⚠︎︎夢小説注意⚠︎︎
・成り代わりではありません
・夢(小説の)主(人公)が出てきます
夢主=○○
お相手=御影玲王
ー 屋上のドアを開け、階段を一段ずつ早足で降りてく。ゴミ箱があるのは一階の売店の近く、歩くと時間がかかるからなるべく早く行かなi
「ほんっとそれな〜!!??」
大声で喋る二人組の女子生徒の声に吃驚して階段を下る足がピタ、と止まった
どうやら屋上に続く階段の下でだべってるみたいだった。
「ていうかさぁ〜…玲王くんの彼女?みたいなの、見た?」
「見た見た〜…!!え、あんな地味な子!?って、あたしビックリしちゃった〜…!」
「だよねだよね〜!笑、あんな子、玲王くんに釣り合うわけないのにね笑」
「ていうかさぁ…あの子学校来てんのあたしあんま見たことないんだけど、」
「アレじゃない?フトーコーってやつ?」
「えー!あんな子が彼女で玲王くんかっわいそ〜!笑」
キャハハ、と高笑いが廊下に響き、一つ一つの言葉が心に突き刺さる。
実際私と玲王は月とスッポン以前に不釣り合い過ぎるからこう言われるのも仕方がない。
「つか、そもそも玲王くんのセンス悪いんじゃない?」
「え、それちょー思った。 」
「なんか皆、御曹司がぁ〜とか言ってるからウチらも言ってるわけで」
「玲王くん自体は別にさぁ…?笑」
「ねぇ…?笑笑」
「正直みんな御曹司って肩書きだけじゃない?」
「好きな人なんて誰もいないでしょ笑」
○○「ねぇ」
気づいた時には既に遅かった。
いつの間にか話してた女子達の前に出ていた。
「え…なに、この子……」
「あー…もしかして聞いちゃってた?笑」
○○「あ、そ、……そういうのは良くないと、思います…」
「アンタも玲王くんのファンー?笑」
○○「あっ、…その、ファン…とか、そういうのじゃ……」
俯いてゴニョゴニョと小さな声で話してしまう私の悪い癖。
「は?何言ってるか聞こえないんですけどー?笑笑」
○○「…ファンとかじゃ、ない、です、」
「は…?笑じゃあアンタに関係なくない?笑」
「関係ない部外者は黙って聞いてたらいいじゃん笑」
プツ、と何かが私の中で切れた音がした。
○○「…関係なくはないです、」
○○「私の…陰口とか、噂とか、鵜呑みにするのは勝手です、実際あってる…し、」
○○「だけど…玲王の事批判するのは…私がいやなんです、」
○○「玲王…は、こんな私でも、手を差し伸べてくれるんです、
だから何、とか思うかもしれない、っけど、
何の事情も知らない人に、玲王の事批判する資格はありません!!」
廊下に響くくらいの大声で叫んだ。久しぶりにこんな大声を出したな、って思った。
「は、…?べつに、ウチなんも言ってないし…!!」
「あたしだってなんも言ってないじゃん!!」
○○「そ、うやって、…責任転嫁ばっかしてると、仲良い友達もなくしますよ、」
○○「あと、ここって、さっきみたいに結構響くから…陰口する、なら、一階のがいいかもです、」
鳩に豆鉄砲を喰らったような顔でこちらを見てくる、さすがに言いすぎたかもしれない。
○○「あー…えと、玲王くんの批判…っていうか、、陰口はあんまり言わないでくださいね、」
優しく諭すとハッ、と気がついたのか顔を真っ赤にして ゛行こ! ゛ と二人で階段を勢いよく降りていった。
きょろきょろ、と周りを確認して人がいないことを確認して
二人が降りていった階段に言葉を吐き捨てた
○○「次言ってんの見たら許さないよバーカ。」
…これくらいは神様も許してくれる、ハズ。
ガタッ 、と上から物音がして他の生徒が来たかもしれないとそそくさと階段を下った。
玲「…お姫様、っつーか、騎士じゃん」
玲「コレ…どーしよーかな、」
○○はまだ知らない、これから波乱が巻き起こる事を。そして、重大な決断をする事になる事を。
NEXT···▸200♡
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