テラーノベル
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「陛下、お呼びでしょうか」
その日はものすごく暑かった
それはもう溶けてしまうくらいに。特に暑がりな私は冷気の効いた部屋でぐったりしていた。
普通の人が私の部屋に入ったら凍りついてしまうくらいに冷気の効いた部屋でさえ暑く感じてしまう。
そこで、国1番の魔法使いに来てもらった。
彼は私の部屋に入った途端顔を顰めて体を震わせた。
「…………ご用件は?」
「あぁ、そうだな。体が涼むポーションを作ってくれないか?」
「……」
呆れて声も出ない、というような表情をした彼は私に問う。
「…それ以上お体を冷やすととんでもないことになりますよ」
「暑いんだ。仕方ないだろう」
「でも…」
「ふん、」
そっぽを向いた私に向かって深いため息を吐いた彼を横目に窓の向こうに広がる綺麗な青空を見つめた。
「それにしても、今日はいい天気だな。暑いけど」
「そうですね。」
ちらりと彼を見ると大鍋のようなものを取り出して氷やベルトにつけていたポーションなどを入れてかき混ぜていた。
しばらくするとポーションが完成したのか声をかけてきた。
「陛下。ポーションが完成いたしました。……本当に、飲むんですね?」
「あぁ、早くくれないか…暑くて溶けそうだ」
汗をだらだら流す私に彼はポーションを渡してさっきまで使っていた大鍋やポーションの瓶を片す
「そういえばお前の名前はなんだ?」
「………………ダヴィ。」
「そうか。ダヴィ。いい名前だな」
私は言い終わるとぐびっと一気にポーションを飲み干した。
ダヴィは驚きのあまり目を大きく見開いて見てきたが私には暑くてそんなことなんかどうでも良かった
「ッ、陛下!!!!」
ダヴィが突然声を荒げた。私はそれに驚いてすでに中身を飲み切った瓶を床に落とした。
ばきん。とガラスが割れるような音、飛び散ったガラスが頬を掠めた。
「陛下、!!!!!!!お無事ですか!!!!」
私が状況を理解する間もなくダヴィは私にかけ寄り肩を掴む。
「、??」
特に体の変化もなく、不審に思っていたその時だった。
「へいか、…あぁ、なおさなきゃ」
そう呟いた彼はどこからか杖を取り出して私に向けた。
「ま、待て、落ち着け…どうしたんだ?」
突然声を荒げて様子が変わった彼を見ると先程までの彼の落ち着いたような雰囲気はなくなり、目には狂気が滲んでいた
「おれ、ッ…おれがなおしますから…」
その言葉を最後に彼は私に向かって杖を振り翳した。
思わず目を瞑る。それと同時に顔に感じる強い衝撃と痛み。
顔の中心に竜巻ができて…吸い込まれてぐちゃぐちゃにされるような鋭い痛み。
「ぁ゛あ゛あ゛あ゛ッ!?!?!?!?」
痛みを感じた私は顔を押さえて膝から崩れ落ちた。
いたい、きもちわるい、
顔を吸い込まれてぐちゃぐちゃに掻き回されるようだ
今までに感じたことのない痛み。
「ぅ゛ぐ…ッ…は゛、ぁ゛、…」
仕方が涙でぼやけてよく見えない。そんな視界の中ダヴィを睨みつける。
「ハ、はは………陛下、治った………よかった、…よかったよね、ね〜?」
笑みを浮かべて隣の何もない空間に喋りかけるダヴィに恐怖を覚える
「は、ッ…はひゅ…っ」
あまりの痛みに耐えれなくなり、地面に倒れ込んだ。さっきまで膝立ちしていたもんだから膝がじんじん痛むが正直言ってそれどころではない
「じゃ、おれは、…帰りますね。へへ。陛下なおって、よかった」
堂々と扉を開けて出て行った彼の背中を眺めて意識が落ちた
「陛下!!!!!陛下!!!!」
誰かに揺さぶられているような感覚で目が覚めた。
「あぁ、よかった…気がついた…」
目を開けても視界が真っ暗で、何も見えない。仕方がないから痛む頭を抑えながら体を起こす。
「陛下、…部屋で血だらけになって倒れていたんです……………そして、…」
「そして、?」
「その…………陛下の顔が……」
「歪んで、いて…」
「…は?」
状況が理解できなかった
歪んでいる?まさか、ありえない
「まさか、そんな訳ないだろう。冗談はよしてくれ」
「本当なんです…!!信じられないのはわかります!!!、顔が歪むなんて、通常攻撃ではないはずです…きっと、魔法か何かで攻撃されたのでしょう!?!?」
「魔法…」
なんとか思い出そうと頭を抱える。
「思い、…出せないですか、?せめて特徴だけでも…」
「確か………
ダヴィ、…ダヴィだ。」
「ダヴィ…了解です。すぐ国全体に知らせ、指名手配します」
メモを取って駆け足で部屋から出て行った自分の部下の兵士を眺め、もう一度眠ろうと目を閉じた。
なんか途中で力尽きて最後雑。しんだ。誰か続き書いて。私はつかれた!!!
コメント
6件
やばいやばいえろすぎ荒げてるの可愛いエロすぎ神子
うわああうああああまぁぁぁぁぁぁぁんまぁぁぁぁぁあうぁぁぁぁぁわ!!!!!!!! 癖!!!、!!!!癖ぃ!!!!!!!!!!最高最高最高!!!!大好きダヴィさんの逃亡生活の夢小説待ってますし書きます書いてください
ダヴィさん…!!!めちゃくちゃ好きすぎます…!😍