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2、遅れる集合と増える仲間

帰りの会が終わって、おれはすぐに1組の教室に向かう。

(まるちゃんたちいるかな……?急に誘っちゃったからなあ……)

まるちゃんたちは特に何も無いって言ってたけど…委員会のほかの仕事が急に入ることも無いわけじゃない。

歩きながら色々考えていると……

ドン!

「「うわ!?」」

おれは誰かとぶつかってしまった。

女の子だったら申し訳ないな〜……。

そう思って目の前をちゃんと見ると、青くツンツンした髪が見えた。

「おい、気をつけろよ、レキ!」

「……なんだ、可愛い女の子じゃなくてケイかぁ……」

「悪かったな、オレで……というか謝れ!」

言動が少しきつくて、顔がしかめっ面のこの男子は、算数ケイ。

ケイも同じ寮の部屋で暮らしている。

不器用だけど、実は優しくて意外と情熱もある……一言でまとめると、いい人だ。

「ごめんって。今度唐揚げちょっと分けてあげるからお互い様ってことにしてよ〜」

「そ、そうか……?……んん!仕方がない、今回はそれで許してやる。」

ケイがそっぽを向きながらも許してくれた。

おれはケイの肩に抱きつく。

「さすがケイ!優しいね〜!」

「やめろ、肩にお前の体重を乗せるな!」

すかさずおれの手を外そうとするケイ。

でも、どこか嬉しそうに見える。

すると誰かがこっちに近づいてくる足音がした。

振り返ると、そこにはまどかちゃんとカンジが駆け寄って来ていることに気がつく。

「レキくん、いた!ケイと一緒だったんだね!」

「やっと見つけました……教室に行ってみたらもう居なかったので、てっきり約束を忘れてしまってるんじゃないかって思いましたよ……。」

「まるちゃんにカンジ!おれからした約束を忘れるわけないじゃん!」

おれたちの会話を聞いたケイが「約束?」と呟いたあと言葉を続ける。

「お前らどこかに行くのか?」

「あ、そうそう!これから稲荷神社に行くんだ。」

「稲荷神社……あぁ、カンジがヒカル達と集合するために行ったら何故か来なくて暇を持て余したっていう……。」

「今考えると、暇つぶしにあやとりをしていたことに後悔していますけどね?せめて読みたい小説を持っていくべきでした……。」

ケイが思い出したように言った言葉に、少しがっかりするカンジ。

ケイがヒカルと呼ぶ男子は今ここにはいないけど、同じ寮の部屋で暮らしている1人なんだ。(おれとケイ、カンジ、ヒカルの4人で同じ部屋なんだよね〜。)

おれは落ち込んだカンジのフォローに入る。

「カンジがあやとりしなかったら神社で遊ぶなんて発想にならなかったよ。それで仲良くなれた子も何人かいるし……おれはすごく嬉しいぜ!」

「お礼を言われることはしてないつもりなんですけどね……?まぁ、感謝されたということにしておきましょう。」

少し呆れたような顔をしつつも笑うカンジ。

すると、まどかちゃんがケイを誘い始める。

「ケイも一緒に行こうよ!」

「オレもか……?」

「みんなで行った方が楽しいよな〜」

「そうなるとヒカルも呼ばないといけないですね。」

まどかちゃんの誘い文句をフォローするようにおれがいうと、カンジもそれにのる。

ケイは「は!?」と言いながら、今にも怒りそうな表情で言葉を続ける。

「オレは行く前提か!?まどか、だいたいまだ今日の勉強が……」

「え、行かないの?ケイ、ひとりぼっちになっちゃうよ?」

「っ…………行く。」

しぶしぶという感じだけど、なんとかOKを貰えた。

「よーし、ヒカルも連れてみんなで稲荷神社にレッツゴー!」

「「おー!」」

「お、おー……!」

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