めた事だし俺が褒められるべきではなきと思った
そいつの名はポケカメン
クラスでは目立たない存在で陰口を言われていたりもしていたらしい
そのあとしばらくポケカメンは学校を休んでいたが ある日突然来たと思えば途中で帰ったり そんな日々が続いた
ある日、俺の下駄箱に手紙が入っていた
正直俺はモテていたのでラブレターかなんかだと思って開けた
『まいたけさんへ
あの時はありがとうございました
今日の放課後屋上に来てくれませんか。
ポケカメンより』
なんだこいつ、告白か?と思いながらも行った
「あ、まいたけさん」
「あ、えっとどうも……」
「どうも…です あの、急に呼び出してすみません」
「いや、暇なので大丈夫ですよ…」
「あの、訳わかんないと思うんですが 好きになってもいいですか?」
「…え?」