テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「乱歩さん、何食べます〜?」
『ん〜、あ!僕あれ食べたい!綿菓子!』
「では買ってまいりますので少々お待ちください!!」
『ありがと〜』
今は私と乱歩さんで夏祭りに来ている。
私は勿論気分が最骨頂に達している。
「お待たせしました、綿菓子でございます!」
『…』
「どうしたのですか?」
『いや?ただ、何故かじられたあとがあるのかと気になってな』
「…流石にバレましたか」
『そりゃあ僕は名探偵なんだしさ〜』
「ではもうひとつ買ってきますね、」
『良いよ、これ食べるから』
「良いのですか?」
『特別に許してあげよう』
「光栄です」
「チョコレートがあったので買ってきました!さっきのお詫びです」
『祭りの屋台にチョコレートとは、なんだか珍しいな 』
「近くの駄菓子屋が屋台を開いてまして」
『ふーん、他にどんなのがあったの?』
「何かの記念なのか、マカロンなどの洋菓子も多々ありましたね〜」
『じゃあ買ってくるから待ってて。チョコレートありがと』
『はい、あげる』
「これは、ブラウニー…良いのですか?」
『多少高かったが、それが僕の気持ちだ』
「…ふふ、ありがとうございます」
ちなみにチョコレートには「愛の告白」
ブラウニーには「気持ちをそのまま返す」
といった意味合いがあるらしいです。
ブラウニーは無理やり入れました((