短編小説

ずっと…一緒に居てね

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此奴は俺の幼なじみの〇〇

〇〇は周りからは｢光｣だとか｢太陽｣って言われてる

けど…俺は｢闇｣とか｢月｣って言われてる

〇〇は高校でも人気者で､俺はいつも隅っこに居る

でも､そんな俺にも〇〇以外で話しかけてくれる子がいる

それが△△さん

「一緒に帰ろ？」

｢うん…いいよ｣

最近はずっと△△さんと帰っている

いい雰囲気…っぽいが

俺は別に△△さんに好意とかは無い

△△さんもそうだと思う

だけど……

今日､△△さんに告白された

「好き…です！！」

｢……く｣

「へ？」

｢最悪……｣

「えっ…」

ずっとこのまま友達として居たかったのに…告白したら受け入れたにしても断ったとしても友達では無くなる

それが嫌だと伝えたら

「最っっ低！！思わせぶりな行動しないでよｯｯ！！！」

別に思わせぶりな行動はしてないのだが…

最低なのはそっちなんだけどなぁ…俺の頬引っぱたいてさ…

「勇気出したのにｯｯ！」

とか

「友達に言うから！！！」

とか…お好きにどーぞって感じ…

って〇〇に愚痴ったら

『ウケるw』

の一言

｢…笑ってくれて嬉しいよ｣

こういうのは変な雰囲気になるより笑ってくれる方がいい

『……なぁ』

｢ん？｣

『いきなりだけどさ』

『…僕､□□の事好き』

｢…へ？｣

本当にいきなりだな…

『こんな時にごめん…断ってもいい』

｢断るわけなくない？｣

『え､でも…さっき…』

｢それは△△さんの事でしょ？｣

｢俺は今､〇〇の話してんの｣

｢しかも､俺は月って言われてるし､お前は太陽｣

｢月は太陽が居ないと輝けない｣

『何が言いたいの？(笑)』

｢…だから…その…｣

｢〇〇だから…いいんだよ…//｣

『ははっ…なんだよそれ…』

｢これからよろしくな｣

『…うん！』

『ずっと…ずぅーっと…』

『一緒に居てね……??♡』