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女の子「ここ、登るんだね…いける…?」
勇者「うん、僕は大丈夫!頑張ってみるよ」
女の子「じゃあ行こっか」
勇者「ふう…やっぱり険しい山だね…すぐ疲れちゃうよ…」
女の子「そうだね…でも…もう上らなくても良さそうだ」
勇者「…え?」
???「はーはっはー!そう!俺様がきたからな!」
勇者「うわぁ!?びっくりして落ちそうになったよ!?」
女の子「彼はポラリス、僕の友達だよ」
勇者「そ、そうなんだ…よろしくねポラリス」
女の子「背中に乗せてくれる?」
ポラリス「勿論だ!さぁ俺様の自慢の背中に乗れ!そして空をひとっ飛びだ!」
勇者「すごい!ポラリスって大きくなれるんだね」
ポラリス「そうさ、俺様は小さくなったり大きくなったり自由自在さ!」
女の子「もうすぐ着くよ」
ポラリス「そうだね俺様は近くで待ってるから君らは先に進むといいよ」
勇者「ありがとう、すぐ戻るね」
女の子「入るよ」
勇者「あ!まってよ!」
女の子「いるかな〜?」
勇者「岩じい!岩じいどこ?」
ゴゴゴゴゴゴ
岩じい「おお、どうしたんじゃ…こんな時に、避難しにきたのかの?それならあっちの部屋にみんな集まっておる…ここはきっと安全じゃからな」
勇者「岩じい、僕はこの事態をなんとかしようと思うんだ!」
岩じい「何…そんなことが出来るのか…?ふむ…少し心配ではあるが…ムムム…じゃが今のままじゃと心もとない…すまない、本来ならわしも力を貸してやりたいところじゃが…」
勇者「岩じいにお願いがあって…岩じいの持つ賢者の石、それを僕に譲って欲しいんだ」
岩じい「賢者の石、そんなものが役に立つのかはわからんが…じゃが坊やの役に立つのなら…これが岩の石じゃ、岩なのか石なのかわからん名前じゃろう?フォッフォッフォ…」
勇者「岩じいありがとう!僕、絶対になんとかするからね!」
岩じい「むっ!?な、なんじゃ…急に光が…」
勇者「ほんとだ…こ、これは…もしかして!?」
岩じい「おさまったな…これは…夢…か?」
勇者「…え?」
岩じい「間違いない、坊やのこの世界の状態を元に戻したい…その夢に反応して出てきたんじゃろう…フォッフォッフォ…そこまで強くこの世界のことを考えてくれていたのか…優しい子じゃな…」
勇者「勇気と夢、これで二つになった!岩じい!これでまた強くなったみたい!」
岩じい「フォッフォッフォ…またいつでも来なさい、わしはずっとここにいるからの」
勇者「うん!岩じい、ありがとう!行って来るよ!」