「 ねぇ先生 」
「ん?」
「 そのノート 何書いてるの?」
「あ〜 、 見ちゃダメだよ これは大人のノートだから 高校生にはまだ早いから 」
「 んだよそれ〜 よっと… 」
大森くんが私の書いているノートを取り上げてペラペラとページをめくる
「 ねぇ先生の字じゃないよね?汚ったない字〜 絶対男じゃん」
「まったく 、大森くんは」
「 場所、満員電… これ先生が怖い場所?」
「 病院の先生がくれたから書いてるの」
「 男? 」
「大森くんに教える必要無いでしょ〜」
「答えてくれないんだ じゃ返さない」
「 はいはい あんまり先生で遊ばないの
クラスの子達と遊んでなよ」
「 子供扱い? 俺ガキに用は無いし」
「 同級生にガキもクソも無いでしょ」
「 ふ〜ん 俺らのテストも後回しに先生はこのノート書いた医者に会いに行ってたんだ 」
「 その浮気みたいな問い詰め方やめてよ」
「 どこの病院 ?」
「 若井メンタルクリニック って所 」
「 ふ〜ん 」
大森くんはノートを私に渡してどこか行ってしまった
今日も一週間ぶりの診察なので早めに仕事を休み時間の間に終わらせる
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