テラーノベル
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Side 颯大
海がおかしい。1週間くらい前は、ずっとふさぎ込んでいた。泣いてて、何か話してくれそうだったのに、途中で話が途切れて、、、
次に会った時は、もう大丈夫って笑ってた。しつこく聞いても、ほんとに何もないって、それしか言わない。でもわかる。
はりつけたような笑顔。しぐさ。ときおり見せる、ぼんやりとした表情。見てるのに、見ていない。それに、毎日遊んでいたのに、もう海の家には行けなくなった。親がダメって言ってたらしいけど、、、
たまに、俺の家で遊ぶけど、海は眠そうにぼんやりしていることが増えた。疲れているなら、無理に遊ばなくてもいい、と言うと、遊びたいんだ、とつぶやく。俺が海に何ができるんだろう。海を苦しめている何かから助けたいよ。
Side 海
僕の父も母も大病院の先生だ。2人ともえらい先生らしい。親戚の人はみんな2人の事をすごいって言う。忙しくて、家にはあまりいない。だから僕はいつも1人でいた。でも、颯大が遊びに来てくれるからさみしくなかった。
最近、2人とも出世したらしい。しばらく忙しいらしく、病院に泊まることが増えた。だから、僕の世話は、、、僕の世話を、、雅おじさんに頼むと父から聞いた。
僕は1人でできると必死に頼んだ。ごはんも、掃除も、洗濯もちゃんとやるから1人でいいって何度も言った 。でも、聞き入れてはもらえなかった。
明くる日、おじさんはスーツケースを引いてやってきた。父が出迎えた。兄弟 で仲良さそうに話している。
「悪いな。2人とも医局長になってね。更に上にいけそうなんだ。今が頑張りどきさ。」
「さすがだね、兄さん。海のことは心配しないで。」
「助かるよ。なあ、海。」
「、、、」
「俺じゃ嫌かな?」
おじさんが見つめてきた。穏やかな声だ。
「っや、じゃ、ない、 です、、、」
クラクラする。息苦しい。逃げたい。
「父さん、僕、具合が悪いから部屋で寝ています。」
そういうと、僕はやっとのことで部屋に戻った。ベットに倒れ込む。
おじさんと暮らす?これから?いつまで?
嫌だ。嫌だよ、、、
1週間前、あの後僕はまた気を失っていた。起きたとき、おじさんは部屋でパソコンを使っていた。
「う、、、ん、」
「起きたかい?」
「、、、」
「海のいやらしい姿、たくさん撮れたよ。お尻におちんちんいれて、夢中で腰を振って、、、海って、ほんとに淫乱なんだね。」
ぼんやりとおじさんを見上げる。
「誰かに言ったら、わかってるよね?」
「、、言わない。」
「いい子だ。でもなあ。颯大君に言われたら困るなあ。」
「言わない」
「そうだ!やっぱり今度は3人で遊ぼうよ!」
「言わないから!!!」
悲鳴。
「颯大はやめて!!」
じっとおじさんが見てくる。
「海の行動次第かな。」
そう言って笑った。
僕はなんとしてでも颯大だけは守りたかった。だから、颯大が家に来たがっても、全部断った。最初のうちは、颯大は納得しなかったけど、断り続けていくうちに諦めたようだ。2人の間に、少し距離ができたけど、颯大を守るには、それしかなかった。
それでもたまに、颯大の家でたわいもない話をすることが、僕の唯一の救いになった。でも、颯大の家から帰るのはすごく辛かった。家に戻る、それは犯されるということだ。僕は、自ら犯されに戻るのだ。
おじさんが僕の家に泊まるようになってから、僕の体は僕のものじゃなくなった。
父との約束なのか、毎日のご飯、掃除、洗濯はきっちりやっていた。
夜。
ほぼ毎日、僕は犯された。
いつでも僕を犯せるようにと、下着をつけることは禁止された。体中にキスマークと縄のあと、ムチで打たれたあとが広がっていて、長袖しか着れなくなった。
犯されている動画は、毎日撮影された。動画はどんどん増えていった。
