テラーノベル
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hrkg 出られない部屋
付き合っては居ません。
媚薬表現あります。
卒業ライバーの名前が出てきます。
内容はほとんど関係ないです。(myzm)
僕らはVtuberであり、リスナーとは似て非なるにじさんじサーバーの世界で生きていて、
その世界は動物、人、悪魔その他諸々ありとあらゆる種族がYouTubeを通して活動している。
簡単に言うと僕らはバーチャルであり、
データなのだ。
それがバグったり故障したりでこれまでさまざまなご都合主義の光景を見てきた。
それは幼児になったり、女の子になってみたり、ただの人間が獣化したりと様々。
まぁもうそんな驚くことはないよねって、
今日までは思ってた。
その日僕はいつも通り事務所に行って、ろふまおの収録をするはずだった。
しかし、一歩踏み込めば僕自身がバグって気付けば白い部屋に飛ばされる事になる。
あたりを見渡すと物凄く見たことのある
文字面に絶句する。
【瓶の液体を5本ずつ全て
飲まないとあかない部屋】
めちゃくちゃご都合主義やん…
しかももしかしえ僕まだ童貞なのにこんなところで卒業しちゃうの??
そんなことを考えているとまた新たな人間がここに飛ばされてくる。
僕が抱く相手か…一体…
誰…
「え、嘘…」
シルエットがだんだん鮮明になって心臓が嫌な動きをする。
少し明るい茶色のふわりとした髪。
綺麗な顔立ちからは想像もできないガタイのいい男。
ろふまおのメンバーの1人、加賀美 ハヤトだ。
「しゃちょぉ!?」
「わ!甲斐田さん!?びっくりした!!」
音圧のある声に蹴落とされそうになりながら僕は頭をフル回転させて考える。
まて、絶対○○じゃないとあかない部屋なんて社長が知るはずない。知ってるのマジ解釈違い!…いやいやそうじゃなくて、どうすんの??あれ100%媚薬だよね??僕ら2人が飲めっての!?!?意味わかんないんだけどなんなのこのバグ!!!!!
「…えっと、もしやまた バグですかね」
「っぽい…すね…あ、マネがろふまおの部屋誰かがハッキングしたって…」
スマホのメッセージを見て悲しくなる。
リスナーみたいなハッカーいるんじゃねぇよちくしょう。
「え、黛さんでもいらっしゃる?」
「あの人はそう言うギャグしないでしょ…逆に協力仰いで助けてもらえないかな…」
「今のにじさんじにハッカー居ませんからね。どうにかコンタクト取れたら良いですけど」
悩んでいても始まらない。
此処はそんな甘いとこじゃない。
ただ、飲み干せれば脱出出来るからセックスしないと出れない部屋よりはまぁ助かるか。
瓶も10本だし。
「因みにこれはもしかして毒?それとも界隈で何かそう言うのがある…んだな!?その反応は!!!」
「…大変申し上げにくいのですが、っ、18禁案件です」
言おうか迷ったが他に伝える術がなく報告すると社長の表情が無くなる。
「あーあ。終わったんだ私。
蹴散らそうかなこの瓶」
ガチで足をあげ始めるので止める。
「待って!社長!!数々のえっちな本に触れて来たけどそれは例外なさすぎる逆に増えたら死ぬ!!マジで色んなものが!!!」
「じゃあどうしろって言うんだぁ!!こんな事が許されていいわけないだろぉおお!!!」
馬鹿馬鹿しすぎるこの空気に常識人寄りの社長を巻き込んでしまったことが心苦しすぎる。
マジで犯人死刑だぞこれ。
「え、マジな話どうします?因みに全部飲むのは無理なんですかこれ」
「正直な話リアルな世界にはまだ強く効果があるとされるものは無くて…ただ、…その、こう言う界隈のタイプだと10本はマジでギリな気がする。ただ…大変申し上げにくいのですがこの世界がハッカー次第ならもう詰みかもです」
「助けてくれぇ黛さぁあん…」
とりあえず此処を出るには飲むしかない。
飲食の概念ないし。
早く此処でないと…
「社長僕が何かしたらマジ殴り飛ばしてくれ」
「分かりました出来るだけ1発で落ちるように頑張ります」
「怖いこと言わないでよ」
「はぁ。まぁ、甲斐田さんこそ私が何かしたら魔法攻撃してくれて良いんで。お互いそっちの方が楽でしょう。」
全てを諦めた社長の目が怖い。
「じゃいくよ…」
「…嫌すぎる。」
2人で同時に飲むと口に広がるのは甘い苺味だった。
1本目は…まぁ飲んだだけならただのジュース。
「美味しいのが逆に辛い…誰だ…こんな素晴らしい商品にいらないことする輩はぁ…」
ブツクサいいながらとりあえず2人で無心で飲み続けようとする。
「っ…はぁっ…っ」
僕が5本飲み終え膝をつく。
身体が熱い、鼓動が早い。
気を張っていないと間違いを起こしそうな身体と脳に嫌気がさす。
「しゃ、社長行けそうですか?」
視線を向けると座り込んで顔を埋める彼が視界にはいる。
「大丈夫です…いけます」
声が震えてる…
「んん”!?」
急かされる性欲にとりあえず深呼吸して無心になり、そっと社長にふれる。
いつものフィジカル最強な彼とは思えないほど触れた瞬間大きく跳ね上がりその後も小刻みに震えていた。
「吐きそう?平気?」
「…平気、です。ただ、動くだけで…その…」
服に擦れるたび小さく喘ぐので
可哀想になってくる。
社長結構効くタイプ?
「ぁ”…はぁ、っ…」
いや、僕がまだ正気なのは魔法のせいかな。
社長はただの一般人だ。
「社長ごめんね、首上に向けれる?」
「…っん。」
とろんとした瞳、火照って顔が赤く触れるたびに声を漏らす。
口を開いた社長は困惑と不安な顔をしていて悪い事をしている気分になる。
瓶を傾け社長の口へ、ゆっくりと液体を注ぎ
ごくりと喉仏が上下するのを確認する。
僕が手伝ってるの流石にやばいな。
社長は自身のどうにもできない熱を抑える様に僕の袖を掴み、苦しそうに肩で息をする。
「立てる?」
うなづいて立とうとすればバランスを崩し僕も支えられず倒れる。
「ん”ぅ…ぁっ…」
その瞬間大きく身体をびくつかせて涙目の社長が僕を見つめる。
やばい、やばい…これ…
おそらくイったであろう社長を見てしまっている事実と涙目なのに強く真っ直ぐな瞳に脳内がパンクしそうになる。
「…はぁ、はぁっ…ん”、すみませ!…ん”…どきます、あの、っはぁ、先言ってください…っ、ごめんなさい、後から…いくので」
耳元で囁かれ不覚にも身体が跳ねてしまう。
くそ…っもう誰だよマジで!!!
「社長!多分出たら消えるんで、耐えて」
僕は魔法でとりあえず社長を軽くし、
全速力で外に運ぶ。
身体の熱は消え、目の前には社長がソファで眠っていた。
もう媚薬は抜けてるはずなのにさっきまでの事が妙に頭に焼きついて離れない。
やばい。、
僕は急いで転送装置を使い家に帰る。
「はぁっはぁっ…ん”、ごめん、社長…」
今日の事を思い出し、
自分のモノを一心不乱に触る。
社長の表情と香りが、こびりついて離れない。
何度も、何度も果てて、
気付けば僕は眠りについていた。
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