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※白さんが体調不良でペア配信お休みしたときのやつです。
コンコンコン、と自室の扉がノックされる。
こんな時僕の家に来るのは一人しか居ないわけで。
「…はい」
らしくなく、弱々しい返事をすると入ってきたのは やっぱりいむくん。
「しょうちゃんっ、大丈夫?」
いつものいむくんなら、
「しょーちゃあぁぁん!!!!!」 なんて抱きついてくるがこういうときは、優しい声色で頭を撫でてくれる。
なんなんやろうか、ギャップで風邪引かせる気なん?いやもう風邪引いとるんやけどさ。
「ん、だいじょうぶ…ちょっとだるいだけ…。
「ぁ、はいしんは…?」
僕が風邪を引いてしまったため急遽休んだ今日の配信。
とりあえず、ないちゃんといむくんでやってもらったけど……。
「うん、大丈夫だったよ。リスナーさんみんな心配してた。」
「そっか…」
心配かけちゃったのは悪いな…
早く治さんと!あ、でも身体だるい……
「っいむくん……ぎゅう……」
この風邪のせいでだるくなった心身をいむくんに浄化されたくていつもなら言わないような甘え台詞を吐
く。
「ッ!?、いいよ。 早く治してね。」
なんて、いむくんは少し照れながらも抱きしめてしてくれた。
やっぱこうすると、浄化されてく。
いむくんの方を見ると、こっちも熱があるのでは?と思うくらいが真っ赤で、くすっと笑みがこぼれた。
「…いっそのこと移してくれれば良いのに…。」
いむくんがぼそっとつぶやく。
「そしたら、 いむっこちゃんが心配するやん!」
そう反射的に返した。
リスナーちゃんに心配はかけたくないやん?
「…僕だって、心配かけたくないよ?でもそれ以上にしょうちゃんが心配で心配でたまらないの。」
「僕に移してしょうちゃんが元気になるなら本望だよ?しょうちゃんが一番大事なんだから。」
いつになく真剣な表情で言ういむくん。
“一番大事”なんて言葉をストレートに言われて顔が赤くなるのが分かる。
これは熱のせいやから。そう、熱のせい。
「だから、 早く治して?」
そう言ってぎゅっと強く抱きしめてくるいむくん。
それに、うん、とうなずき僕も抱き返した。