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823
アスパラマン
224
小倉トースト
401
「…シガー、ですか」
Nosferatuは悩んでいた
「やはり、私とは合わない」
自分の肺は煙たいのを拒否している
それに、脳だって
「ただ……」
親愛なる我が主人、Spectreがそれを吸っている
あの一瞬
全てを見たから
「…」
「何を悩んでいるんだ、私は…」
無理なら無理と言えばいい
嫌なら嫌と言えばいい
彼の心臓は、脳はその考えに達していない
溺れた側の醜い生物だから
「ヤァ、Nosferatu.」
低い声が聞こえた。
「……PHOSPHORUS…」
虹色に輝くそのマークを帽子に掲げた者
「仕事、頼ンデイイ?」
「…嗚呼」
「コレナンダケド」
「……私はやらないぞ」
「君ナラデキル」
「ソレトモ…」
「怖クテデキナイ?ネェ、怖イ?」
「怖くない」
「フフン、言ッテクレルト思ッタ」
任された圧に仕事も忠実に
それがNosferatuだった。
___________
「だが……」
無理がある
『Spectreから煙草を取り上げろ』
「なんて事を頼むもんだ」
「身分知らずにも程がある」
なにしろ煙たいらしい
まぁ、自分自身もそう思っていた。
「どうやれと…」
「何か仕事かい?」
「ッ!!??」
背後から聞こえたのは
「優しいんだね、Nosferatu」
あのSpectre
「Spectre様!?私にどの様なご要件で!?」
「いや、立ってたから…」
廊下で1人、突っ立っていたらそれは話しかけられる
床に跪いていた足を動かす
「…ご迷惑お掛けしました」
「うん、仕事頑張って」
カッ、カッ、と足音だけが鳴り響く。
「……」
「もういいだろう」
ビリビリッ!!
「私が嫌な仕事はやらない。」
脳がその考えに追いついた。
コメント
1件
第3話、読んだよ!Nosferatuが「煙草を取り上げろ」ってムチャ振りされて、全然大丈夫じゃないのに「怖くない」って言い切るところ、カッコよくてちょっと切なかったな。最後に脳が追いついて「嫌な仕事はやらない」って自分で決断するところ、すごく好き。Spectre様が優しすぎてギャップにやられた…。続き、どうなるんだろう!