おじさんがリビングのソファーの右端に座り、ひじかけを2回、コンコン、と叩いたら僕は急いでひざまずき、フェラチオをしなければいけない決まりだった。そこに座ったら、走っていって、ひざまずく。まるで王様と奴隷だ。手を使わず、口でチャックをくわえて、おちんちんを口だけで外に出す。舌も口も、全部使って懸命に奉仕しているが、結局最後は頭をつかまれて、物のように扱われる。喉の奥まで遠慮なく突かれる。ゲッゲッっと変な音が喉から聞こえる。 涙とよだれで顔がぐちゃぐちゃだけど、それがいいって言われた。出された精液はすぐに飲んではいけない。口をあげて見せたり、かんだりする。「よし」と言われたら飲み込み、再び口をあげて飲んだことを認めてもらう。初めのうちは生臭さに何回も吐いてしまった。でも吐いたらなめさせられる。そっちの方がキツイから、必死に飲みこむ。
いやらしい言葉を言わされたり、恥ずかしい姿勢を命じられたり、媚薬を使われたり、そんなのは日常だ。
どうしてもなれないのは、おちんちんの先に、細い棒を入れられることだった。棒を入れたまま、お尻の奥を突かれると、体がいうことを聞かなくなる。
奥の奥、結腸まで入れられたこともある。あのときは息ができなくて、目の前がチカチカして何もよくわからなくなった。
おちんちんからは大量の潮がででいたらしいけと、あまり記憶にない。
女物の下着を着せられた事もある。股の部分が開いている、下着を着せられ、スカートをめくって、いやらしい言葉を言って誘うように言われた。
家の中で、全裸でお尻にバイブを入れられ、1日過ごしたことがある。乳首にもおちんちんにも、ローターをつけられた。
その格好で廊下の雑巾がけを命じられた。
お尻をあげて、拭き始めると中のバイブの振動が強くなった。刺激が強くて拭けないでいると、ムチが飛んできた。
必死にふこうとするけど、刺激の強さに動けなくなる。怒ったおじさんは中にバイブを入れたまま、僕の中に入ってきた。僕は逃げようとしてドアの前まで行ったけど、激しすぎる刺激に動けなくなった。髪をつかまれて引きずり戻された。何度絶頂しても、どんなに懇願しても、 やめてはもらえなかった。 床にき散らした僕の精液と潮は、自分でなめされられた。涙を流しながら、震える舌で懸命になめる姿を、おじさんは笑いながら動画に撮っていた。
僕の体は、もう僕のものではない。
どんなに辛くても、誰にも言ってはいけない。
逃げたい。でも動画があるから無理。
ねえ、誰か助けてほしいな。
誰に?父さん、母さん、、
仕事が忙しいんだよね。家にも帰れないほどに。助けてって言ったら、助けてくれるのかな。でも父さんも母さんも僕よりも患者さんが大事なんじゃないかな。そんなことをぼんやりと思う。
颯大。
颯大と話す時間だけが、本当の自分になれる時間だよ。何も話せないけど、颯大がいるから、僕は正気を保っていられるんだ。
でも、ホントの僕を知ったら、颯大は幻滅するよね。おじさんが「お尻におちんちん入れられて、気持ちよくなってる淫乱には、誰も同情しない」って言ってた。だから言えないよ。
もう、誰かに助けてもらおうなんて考えちゃだめだ。受け入れるんだ。諦めるんだ。僕の体はおじさんのものだ。だって、僕はお尻におちんちんを入れて喜ぶ淫乱だもん。そんな僕を相手にしてくれるのは、おじさんだけ。他の人はみんな呆れてる。
僕の体はおじさんのもの。何度も何度も自分にいい聞かせる。心の奥で違うと叫ぶ声に蓋をして、僕はひたすら諦めるんだ、と念じた。
ずっと念じていると、ふっと心が軽くなった。諦めたら、全てがどうでもよくなった。窓の外にはずっと青い空が広がっているけど、自分には関係ないように思えた。
続く
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