カイザー「ほら、世一おもちゃだぞ~」
世一「…俺7歳だしッ子供じゃない!」
カイザー「10にもなってない奴が何言ってんだ」
世一「くっ…」
カイザー「それより世一何故ミヒャエルと呼ばない?」
世一「…他人だから」
カイザー「…おいおい、他人という言葉を知らないのか?」
世一「はぁ?知ってるし!関わりのない人の事を言うんだろ?」
カイザー「そうだが、俺たちは関わりがあるだろ?」
世一「ない!」
カイザー「喋ってるでは無いか」
世一「…」
小さい世一はまだ語彙力が整っておらずレスバの言葉は思いつかないのである…多分
世一「うるさい!このバカカイザーめ!」
カイザー「それは煽ってるつもりだと思うが俺には小動物がクソ可愛く鳴いているようにしか思えんぞ」
世一「…口に雑草でも加えてシマウマになってろよ…自称未成年野郎」
カイザー「お前急にガチになるよな、てかまだ認めてねぇのか」
さっきの言葉は撤回、ガンガンに語彙力増し増しだった
カイザー「世一、選択は決まってるのか?」
世一「…?」
カイザー「嗚呼、そうか日本とは違うのか 簡単に説明するとなドイツの義務教育は9年間だ、これは日本と同じだな で違うのは”自分の判断力でどれだけ表させられるか”というのがドイツ式だ日本は”先生の話を生徒が聞きそれを覚える”という違いだな、そしてドイツでは小学5年から進路を選ぶ専門コース、就職コース、エリートコース、の三つだ」
当たり前の顔をしたカイザーは顎に手を置き丁寧に詳しく教えて聞きやすいだろう、というドヤ顔をかましている
世一「…俺日本帰りたい…」
カイザー「クソ却下、これでわかっただろ?世一は今…小2だよな、ならあと3年で進路を決めなきゃ行けねぇ…よし世一お前の将来の夢は?」
世一「サッカー選手」
カイザー「具体的に?」
世一「…世界一のストライカー」
カイザー「完璧だ、それでこそ世一だ とまぁ選手とかのスポーツになると進路は変わってくる、チームに入るか専門に行くかだな、サッカー専門も良いがチームに入った方が将来有望だ でも世一はずっといる訳では無いだろ?」
世一「うん」
カイザー「そこは否定するとこだぞクソ世一、よし世一!今からクソ面倒なお勉強の時間だ!ドイツは4年間で基礎をつける!今入っても日本の小学6年レベルのところだ!まだ足し算引き算等をしている世一は1発でKOだ」
世一「ドイツヤダ」
カイザー「シバキ倒すぞ、これで説明は終わりだ質問は?」
世一「日本に帰りたいです、どうすれば良いですか」
カイザー「クソ諦めろ」
世一「…俺7歳だもん!まだ子供だもん!」
カイザー「さっき子供じゃねぇとか言ってた糞ガキはどこにいんだよ…今からネスを呼ぶ、ネスに教えて貰え」
世一「!うん!」
ネスという言葉を聞いた時の世一は眩しい笑顔だった
カイザー「その顔やめろクソ腹立つ可愛いが」
ネス「いいですか?世一ドイツの小学レベルは本音を言うと中学レベルと言っていいでしょう、ですが人々はまだ優しいどの感じです、世一がそれでしたら中学行ったらどうするんです、死にますよ?~ーーー、ーーー」
長々と話しながら世一が座ってる机の前をウロウロと歩きながら上をむく
世一「…」
ネス「そして世一何故7×4が24なんですか、28ですよ」
世一「分かるわけないだろ…まだ日本版でもドイツ版になったらややこしくなるし…」
ネス「なら、今からドイツ版にでもします?なれるの早くなりますし」
世一「嫌しない」
ネス「そうですね、しましょうか」
世一「日本語もわかんねぇのかぁあ!」
ネス「兎に角、一ヶ月後に学校ですその間にレベルを合わせなければ行けません今では多分小4レベルでしょう、それなら大丈夫です小4は簡単です歴史も出てきますが、あんなの簡単すぎて吐き気が出ます、世一問題です、理論物理学者の名前を答えてください」
世一「…」
ネス「世一…ヴェルナー・カール・ハイゼンベルクも知らないんですか?世界三代物理学者は?」
世一「…アインシュタインと…ニュートン…」
ネス「…ガウスですよ、なんでその2人が出てガウスが出ないんですか…!」
世一「習わねぇよ!習ってなくて2人でたのは褒めてよ!!」
ネス「此処では当たり前の知識です!」
世一「お母さんに会いたい…」
ネス「いつまでも伊世に引っ付かないです!」
世一「…7!」※階乗です
ネス「5040です」
世一「はや…」
ネス「階乗なんて何処で覚えてきたんですか、高校生の範囲ですよね高校はまだです貴方小学生ですよ?わかってます?」
世一「わかってるしッ…」
ネス「どうなんだか…」
とりあえずドイツ語を学ぶことを決めた
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